人間とは
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朝 あの人に なにが起こったのだろう
わたしの 話し聞いて 笑った あの人に
涙はいけないよ
わたしの 話し聞いて 笑っておくれ
二度とない 17才 だから
かえらない 17才だから
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人間とは
愛がなければ 生きてはいけない動物
たとえ 生きられたとしても
それは 意味のない 得るもののない生活
ときどき 人間は 一人になりたいと思う
それは
愛というものを真剣に見つめようとする 心の働き
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太陽のない日が きた
恐れていた日が きた
人々は とまどう
それを見た なにかが 笑う
死が 近づく
道が 消える
月も 星も かくれた
なにかが 笑いながら 一人のわたしを倒す
わたしは 暗闇の渦へ すいこまれていった
* *
空は青く 森は緑
泉は 澄んで
小鳥が さえずっています
はちの透明な 羽ばたきから
ひかりが こぼれます
キラキラ キラキラ ひかりが こぼれます
魚が 落ちてくる ひかりを パクッと のみこんで
クリーム色の 自動車になりました
すると はちは 雨になって とびちります
小鳥は やかましい 宣伝カーに かわり
あの森は あの緑は 工場のやね
空は くもって 陽も 見えない
* *
空よ
なぜ あなたは そんなに高い所にいるの?
手を のばしても
手を のばしても
とどきやしない
鳥よ あなたは 自分を幸せと思わなくては
小さい からだでも
お話が できなくても
美しい声で うたいながら
大空を 自由に とべるのだから




