ユニセフ、少しばかりの善意(加筆・修正版)
コロナウィルスはアメリカで国家非常事態を出させ、EUでは、入域禁止30日間の措置を採った。
夜空に広がる星のまたたきは、日本の夜の空は、一部「魔」の侵食を受け、邪悪な雰囲気を放つ。エビル・ライトである。朗は星座にはあんまり興味がないのだけれど、明らかに明らかに不味い状況である。
同じ、夜の空の月を持つ、アメリカとヨーロッパの空はどのような感じなのだろうか。
戦争状態、今は防疫戦の真っ最中なのではないだろうか。
答えは出ていて、魔の空が広がり、夜は、人々は眠れぬ夜、家にストックしてあるマスクや消毒液が何時底を打つか心配で堪らないだろう。
お金を持っていない低所得者ほど、不便で、例えば自動車を所有していない人ほど、さらに不便な戦争生活を強いられていることであろう。
ベルリン、郊外。生活保護世帯のシャーハウゼン一家が暮らす、アパートEー6号室。
トマス「母さん、今日も薬局に行ったけれど、マスクは手に入らなかったよ」
ナウシタ「そうかい、まぁ、紅茶をお飲み、疲れているし、外はコロナウィルスで危険極まりなかっただろうからね」
トマス「ありがとう。それにしても今回のウィルス騒動はひどいね」
ナウシタ「熱い紅茶が出来上がったよ」
茶は、オランダの東インド会社が中国から輸入したもので、それ以降、東洋における「紅茶」のヨーロッパへの輸入がなされ、またたくまに世界中に、特にヨーロッパで愛飲されることになる。
出がらしの紅茶はうがい用に良い。朗の家では、つまり青樹家では、お歳暮に八知叔母さんの家から紅茶が届く。年中行事であり、朗はこれを非常に楽しみにしている。紅茶と言うと、広い「世界」が開けてくるような感じがするからである。
紅茶に見られるように、世界中の交易と言うものは活発化すると、例えば、14世紀のヨーロッパの大航海時代に見られるような大きな文化の交流をもたらす。交易は西洋側に利益があった。明は倭冦対策のためであったとは思うが、国益に余りに利さないオランダを初めとする西洋との貿易に、拒否感を抱き、「禁輸政策」を打ち出す。
今回のような防疫体制が厳重になり入国、入域が制限される事態になると、実体経済に多大な悪影響を与える。明は時代が裏返って、現代のヨーロッパと言うところであろうか。
本が、現代の洋書が、西洋文明が主流の現代文明では、洋本がそうである。
本から受ける養分が無いと、コロナウィルスを乗り越えるのは難しいし、それには、現状、西洋世界の現状を見るに、目線を低く押さえた大衆的な文化を摂取するのが大事にとても大事になってくる。
弱い人々ほど、実入りに影響するのが、今の効率優先の社会と言うものである。
インターネットで、Amazonの海外サイト版にアクセスしようとしても、中々、自由意思が働かず、結局買いそびれてしまうのは何故だろうか。
良著ほど、その国、エリアに留まりたくないと思っているはずだが、何故か、ネットでは本が買いづらい。
Amazonとは、本当に良心的なネット企業なのだろうか?
歴史の無意識が働いているのだろうか。インターネットが、夢の、つまり無意識の領域の物だとしたら、ネットの無意識の集合体は現実の歴史の無意識と、対決するしかないのであろうか。
現実化していくファンタジー世界が護る現実と夢の世界、ネットの世界が融合した時、中立化した小説家達の集団、ネット小説世界、例えば、月矢が所属している「小説家になろう」などの幾つかの小説家投稿サイトが生まれる。
市場原理主義とは、全員をお金のゲームに右倣えで参加させることを強いる思想なのだから、市場原理主義に組み入れられると、そこの国はインターネットの敷設と共に、お金と時間に五月蝿い国、極端に五月蝿い国に俯瞰的に見てなる。
良心を以て、先ずは募金箱に硬貨を。
ユニセフに電話したら、しっかりとした快活な声の女性が電話口に出て、なんだか心が暖かくなりました。
ユニセフは1000円単位から募金を受け付けています。
愛のお金を善意と共に。
ユニセフから届く郵便物を見ると、少し、誇らしくなれるよ。
「魔」の影響を食い止めるためには、お茶の時間を増やすこと。茶は中国では昔は薬であり、大変貴重なものだったのであり、「飲茶」という言葉がある通り、中国の生活風景に深く浸透しているものなのである。
家族との団欒の時間、ちょっとしたお喋り。言葉は何かを変えます。