最後の1人らしい。
最新話更新です!オーディンの一撃はカリンを確実に貫いていた…。是非最後までお読みください!
「ちょこちょこと回復されては面倒だからな。戦いの基本だ。」
カリンから槍を引き抜いたオーディンは薄気味悪い笑顔を浮かべながら言った。カリンは…きっともう絶命している…。
「こやつもずっと苦しむのは辛いであろう。今楽にしてやる。」
オーディンはキーンの方へ向き直った。と、同時にユンがキーンに駆け寄り、オーディンの前に立ちはだかった。
「キーン教授…今度こそ逃げませんから。何言われたって…絶対に!守ってみせますから!!」
そう叫んだユンの全身を赤…いや、もはや白い炎が包み込んだ。その熱は部屋全体に広がり、息を吸うだけで苦しくなった。
「あとは…」
俺だけ。みんな死んだ。ユンもキーンも塵になった。もう、勝てない。
「人間にしてはよくやった方だが…ここまでか…。主はやはり特異だったか。」
もう生きる希望の見えない俺はゆっくりと目線を上げ、オーディンを見た。
「良い運動になった。人間よ。あの世で神に殺されたと自慢するがいい。」
笑えないジョークだ。せめて最後に一撃…刺し違えられたらなぁ…。オーディンはグングニルを持ち上げた。
「さらばだ。」
…………今!ここで、命を燃やせ!!
最後まで読んで下さりありがとうございました!絶望的状況は覆るのか?是非次回もお読みください!




