力の差らしい。
最新話更新です!ヘラグは…彼らはどうなるのか?是非最後までお読みください!
「…え?」
「ぐ…うぅ、!」
ヘラグの背中から飛び出した槍先には、鮮血がべっとりと付いていた。
「そん…な、ヘラグさん、、っあぁぁぁ!」
ディルが叫びながら走り出して行った。
ディルはあの戦いの時、ヘラグに記憶を失った時の親を助けられたからかなり恩を感じている。
そんな彼だから、きっとヘラグを助けようとしているのだろうが…
「ダメだ!ディル!」
オーディンは槍をヘラグから抜くと、地面に突き立てた。
「カリンちゃん!回復は!?」
「今やってます!でも…ヘラグさんの受けたダメージが大きすぎて…治すにはかなりの時間が…」
―バン!―
辺りをいきなり強い閃光が駆け巡った。
「ま、眩しっ…何が!?」
光が徐々に収まると、辺りの様子が分かってきた。見えたのは俺とカリン、キーン、ユン、あとはヘラグの持っていた剣が残るだった。
「そんな、2人は!2人をどうしたんですか!?」
カリンが大声で言うと、オーディンは少し笑った。
「粉…だよ。我の魔力は…こやつらには少し刺激が強すぎたらしい。」
俺は足がすくんだ。勝てない。殺される…!だがキーンは違ったらしい。実の兄を殺された怒りから、完全に正気を失っている。
「殺す。貴様を。絶対に!許さない!!」
まずい。このままじゃキーンまで犠牲になる!だけど…、何か…何かないか?俺が出来ることは!何か…。
「愚かな…、だが…嫌いではない。熱き男よ。その心意気…応えてやろう。」
オーディンがグングニルを持ち直した。クソ、間に合うのか…?
最後まで読んで下さりありがとうございました!戦いはますます悪い方へ…。是非次回もお読みください!