討伐らしい。
最新話更新です!絶対絶命のフブキはどうなったのでしょうか…。是非最後までお読みください!
「フブキさぁーん!!」
カリンの叫び声が暗い洞窟に響いた。
「…あっ…ぶねぇ……。」
煙の中から2つの影が姿を現した。
「間に合った…か。」
ミノタウロスの持っていた棍棒のオーナーを直前に俺に変えたのだ。だが結構痛い。水の入ったペットボトルで殴られるくらい痛い。
「ウゥ〜〜…」
ミノタウロスは攻撃が効かなかったことが不服なのか、怒っている…いや、落ち込んでいるようにも見える。
「フブキ君!やっぱり君の能力は凄いよ!よし、このまま討伐しようか!」
まぁ、そうなるだろうと思ってたよ。
「武器商人!デザートイーグル!」
空間の歪みから、俺は巨大な拳銃を取り出した。つくづくゲーム好きで良かったと思う。この拳銃は大口径の弾を使う銃で、手軽な狩猟用としても造られたらしいが…果たしてどんなものだろう。俺は次の攻撃の準備をするミノタウロスに銃口を向けた。そして引き金に指をかけ、ゆっくりと引く…
―ガァーン!!!―
とてつもない音が耳を襲った。次の瞬間にはそれを上回る衝撃の反動が全身に響いた。
「うわっ!」
あまりの反動に耐えきれず、俺は後ろに倒れた。ミノタウロスは…
―ドスン!―
地面が揺れるほどの巨体が倒れた。1発でこの巨大な獣を倒したのか。恐ろしいな。それにこの武器は…使うのはヘラグだけにしておこうと思った。
「フブキ君!よくやった!まさか1発で倒すなんて…。その武器の事も気になるが、攻撃を無効化したことの方が気になるな。やっぱりもう少し研究を続けようか?」
ニコニコとキーンは言った。全くこの人は…。
「もう帰りましょう!ね!カリンもそう思うよね!」
カリンはものすごい勢いで首を縦に振った。
「そっかぁ、じゃあしょうがないなぁ…。でもその前に1つだけいいかな?2人も楽しめることだから!」
不安しかないがこの感じのキーンは言っても聞かないだろう。
最後まで読んで下さりありがとうございました!キーンの考えとは一体…。是非次回もお読みください!




