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幸運な人?

作者: ギスケス

ある所に運がない男がいた。

ある日町を歩いてると占い師がいました。


「あなたを無料で占ってさしあげます」


占いとかを信じた事はないけど男は、言った。


「なんでもいい無料なら何でもいいから占ってくれ。

僕は今まで運が無いことで疲れてしまったのだ」


占い師は答えた。


「あなたは今この時をもって運気があがってる状態です。今すぐ宝くじを買ってはいかがかな」


男は、面白半分で宝くじを買った。

なんとその宝くじは当たったのだ。なんと一等の6億円が当たり男は大喜びした。


「あの占い師にお礼を言いに行こう。換金はお礼を言った後にその足で向かおう」


男は町へと行きこの間の占い師を探し発見してお礼を言った。


「この間はありがとうございます。あなたのおかげで宝くじが当たり僕はとてもとても幸せになれました。」 


「いえいえ私はたまたま通りかかるあなた様を見かけてなんとなく占ってだけでございます」


占い師はただ謙虚に答えた。

男は少しでもお礼がしたいと言った。


「いえお礼などいりません」


「でわ今度は料金を払うのでもう一度占っていただけませんか」


男は占い師に言った。


「でわ見させていただきます。どれ‥‥‥」


占い師の顔が強張っていた。

一体どうしたものなのかと男は聞いた。


「非常に言いづらいことなのですがあなたは、もうすぐ死にます」


占い師は申し訳なさそうに言った。


「一体僕はいつ亡くなるのですか?」


男は占い師に質問をした。


「明日でございます。しかし占いも完璧ではありません外れる事もあるので自分で占って言うのもなんですが‥‥」


占い師は、言った。


「そうですか。大金を手に入れた幸せの絶頂で死ぬのと大金を使って年をとって死ぬのも僕にとって今まで運が無かったのでどちらも幸せですよ」


男はそう言ってお礼を言って、立ち去った。










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