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初陣 河内・岩倉の戦い 中

 1480年文明12年 12月末 夜中 尾張国丹羽郡 犬山砦


 予定通り、蜂須賀党の川船と合流しまず隣国・美濃との国境にある犬山砦へと向かった。先程の戦いで手傷が深い者は川船で後方に送った。しかし、殆どは戦闘可能であったので当初の予定通りに攻め立てる予定だ。


 弓形の薄っすらとした月が登り程よい闇夜と身を刺す冷たさが支配する中、我々は木曽川を遡上し犬山砦へと到着した。目的は犬山砦沿いを流れる五条川を下り伊勢守家の本拠地たる岩倉城を攻略する予定だ。敵方は事前の情報通りに最後方たる犬山砦は手薄で見張りすらまばらであった。


 犬山砦は伊勢守敏広の弟である織田与十郎広近によって築かれた砦である。その縄張りは木曽川を北し、高さ80m程の小高い小山にある。そして我々は夜陰にまぎれて小隊単位で犬山砦のある乾山の麓まできた。とある段取りをしてから川船と連絡を蜜にとり川船を操る蜂須賀党に騒ぎを起こしてもらいそちらに気を向かせた際に小隊によって強襲し一気に奪取することとした。


 合図と共に川船から火矢が放たれた。それと同時に鬨の声を上げ五条川へと向い近くの村を襲うような素振りをさせた。我々は鬨の声を聴きそれと共に繰り出してきた敵方を襲い、方やこちらも鬨の声を上げだ。麓では1つの小隊が用意した篝火を一斉に点火し麓を包囲した。篝火が何千も揺らぎその間を小隊の人員が忙しそうに走り回らせた。あたかも何千もの敵が既に包囲し総攻撃の手前であるかのように…


 1個小隊を表門まで進撃させよく声の通る武者に投降を呼びかけさせた。すると直ぐ様に敵方が門を開き武器を置いた。我々彼らの身包みを剥した上で一箇所に集め牢屋に押し込めた。そうして、伍を一つと蜂須賀党より人員を出し見張らせ次の目標である岩倉城へと向かうのであった。




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