細工
1480年文明12年 11月 塩畑城 勝幡城
来たるべき敵に備え町と城に細工を行うべく普請をすることとなった。まず、元足軽候補の人足衆と新たに雇った人夫人足をいつも通りに組を割り振り競争させ昼夜問わず三直交代制で普請を行う。
まず、塩畑城は防御力を増す為「出丸」を北と東西に作る。その際に北は堀に木橋を掛ける。次に東西に大石を運び「枡形櫓門」を作り、南北の堀幅を拡張する。また、塀を漆喰で塗り上げたり消火砂などを配備したりし防火対策を取る
勝幡町も堀を拡張する。それから塩畑城の堀拡張から出る土と町自体の堀の拡張出る土によって土塁を高め固めながら外側を石垣とする。更に櫓を設置し要塞化をすることで塩畑城に対する出城化を行う。
次に塩畑城を包囲するのに陣地となるような近接の村及び村社等に水路を巡らしながら其々に掩蔽し偽装して油壺と最近出来上がった【アレ】を少し詰めた壺を置いておく。
このような細工をし、どうにか間に合ってほしいと思いつつ更なる細工や構想を練りながら白い息を揺らしながら自分達は普請を進めたのであった。
活動報告に塩畑城(勝幡城)の縄張り図を載せておくので参照下さい