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戦果

 可田屋勘兵衛との交渉の末に手つき金として銭150貫をせしめ、利益の3割を織田家に2割を直接自分に納めるように交渉した。ただ、5割の取り分の為にそこそこ貴重な技術と知識を渡さざる得なかった。


 1つ目は、「簡易謄写版印刷機」だ。通称ガリ版印刷機。


 しかし、印刷機があれば今の作業が捗るというものよ。勿論、可田屋には印刷機を秘匿するように伝え納得している。


 2つめは、「石鹸」だ。


 油を商うのだから石鹸を作り出すのは容易だ。また、塩析法も同時に教えた。その際でる廃液の水をある程度蓄えておくように命じた。


 3つ目は、「香油」だ。別名 練り香水


 香りの良い、花や草木を煮詰めその溶液に乳化剤となるデンプンを含んだ水か卵黄またはバターなど乳製の油脂と撹拌するとこで固形化したものだ。


 これら3つと蝋板で可田屋には儲けて貰いたいものだ。


 可田屋の件の旨を祖父に文にて報告し、50貫を京へと送った。また、自分の父である織田弾正忠良信は尾張・中島郡を平定の為に駆けずり回っているらしいので陣中に事の次第と共に50貫を送った。また、それと共に双方の文にはこれから他にも試しやりたい事がある為、信頼の置ける人材を派遣して貰うように頼んだ


 ん?残り50貫はどうしたかと?それは自分の懐に入れたさ。戦国の沙汰も銭次第だ。



この度より銭一貫は現代貨幣価値に置き換えると約15万円とさせて頂きます。


別釈なければ以後のレートはこのようにご理解下さい

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