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異世界での出会い

栄太は周りの様子を窺おうと体を起こすと,節々の痛みを感じた。

(痛みを感じるということは,夢ではないってことだよな・・・。)

「どうやら森みたいな場所だな。」

周りは木々に囲まれて,木漏れ日が差し込んでいる場所だった。


細かく周囲の植物を観察すると,見たことのない花や実を発見することができた。

(全く知らない世界に迷い込んだみたいだな。空気の感じも植物の様子も自分がいた場所とは違う。)


「このまま,この場所にいてもしょうがないから,辺りの様子をもう少し見てみるか。」と言い,

周りの様子を警戒しながら探索していった。


1時間ほど探索をしていくと,きれいな小川を見つけることができた。

喜び,小川に近づこうとすると,近くの茂みからガサガサと音が聞こえた。

(小動物でもいるのか。)

そう思った矢先に茂みから大きな熊みたいな動物が現れた。

「っつ!?」声にもならない声がもれる。

マンガやゲームで見たことがあるモンスターに非常に似ていることに驚き,尻餅をつく。

逃げようにも足がうまく動かない。

(マズイ。このままでは襲われて食べられてしまう。)

「くそ。うごけ!」と大きな声を出しながら,足を何度も叩く。

モンスターは少しずつこちらに近づいてくる。モンスターが飛びかかり,栄太が死を覚悟し目を閉じた

そのとき。


「グォーー。」とモンスターの声が聞こえた。

体に痛みがないことに違和感を感じながら栄太は恐る恐る目を開けると・・・

モンスターが多くの騎士らしき人たちに囲まれていた。


「大丈夫ですか?」と1人の若い騎士が声をかけてきた。

「あっ・・・。」と返事にうろたえているところに

「もう大丈夫です。我々が仕留めますから。」と笑顔で騎士が言った。


隊長らしき人物が剣を鋭く振り落とすと,「グェッ」と短い声と共に,モンスターは倒れた。

騎士たちは歓声をあげた後,栄太は馬車に連れられ事情を聞かれた。


そこで分かったことは,今いる世界は「フェリア」という世界で異世界に来たということだった。

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