第九話 怪物にデスパレット
説明書を読まずに機械を使い始めるタイプです(隙自語)。なろうの機能がやっと分かってきました。
「なんだこれは?たまげたなぁ」
小屋を出た俺の前には不思議な生物ものがいた。全長2メートルはある蛇のような体に足が生えた細長い生物である。全身はゴムで覆ったように真っ黒で、ところどころで脈動しているのかボコリ、ぼこりと蠢いている。その不思議生物が30体近く赤く染まる金の波間に立ってこちらを見ている。
「もしかしたらこの世界の人かもしれない(望み薄)。よっしゃ声かけたろ!オッハー!オッハー!」
全力で声をかけながらゆっくりと蛇のようなものと対峙する。
「おっ、あぶぇ!?」
突如一番先頭にいた蛇のようなものが距離を詰めてパンチを繰り出してきた。俺はそれをバックステップで躱し、
「だめだやっぱ!どう見たって味方じゃないもんね!?」
体をひねり、全速力で草原に向けてダッシュした。
「ヌッ!ヘッ!ヘッ!ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛」
後ろから輪唱で尋常ではない叫びが聞こえる。やべぇよ、やべぇよ。どうするよ!?めっちゃ追ってきてるやんけ!。まずいですよ!?
「あかん!これじゃ俺が死ぬぅ!」
全力ダッシュすること10秒。めっちゃ肺が痛い。もうホント痛い・・・
「はっ、はっ、はっ、あ、あかん!。 もぅマヂ無理。。。」
後ろからは地響きのような音と叫びが聞こえる。あれ?でもちょっと遠のいた?。よっしゃ!このまま引き、あっ、足攣った!足痛い、めっちゃ足痛い!。
「いだだだ!くそったれがぁ!もっと運動しとけばよかった!」
足がつっても止まったら死ぬぅ!という思いが足を動かす。小屋が見えないほど草原を走って行くと岩が点在するところに出た。
「あっ岩の隙間に板が立てかけてある!あれをぶつけて・・・ん?板!?何でこんなところに!?ああええいなんでもいい!」
草原の真ん中に人の背丈ほどの岩が1対あり、その隙間に板が立てかけられている。おれはそこを全力で突破して、立てかけてあった板を思い切り倒す。
「ヌッ!?ギョァァ!?」
怪物は思い切りぶつけられた痛みでのけぞる。そこへ後続の怪物が突っ込み板を当てられた怪物が岩と挟みちになり、ぐちゃぐちゃに潰れた。
「ちっ!迂回される前に数を減らしてやるか」
俺は怪物が大岩を回避することを警戒し、少しでも減らすべく銃を向けた。しかし怪物たちは岩の前で右往左往するばかりで回り込もうとせず、板を乗り越えようとするが、潰れた怪物が邪魔になりうまくいかない。好都合だ。今のうちに減らしてやる。
「これでも浴びろぉ!」
板越に怪物に向けて拳銃を放とうとして
「あっ!撃鉄起こしてぬぇ!」
慌てて撃鉄を起こし、引き金を引く
「食らえや!」
バァンという発砲音とともに怪物めがけて発射されたフルメタルジャケットは怪物の頭部へと吸い込まれるように入った。
「ぁ!ぁぁ・・・」
怪物はうめきを上げながら倒れる。後ろの怪物たちが動揺したのか一斉に後ずさりをした。
俺はその様子を見て走る。
「はぁ、ヌッ!へぁ!ふっ!ああああ疲れたぁぁあ」
一端緊張から逃れたせいか変な息の吐き方をしながら走る。あ、あかんめっちゃ疲れた。もう座りたい。
「はぁ、はぁ、取りあえず時間稼ぎはできたようだな。あいつらがびびってる内にここから抜けてしまおぉぉぉ↓!?」
足下が突然無くなり、思わず奇声を上げる。視界が暗闇と夕日を繰り返す。さっきまで目の前にあった夕日が突然消え、あたりは真っ暗になった。と同時に落下感を感じながら何か膜のようなものを通り抜け、俺はドサリと地面に打ち付けられた。
「おぉぉぉう。痛い・・・なんだ?何が起きたんだ?」
落ちた痛みをこらえながらあたりを見渡す。そこは夜の草原だった。