表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34歳傭兵。異世界へ行く  作者: Y先輩
第一章 異世界突入!漂流者の反撃
4/54

第五話 麦の丘を越えて

そろそろ話が浮かんでこなくなったゾ(無計画)

2時間後

四方を見渡せば麦畑ばかりである


「どこだここ!?だれかぁー!だれかいない!?」


叫んだところで誰もいないのは明白であった。少し小高い丘の上を金色の波が続くだけである。


「麦畑ってこんなでかいのか?神さまの話が本当なら中世レベルでこんなもん作れんのか?」


周りを見渡す為にもとりあえず丘を登らないといかんな。でもちょいと疲れた。


「ここんとこトラックの運転ばかりだったから、足にくるわ...。はぁしんど」


日頃の不摂生を怨みつつ、立ち止まる。夕焼けの麦の丘は綺麗だ。登ってきた方を見れば延々と地平線まで金色で、幻想的な光景が見えた。そしてふと気がつく。


「あれ、もう2時間ほど歩いたけど夕日が落ちないな。」


異世界に落とされて結構経ったが一向に日が暮れない。

まぁこちらとして暗いなか歩きたいわけじゃないので大助かりである。


「やはり異世界は1日の長さが違うんやろか?」


少し休むと足の疲れが取れたのでもう一度丘の上に向け歩き出す。小一時間かけて丘の上に着くと周囲一帯が見渡せた。登ってきた東と南の方は遥か遠くまで麦畑で他のものは見えなかった。北には麦畑が崖で途切れ、その先は海だった。こちらも何もなさそうだ。西に目向けると麦畑の途切れその先は平原になっているのが見えた。


「お?なんか人工物が見えるな?」


金の波が途切れたところをよく見るとポツリと何かがあるのを見つけた。どうやら石作りの建物のようだ。

俺はそちらに向けて麦の坂を下りて行くとだんだん建物の様子が見えてきた。


「こりぁ古そうな建物だな。しかも人の気配が全然しないわ。」


見つけた小屋は遠目に屋根が苔むして相当古そうな建物であった。また長く人が出入りしていないせいか入り口は草に埋まっていた。しかし横に水の反射が見えたから湧き水が湧いていそうだし、屋根もしっかりしているから雨露はしのげそうである。人気がないので、当初の人と会うという目的は果たせないが、ちょっと休みたい。俺は小屋に向けて歩き出した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ