第十四話 初冒険へ
酒場を出た俺は門へと向かいながら、なんとなくステータスをみてみた。
名前 別役正勝【マークドワン】
バイタル 正常
体力98/110
魔力 40/40
スキル
射撃Lv1(身体熟練達人級)
魔法
複製8級
「名前の横にマークドワンという名前がついたな。やはりこういうところは更新されるのだろうか?。」
ニックネームについては横に付いてく行く形式なんだろうか。このステータスも要観察やな。
「おっ?魔力が全快してるみたいやな。せっかくやから弾増やしておくか」
俺はポケットから45弾を取り出し、歩きながら魔法をかける。
「複製せよ」
わずかな光と魔力の抜ける感覚とともに弾は2発に増えた。
「どれ、MPはっと」
名前 別役正勝【マークドワン】
バイタル 正常
体力98/110
魔力 24/40
スキル
射撃Lv1(身体熟練達人級)
旅歩きLv1
魔法
複製7級
「複製魔法のレベルが上がったな!。それのせいか今回魔力の消費が抑えられたのかもしれんわ。うーんもう少し検証せないかんわ・・・」
そんなことをつぶやきつつ、とことこ歩いて行くと、ついさっき入ってきた門が見えてきた。先ほどの門番が暇そうに立っていた。
「やあさっきぶりだな!。無事冒険者になれたか?」
門番が俺に気がつき声をかけてきた。
「ああ、とてもあっさりだったがね。早速薬草集めをしようかと思ってお出かけというところさ。」
「薬草集めかぁ。それなら丘の向こうの草原地帯が一番集めやすいだろう。群生地がいくつかあるからそこから摘むのが早い。もの自体は珍しくないからすぐに集まるもんだけど、回復薬や解毒薬の材料になる大切なものだからな。定期的に集めないといけないんだけど・・・冒険者連中は新米でも大概、仲間を集めて遺跡で魔物狩りか、発掘するかのどちらかだからなぁ。あなたみたいな人はありがたいよ。」
「いやなに受付の子にこれがいいと言われたからね。まだ何もわからぬ身としてはやってみるしかないと言ったところさ。出るときは何かあるかい?」
門番は首を振り、
「いや何もない。帰りに入るときは一応冒険者証を見せてくれ。それですぐに入れるからな。」
と言った。そして体を横にずらし、俺に道を空けてくれる。彼の横を俺が通ろうとしたとき
「あっ、そうだ。草原には魔物が出るぞ。強いものではないが、気をつけていけよ」
と声をかけてくれた。
「ありがとう。気をつけてるよ。」
俺はそれに応えながら門をくぐると、道に沿って丘を登っていった。




