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34歳傭兵。異世界へ行く  作者: Y先輩
プロローグ 別役中年の死
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まさか死んで異世界に行くとは思わなかったゾ

インム要素はありません。初投稿です。


文章のガバリ具合は許して、どうぞ。

寝る前に思いついたものを書くのでゆっくりの投稿だゾ


20xx年 某所


窓からは暖かい風が吹く。ここは鎌倉の一等地で本当に閑静でいいところだ。ピアノの練習する音がしずしずと聞こえ、この落ち着いた心持ちに染み入る。俺は清潔で真っ白なベットに横たわり、シミひとつない白い部屋で心地の良い時間を過ごす。日差しが少し眩しい。俺は寝返りを打つ。



キィーン


耳鳴り、アドレナリンで息がつまる。冷たい。でも熱い。さっきまでの白い部屋、清潔なベットは消え、覚醒する。くそ、息が詰まる。

ああ逝きそう


アホみたいに現在がやってくる。目はかろうじて見える。昔爆発で目や内臓なんかの中身がやられると聞いたが意外に大丈夫見たいだな。霞む目で腹を見れば中身が食肉工場のゴミ箱見たいになっていた。なんじゃあこりゃ!清潔なベットと部屋を返して(切実)。あーこれはダメみたいですね。


痛みはひどく鈍く、喪失感と冷たさを感じる。どうやらアドレナリンのおかげであまり痛みは感じないようだ。


思考が雑多な方向に高速化していると、耳のインカムからざらついた声が聞こえる。


(味方が負傷した。救助に迎え!)



土煙の向こうから誰かが走ってきた。

医療キットから取り出したモルヒネを打ち込んだようだ。すっと鈍い痛みが消え、穏やかな心持ちになる。


「正勝しっかりしろ。ちくしょう何でこんなところで爆弾がある!?」


味方の兵が半泣きで大丈夫、大丈夫とかいいながら食肉工場のゴミ箱にソーセージを詰め詰めしながらダクトテープでぐるぐる巻きにする。ダクトテープ万能でもこれは無理やろ ...



「だめだもうだめだ。」


穏やかに意識が遠のいてゆく。これで終わりか。こうして俺別役正勝の意識は溶けていった

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