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唯一青春物語2  作者: ナメサン
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熊本選抜収集編2

【唯一青春物語】で検索

前原監督「ははは、あのくそガキ達が今じゃ九州各地から目標にされるまでになりましたか。カラダ付きよりも目力にそそられますなぁ」


もうすぐ3年生になる球七中学校のメンバーを見て出逢った頃を懐かしむ前原監督。


仲川先生「福岡の連中にも新チームになったばかりで連携がほつれたスキをついてたまたま勝てただけ。油断してたらすぐに追い越されますよ。長崎にもこの前に視察にいきましたが組織としての完成度がまるで違う。雲泥の差です。勝負したらおそらく球七が負けるでしょう。今はですがね」


前原監督「全国制覇の経験があるスクールを筆頭に猛者揃いの長崎。その頂点に立つ銀河艦隊三羽中は並みの高校生チームなら軽く喰いますよ。勝つのは至難です。それを《今は》と。。楽しみですな。今年の夏が。ハハハハハハ」


仲川先生「。。。。」






虹高校グラウンド脇



有史「さすが熊本の高校ナンバーワン。キレがすげぇ!!勉強になるぜ」


ヨウちゃん「当たりがスゴカね!!カラダ付きもみんな本多先輩みたいばい」



虹高の練習に圧倒される球七中メンバー。



ピーーー!!


「集合」


「ハイ!!!」




仲川先生の笛を合図に熊本選抜の練習が始まった。



最終熊本選抜候補


FW


入江ヨウ(球七中)

久保井(球七中)

新田(竜畑中)

宏樹(球七中)

慶次(球七中)

入江昌利(球七中)

小宮田(竜畑中)

片岡(東武中)

武市 (ラグビースクール)

愛媛 (ラグビースクール)


BK


不二元(球七中)

亮一(球七中)

甲良 (ラグビースクール)

昌明(球七中)

大翔(帯広中)

神山(詫摩中)

入江正人(球七中)

駿(球七中)

釧路(帯広中)

有史(球七中)

護(球七中)

銛(竜畑中)

鳴(球七中)



見越「ふゅー、凄い顔ぶればい。百合男先輩だけ候補に入ってなかね」


基村「会長杯で出場機会が少なかったけんね。仕方なかばい。球七中中心と言っても全員が出られる訳じゃないしまだ全員が候補。緊張感はやばかばい」



釧路《駿。。相手が誰だろうと絶対にレギュラーになってやる!!》


新田《例え球七中の久保井くんが相手でもフッカーの座は渡さない!!》


武市《誰だろうとぶっ潰す!!》



鳴「まあまあ、みんな落ち着いて行こう。仲間なんだからさ。練習が殺伐としてる。やれやれ」


小宮田「正人の言う通りだ。俺達はチームだ。役割を果たせる奴がレギュラーだ。イガミ合いではなく、切磋琢磨して自分たちを磨いていこう」


片岡《ちっ、優等生共が。余計なことを。せっかく危険な香り漂う楽しそうな雰囲気になってきたのに》



前原監督《さっそくリーダーシップを出す者が出てきたか。曲者を誰が一番まとめあげるかも見物の一つになりそうだが、、》




パンパンパンパン


【目の前の相手は最強の敵ではなく最高の味方だよ。これからの強敵相手に頼もしいと思わないか。なあ、みんな!!】


頭の上で手を叩いて大声を出しながら笑顔でムード作りをする正人。


百合男「こういう時の正人(まさぴー)の声かけはさすがばい。天使のラッパばい」




前原監督《ほう、あのバックスの少年の声かけで空気がマイルドになった。場が一瞬で和んだぞ》


この時から熊本虹高校前原監督は球七中キャプテンでフルバックの鳴や、竜畑中キャプテンでロックの小宮田の存在を差し置いて入江正人を特待でのスカウトを決めたという。


前原監督「いずれこのバックスの少年は虹高に欠かせない男になる」

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