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唯一青春物語2  作者: ナメサン
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熊本選抜収集編

【唯一青春物語】で検索

199y年 4月


熊本虹高校グラウンド



昌利「ここが来月から潤平先輩が入学する高校ね。山のそばじゃなかね。地元には山は無かけん珍しかね。夜は星が綺麗かろうね」


昌明「空気が透き通ってうまかばい。きっと住んでる人達もいい人ばかりだろうね」


百合男「俺らの住んでるところも海と川しかなかい田舎だけん正直変わらんど?」



亮一「くくく、久しぶりの登場に昌利くんと昌明のやつ、自分の事を知らない読者相手にさわやか少年アピールがすごかばい。まあすぐにボロが出るばってんね」


慶次「ていうか虹校のグラウンド来るのはみんな初めてじゃなかろ。なんか初めて来たみたいな会話ばってん」





球七中のラグビー部は仲川先生(モスオ)の先輩にあたる熊本虹高校ラグビー部監督前原先生の計らいで何度か虹校の一年生相手に練習試合を重ねていた。


熊本虹高校ラグビー部。熊本の言わずと知れた覇者。花園の常連でベスト8に入った実績を持つ。



慶次「秋まではなんとか試合らしくなったばってん、さすがに基本を覚えられると県最強の高校生相手にはスピードや体格で圧倒されるね」


宏樹「1月はたしか15分ハーフで21対0で負けたばい。運動量には自信があるばってんさすがに当たり負けするばい」




ザワザワザワザワ。


体育館前が騒がしくなってきた。


鳴「ようやく揃って来たな、みんな」


駿「楽しみになってきたぜ」


各中学のエース級のプレーヤーが色とりどりの各々の学校のジャージに身を包み集まってきた。静かで紳士的な佇まいながらどこか人を寄せ付けないオーラも重ねて放っている。


有史「熊本選抜としての初収集だ。レギュラー争いを勝ち取るっていう気迫が全員から伝わってくるぜ。俺達も気を引き締めていかないとな」




去年の慶次達同様に補助として参加している普段はオチャラケている球七中の一年目メンバーも息を飲む。


見越「ふゅー、すげぇメンツばい。このメンツでチーム組んだらどんなチームになるとかね」


基村「化学反応が楽しみすぎる」


亮太「かかか、このスゲーメンツに勝って会長杯制したとか全然この人ら見てたら実感わかんけどね」


糸渕「毎回女子バレー」




仲川先生「バカもーん!!!昌利(やるじゃん)達はトイレが長かぞ!!女子バレーに気をとられてないで練習の準備せんかぁ!!!」


昌明「逃げろ、昌利。モスオにバレた!!」


亮一「くくく、不覚。バレるとはアサシンとして俺もまだ未熟」


百合男「俺は巻き込まんでばい。俺は本当にトイレだったとばーい」




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