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枕の下に 希望の上に(2)

二本足

「未来はわからないから面白い」

と言う彼女の目の前に

ぶら下げてやった

黒い黒いベーコン

人参と置き換えて

いやらしく笑う人間を

笑う人間を

社会人と呼ぶのです




神様が自殺して

五十年以上経った

僕達の科学技術の進歩は

神様を死に追いやった

これからも続く

革新的な事象は

僕達を神様にしていく

理解しない者を

置き去りにして




深緑で染まった山は

今日も変わらず

そこにあって

赤とんぼ飛び交って

恋をする物だと知らずに

ジャンボタニシの

ピンク色の卵が間延びして

人間の行進は

母なる海へ続く

天の川に

掃除機をかけた後に




「人間を大切にする」

と言う彼の目の前に

ぶら下げてやった

白い白い生ハム

感情と置き換えて

嘲笑う人間を

笑う人間を

社会人と呼ぶのです




神様が自殺して

五十年以上経った

僕達が理解し吸収した結果

神様を死に追いやった

これからも続く

感情的な変化は

僕達を神様にしていく

求めない者を

置き去りにして




群青色で染まった海は

今日も変わらず

そこにあって

イルカ飛び交って

仲間をいじめている

アメフラシの

ヌルヌルの卵が間延びして

人間の行進は

母なる言葉を忘れる

太陽を

冷蔵庫に入れた後に




川の石を投げ入れたくても

水が無いから

何も起こせない

自らが無いから

何も起こせない

天然と自然

人工という定義は

人間行った物だ

他生物からすれば

また何かしてる

そんな程度かもしれない

そんな事より

生きる事に必死か

生きる事を忘れた僕等には

羨ましい事なのかもしれない

そう思わなければ

いけない事なのかもしれない




山は今日も変わらず

そこにあって

赤とんぼ飛び交って

恋をする物だと知らずに

ジャンボタニシの

ピンク色の卵が間延びして

人間の行進は

母なる海へ続く

天の川へ

掃除機をかけた後に




群青色で染まった海は

今日も変わらず

そこにあって

イルカ飛び交って

仲間をいじめている

アメフラシの

ヌルヌルの卵が間延びして

人間の行進は

母なる言葉を忘れる

太陽を

冷蔵庫に入れた後に








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