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また朝を見るために

作者: 自己満足

目をあけると現実があった。何か昔の夢を見ていた気がするが、夢の記憶は夢の中において来てしまった。

枕元の目覚まし時計は申し訳なさそうに4時前を僕にささやく。

はあ~ ため息とあくびが混ざったような声をもらしもう一度寝ることを心に決める。……だがどうしてだろうか、いつも僕を苦しめる睡の魔王はそこに現れてくれない。

はあ~ ため息といら立ちを孕んだ声を出す。仕方ないのでベットから起き上がって分厚いカーテンを開ける。望んでいた何かは僕の目には届いてくれない。暗い。首をかしげながら薄いレースのカーテンも開ける。でもやはり僕に光は届かない。勢いにまかせて窓も網戸も開けてしまう。すると確かに朝の冷涼でなつかしい歌が僕に届いた。

そうか、まだ夜が明けていないのか。いや、陽が昇る時間じゃないのか。役立たずの目覚まし時計は確かに昨日より1つ進んだ日付を示しているのに…… 自らを嘲る。そうでもしないと誰かの声に埋もれてしまう






僕は部屋を出て誰もいない静かな廊下を歩く。下駄箱から靴を取り出しゆっくりとそれをはく。立ち上がると、長年入れられていた”はこ”から出られたことを喜ぶ声が聞こえた。

僕は扉に手をかける。  朝に久しぶりを言うために

読んでいただきありがとうございます

たまに前を向けなくなる時があるけど、まあ頑張りましょうって感じですw

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