表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/97

七十八の曲〜笑顔を忘れたロボット達の悲鳴〜

過去の思い出話


ねぇ


「あんなんで信じたの?バッカみたーい!」


ねぇ


「あんたなんか要らないし。ずっと前から、ね」


ねぇ


「しつこいよ!ウザい!私はあんたのことなんかっ、これっぽっちも信じてないし好きでもない!オモチャだったのよ!」


ーパリンー


嗚呼、そっか。君にとって私はそんな程度だったんだね。仲良くして“くれた”友達、大好き“だった”友達、信じて“いた”友達。じゃあ、これでお別れだね。もう、私の思いも言葉も聞きやしないんでしょ?届きやしないんでしょ?例え私が泣き喚いたって、例え私が泣き叫んだって、例え私が前から消えたって君は…知らんぷり。

だったらいいよ。もう終わりにしよう。

さようなら私の友達。さようなら私の…


“裏切り者”。



こんにちは、俺の【かこ】。


**


ヒトの気持ちが分からなかった。いつもいつも、愛想笑い愛想笑い。

疲れるよ、嘘笑いって。


ねぇ


君は私と遊んでくれる?


ヒトの気持ち一つでヒトは離れて行く。そんなに面白くない?だって私は何を言われたって平気だもの。辛くないの。

嫌われたって大丈夫。母さんや父さんが買ってくれた味方ゲームがあるから。

だから、合わせて笑う。本当の言葉も笑みも嘘をつく。


疲れて忘れる自分の顔は、君によって戻って来た。

嗚呼、隠さなくてもいいの?嘘、つかなくてもいいの?じゃあ、遊ぼうよ。寂しい顔して独りで遊ぶ君と私はきっといい友達になれるよ。


嘘で騙った笑顔はね、いつか大切な者を救うんだよ。

ちょっと早足で行きますよー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ