七十八の曲〜笑顔を忘れたロボット達の悲鳴〜
過去の思い出話
ねぇ
「あんなんで信じたの?バッカみたーい!」
ねぇ
「あんたなんか要らないし。ずっと前から、ね」
ねぇ
「しつこいよ!ウザい!私はあんたのことなんかっ、これっぽっちも信じてないし好きでもない!オモチャだったのよ!」
ーパリンー
嗚呼、そっか。君にとって私はそんな程度だったんだね。仲良くして“くれた”友達、大好き“だった”友達、信じて“いた”友達。じゃあ、これでお別れだね。もう、私の思いも言葉も聞きやしないんでしょ?届きやしないんでしょ?例え私が泣き喚いたって、例え私が泣き叫んだって、例え私が前から消えたって君は…知らんぷり。
だったらいいよ。もう終わりにしよう。
さようなら私の友達。さようなら私の…
“裏切り者”。
こんにちは、俺の【闇】。
**
ヒトの気持ちが分からなかった。いつもいつも、愛想笑い愛想笑い。
疲れるよ、嘘笑いって。
ねぇ
君は私と遊んでくれる?
ヒトの気持ち一つでヒトは離れて行く。そんなに面白くない?だって私は何を言われたって平気だもの。辛くないの。
嫌われたって大丈夫。母さんや父さんが買ってくれた味方があるから。
だから、合わせて笑う。本当の言葉も笑みも嘘をつく。
疲れて忘れる自分の顔は、君によって戻って来た。
嗚呼、隠さなくてもいいの?嘘、つかなくてもいいの?じゃあ、遊ぼうよ。寂しい顔して独りで遊ぶ君と私はきっといい友達になれるよ。
嘘で騙った笑顔はね、いつか大切な者を救うんだよ。
ちょっと早足で行きますよー




