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謎の王子先輩  作者: 宮澤花
存在の耐えられない迷惑さ
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「聞いたわよ、ヒマワリ。朝から大変だったわね」


 (なぜか)坊ちゃん先輩に平謝りされた後、フラフラになって講義に出ると、友人の麻美ちゃんにいきなりそう言われた。

「王子先輩の彼女と間違われて、大立ち回りしたんだって?」

 噂速いな! そして、どういう話になってるんだ。


「あの、どんな噂が流れてるの?」

「どんなって、今言ったとおりよ」

 うーむ。大筋で間違いではないが、何か激しく間違っている気がする。


「でも、残念だったね。タイプじゃないって、王子先輩にハッキリ言われたんだって?」

「そんなオブラートに包んだ言い方じゃなかったけどね」

 大キライって言われたんですが。小学生でもなかなか言わんぞ、そんな言葉。


 そして、なぜ大キライなはずの私の家に、王子先輩のカップだのシャンプーだの歯ブラシだの替えのパンツだのがあるのか、それが激しく疑問なんですが。


「んー。私も、ヒマワリが王子先輩と付き合ってるんじゃないかと思ってたんだけど。いつ話してくれるのかなー、って待ってたんだよ? だから、この展開は意外」


「麻美ちゃん」

 私は重々しく言った。

「その想像だけは、ヤメテ。それだけは絶対にナイから、お願いだから二度とそんなことは想像しないで」


 私にだって、恋愛に夢も希望もあるのだ。

 いつか、私だけを愛してくれるカッコ良くて爽やかで優しくて頼りがいのある素敵な人が現れる。そう信じたいではないか、乙女として。


 アレは違う。

 アレだけは絶対に違う。

 頼むから、ホント、ヤメテ。マジで。


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