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未亡人を守ると決めた異世界転移の微能おじさん……突きだけ得意  作者: めのめむし
第1章 異世界転移

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第10話 異名

 冒険者ギルドの中に入ると大きい広間になっていて、正面には三つの大きなブースと小さなブースがありそれぞれ受付がいくつもある。

2階に上がる階段があり、そちらに上がっていく人の数は多くない。

 

 酒場兼レストランが併設されていて、多くの人が朝食を食べている。

壁にはいくつかの掲示板があり、何か職員らしき人物が貼り付けていて、それを熱心に見ている様々な格好をした男女。


(これが冒険者ギルドか……)


 初めての雰囲気に圧倒された伊吹はしばし入り口付近に立ち止まる。


「おい、邪魔だ!」


 後ろから怒鳴られる。

振り向くと、バトルアックスを背負った、スキンヘッドの大男と大盾を背負った男、杖を持ったローブを着た男が立っていた。


(これが、冒険者かな?)


 少し驚いている伊吹にスキンヘッドの男がさらに畳み掛ける。


「邪魔だって言ってるだろうが」


 伊吹は慌てて横によけるて道を開ける。


「ああ、悪かった」

「チッ」


 大男が伊吹を睨んで舌打ちをして通り過ぎていった。


(こ、こえ〜。なんだあれは。あれが殺気っていうのか? 殺されちゃうかも)


 それなりの戦士だったら、殺気を振り撒くようなことをしない。振りまくこの男は三流であるが、伊吹のように戦闘技術のないし、経験もないような男にとって、荒々しい殺気を放つこの男は脅威以外の何者でもない。

一般人にとっては、一見静かな一流の男よりも何をするかわからない腕力だけの周囲を威嚇しまくるこのようなタイプの男の方が恐ろしい。


(さあ、気を取り直して、受付に行こう)


 各ブースの上には冒険者、なんでも屋、依頼、そして小さなブースには相談・登録とある。


 そこで、伊吹は相談・登録と書かれたブースに行く。

幸い他に人はいなかったので、すぐに対応してもらえた。


「冒険者ギルド、ナカマラス支部へようこそ。相談ですか? 登録ですか?」


 受付嬢が笑顔で対応してくれる。


「どっちもかもしれません。何もわからないもので、すみません」

「大丈夫ですよ。それでは、どんなことにお悩みでしょうか?」

「あ、はい。この辺に来たのは昨日でこの国のことすらわからない有様です。

でも、居候をさせていただいているので、働きたいなって思ったのです。

こちらで適性も調べてもらえるし、適正次第でお仕事の斡旋もしてもらえると聞いたので、来てみました」

「そうですか。適性検査だけだと10000シリル。銀貨1枚かかるのですが冒険者ギルドに登録すれば無料になります。

実際は、冒険者登録の5000シリルと相殺して、残りは返金となります。

しかし、冒険者ギルドや冒険者とは何かについてから、お話しした方がいいでしょうか?」

「あ、はい。お願いできますか」

 

 伊吹の返事を聞いて、受付嬢は微笑んで頷いた。


「はい、では説明しますね」


 冒険者ギルドとは、国を跨いで運営されている国際組織で国からの圧力は受けにくいという事。


 頻繁に街の外に出る冒険者は優遇されていて、入街税が免除になる。その他、冒険者ギルドと提携されている宿や武器防具店、雑貨店なども割引があるそうだ。


 冒険者に関しては10級〜1級までランク分けがなされている。対応した依頼ランクを受ければ、成功率は高いと言われている。

ただ、下のランクのものが高ランクを受けることもできる。これは、ランクと実力は必ずしもイコールというわけでないためだが、下のランクのものが無闇に上のランクの依頼を受けて失敗した場合、状況を考慮の上でペナルティがつくこともある。


「冒険者はあくまでも自己責任ですので、身の丈にあってない依頼の場合、ギルド側で止めることもありますが、それでも受けるという時は止めません。もっとも、依頼にふさわしくないと判断された場合は、強制的に止めさせていただきますが」

「結構緩いんですね」

「はい、何度も言いますが、自己責任ですし、自分の実力を見誤る方はどちらにしても、冒険者に向いていませんから」


 口で言ってもダメな者は、痛い目に合わせて思い知らせようということなのだろう。と、伊吹は納得する。


 それから、そのほかの冒険者についてのことを聞く。


「何か、質問はありませんか?」

「話を聞いていると、いきなり魔物と戦ったり、比較的安全なことでも街の外の採取みたいなんですが、もっと街中とかの下積みとかないんですか?」

「それは、街中の掃除とか引越しとかのことですか?」

「ああ、そうです。低ランクの時はそういうのをやるかと思って」


 すると、受付嬢は薄く笑って言う。


「魔物の討伐の下積みがどうして掃除なんですか?」

「え、あ、確かにそうかも?」

 (ラノベの冒険者って下積みが掃除って設定が多いから、何も考えないで聞いてしまった。考えてみれば、掃除しても魔物倒せないよな。恥ずかしい)


 受付嬢は続ける。


「下積みは10級と9級程度の依頼で積むと思ってください。フォレストマウスやビッグスクワールが10級、チャージラビットが9級になります」

「ウサギなのに突撃してくるんですか?」

「はい、かなりの勢いで。頭は硬いので、当たりどころによっては骨折もありますよ。冒険者が骨折したら、路頭に迷います」

「何それ、怖い。それで下積みですか?」

「はい。ですから、甘く見た初心者がそこで引退などザラですよ」

「なるほど、肝に銘じます」

「はい、覚えておいてくださいね。それで、街中で稼ぐ仕事も実はあります」


 その言葉に沈み始めていた伊吹の顔が明るくなる。

 

「おお、本当ですか? ぜひ教えてください」

「はい。それは何でも屋です」

「あ、そこに専門のブースがありますよね」

「はい、街中にはたくさんの困り事がありますから、かなり需要が高いんです」

「どういうシステムですか?」

「何でも屋にもランクが用意されていて、5級から始まって1級までです。下積みは5級でマスタークラスで1級になります。ただ、こちらは一部を除いて安全面は高い仕事と言えますが、高いユーザビリティが求められますので、常にさまざまな研修を行なっています。何でも屋は冒険者と違って真面目にやっていれば、身につきますので、やる気さえあれば職にあぶれることもなくなると思いますよ」

 (確かに、元の世界でも便利屋さんは、研修をしっかりやってから客の前に出ていたみたいだよな。そりゃ、一口に掃除って言っても客はプロの仕事を求めるよな。ただの冒険者に出来るわけもないか)

「出来る方は冒険者と何でも屋を両方登録してますよ。まず、冒険者の適性を見てから考えれば、いいのではないでしょうか?」

(少し安心だな。俺にも出来る仕事がありそうだ)


 伊吹は見通しがついてきた気がして、前向きに考えることができるようになった。


「はい、そうさせていただきたいです。適性検査をお願いします」

「はい、それでは先に10000シリルをお預かりします。

冒険者に登録したら、お返ししますので」


 伊吹は財布の皮袋から銀貨一枚を出して、受付嬢に渡す。


「はい、確かに銀貨一枚お預かりしました。

こちらの受付表に名前と必要事項を書いていただけますか?」


 受付嬢に紙とペンを渡されて書こうとして手が止まってしまう。


(しまった。書けない。どうしよう)


 そんな伊吹を見て、受付嬢はニコリと笑って、伊吹の耳元に口を近づける。

 

「もしよかったら、代筆をすることもできますよ」


 受付嬢は伊吹が恥をかかないように、周りに聞こえない小声で代筆の提案をしてくれた。

伊吹は頬を赤らめ、「お願いします」と、紙を受付嬢の方に押し返した。


 受付嬢は何も言わず頷くことで返事をし、ペンを取り伊吹に必要事項を聞いた。


「はい、フクヤマイブキさんですね。それではまずは魔力の測定をしますね。こちらの水晶は魔力の強さを光の強さで表してくれるようになっています。

こちらに手を置いてみてください」


 すると、興味を持ったギルド内にいた冒険者たちが集まってきた。


「お、魔力検査か」

「新人かぁ。あれ、でも結構歳いってるよな」

「おじさんねぇ。これから冒険者になるのかしら」

「ってことは、かなり魔力が多かったり?」

「そうかもな。強いから、あの年から冒険者になるんだろ」

「そうだよな。普通は10代半ばくらいでなるもんな」

「強かったら、スカウトするかな」

「おお、いいなぁ」


 伊吹は注目を集めることで、内心冷や汗をかいていた。


(ハードルがどんどん上がっている。これで、魔力が無かったらどんな反応されるか)


 伊吹は恐る恐る水晶に手を置いてみる。

すると、体の中がむず痒い感覚がした後、水晶が光だした。

光の大きさは朝の明るさの室内では光ってるのはわかるが、目立たない程度だった。

 

「おお、光ってる。これは魔力があるってことですか?」


 伊吹は若干興奮気味に受付嬢に聞く。

受付嬢は穏やかな笑みをして、答える。


「はい、魔力がありますね。A〜Eの判定基準がついていて、これだとDですね。Dは普通の人よりはあるという判定ですね」

「おお、そうですか。それは良かったです!」


 適性検査全てA〜Eで判定されて、Eは普通の人間並ということになっている。

Aは上限がないため実質測定不能だ。


 Dである伊吹は普通の人よりは確かに多い魔力なので気分が上がっているが、周りの声はそれに水を差すのに十分なものだった。


「なんだ。普通よりちょっとあるくらいか」

「才能はあるけど、少しだけって感じだな」

「Dで、あの歳でこれから駆け出しっていうことは、あまり使えるようにならないだろうな」

「まあ、それは仕方ないんじゃないか? みんな若い頃から努力してきてるんだから」

「魔力量と魔力の運用は別だし、まだわからないぞ。それにこれからのフィジカル検査でよければいいんだし」


 野次馬たちは好き勝手にいってくれていた。

伊吹は冷や水をかけられた気分になった。


(そうか、今からじゃ遅いのか……。だってなあ、こんな歳にここにきてしまったんだから仕方ないよ。俺だってきたくてきたわけじゃないんだし)

「……さん。伊吹さん」


 受付嬢の言葉で、うちに向いていた意識が浮上する。


「あ、はい。すみません、考え事を」


 すると、周りの声が聞こえていた受付嬢は、伊吹の両手を取ってくる。


「イブキさん、魔法使いだけが冒険者じゃありません。色々な選択肢があるものなんです。

たまたま魔力がそこそこしか無かったくらいで、落ち込むには早いですよ。それに、この量でも十分すごいんですよ。

持ってない人もたくさんいるんですからね。それに魔法の工夫次第ではそれほど多くない魔力をうまく運用もできるようになりますから」


 明らかに伊吹を慰めてくれている。

その気持ちは嬉しいが、恥ずかしくなってくる。


(これは情けないな。こんなことで落ち込んでいられるか! 次の検査でいいのが出ればいいんだ。)

 

 伊吹は受付嬢に連れられて、訓練所のようなところに連れて行かれた。


 そして、先ほどとは別の水晶を手渡される。


「今度は、魔法を発動されるプロセスを踏むことによって、魔力運用の適性を調べます。これによって、魔法を使えるかどうかが決まります」

「でも、どうやって魔法を使えばいいかわかりませんが」

「大丈夫です。その水晶に意識を集中すれば勝手に魔法発動のプロセスを調べてくれますので」

「ああ、そうなんですね。じゃあ、やってみます」


 伊吹が目を瞑り集中すると、身体中から丹田に何かが集まり、さらに水晶を持っている手に流れていった。


 目を開けると、先ほどと同じくらい光っていた。


「Dですね。そこそこ魔力運用もできそうです。魔法も覚えられますよ」

「おお、本当ですか」


 伊吹が嬉しくなったところで、ついてきた野次馬たちがまたしても水を差す。


「魔力運用もDだと」

「じゃあ、魔法使いとしてはそれほど期待できないな」

「まあ、両方Dっていうのは悪くはないんだけどな」

「問題は年齢だよな。やっぱ」

「あの年齢だったら、せめてCあれば即スカウトするんだけどな」


 そこで、受付嬢が野次馬たちの前に歩み出る。


「あなたたち! なんで人のやる気を削ぐようなことばかり言うのですか?

そんなことを言うのでしたら、見せ物でないのでついてこないでください!」


 すると、野次馬たちはバツが悪くなり、みんなで口々に受付嬢に謝っている。


 受付嬢は、野次馬たちに釘を刺してから、伊吹のところに戻ってくる。


「次はフィジカル検査と武器の適性検査です。これは別の職員が担当しますので、終わりましたら先ほどの受付まで戻っていただけますか?」


 そして、受付嬢は訓練所の一角にいた大男の元へ行き、何事か話すと大男がこちらにやってきた。


「お前が適性検査を受けてるフクヤマイブキか? 俺はギルド職員で戦闘教官をしているピーターだ。よろしくな」

「よろしくお願いします」

「これからやる検査はフィジカルのこれからの伸び率の予測をするものだ。この検査はギルドの正式な戦闘教官が必要な教育を受けて身につけたものだから、結構当たるぞ」


 そういって、ピーターは周りに何もない場所に誘導をする。


 「よし、ここで俺に思い切りぶつかって押してきてみろ。それで判定する」

(相撲かな? それで、潜在能力までわかるのか。すごいな。今度はせめてCくらいは出したいな。出ないと認められないみたいだし)


 伊吹は、ピーターから少し距離を取り、思い切り突っ込んだ。


 ガツン!

 ズズ……。


 少しピーターを押したところで動きが止まった。


「よし、いいぞ。これだとDだな。普通の人よりは力があるし、体術もある程度身につけられるだろう」

「……ありがとうございます」

「なんだ、嬉しくないか?」

「いえ、魔力量も魔力運用もDだったもので」

「そう言うことか。しかし、少しだが才能があるって言うことでもあるんだぞ」

「はは、そうですね」


 すると、先ほどの野次馬たちが楽しそうに話し始めた。


「おい、あいつまたDだってよ」

「Dしか出てこないんじゃないか?」

「フィジカルもDか。あの歳で」

「まあ、武器に高い適性があったら、フィジカルのDは貴重だぞ」

「そうだな。武器に期待しよう」


 野次馬たちの声に伊吹は落ち込んでいると、ピーターが明るく声をかける。


「気にするな。Dだって出ないやつはたくさんいるんだからよ」

「……はい」

「さあ、武器の検査に行くぞ」


 次の武器の検査は、一定時間木製の武器でピーターに攻撃するものだった。

まずは剣を試した。


「剣はDだな。まずまずの才能だぞ」

「……」


 野次馬たちがまたしても勝手なことを言っている。

しかし、ピーターは聞こえないように伊吹を励ます。


「お前は、もっと上の評価が欲しかったかもしれないが、まだ弓と盾と槍がある。がっかりするには早いぞ」

「はい! とにかくやります」


 しかし、他の適性も全てDだった。


 野次馬たちの好奇心は嘲笑に変わっていた。


「オールDだってよ」

「全ての能力がそこそこ才能があるってことか」

「逆に言えば、何も突き抜けたことはないってことだな」

「あの歳だしなぁ。せめて10代だったらまだ伸ばしようもあったんだろうけどな」

「うちには必要ないな。あの歳なら即戦力じゃないとな」

「違いないな。100歩譲ってあの歳を育てるなら、C以上の能力がないとな」

「全てちょっとだけ能力がある程度じゃな」

「微かな才能か。微能だな」

「微能おっさんか」

「口悪いぞ。微能おじさんって言えよ」

「それはそうだ。微能おじさんって呼ぼう」

「「「「「「「頑張れよ! 微能おじさん!!」」」」」」」

 

 野次馬たちは飽きたのか、受付のある広間の方へ戻っていった。


 これ以降、伊吹はギルドで「微能おじさん」という異名を手にするのだった。



 勝手なことを言われた武器だったが一つ気になることがあった。


「あの、ピーターさん」

「なんだ? ああ、気にするなよ。全てDでもそれは才能が少しはあるって言うことなんだからな」

「いえ、それはいいんです」

「じゃあ、なんだ?」

「はい、私の突きの適性を見てもらいたいんです」

「突き? 突きだけか?」

「はい。それだったら、もっと才能があるんじゃないかって思うのですが」

「なるほどな。確かにさっきは突きまでは見ていなかったな」


 ピーターは、どうしようかと思ったが、伊吹の真剣な顔に付き合うことに決めた。


「よし、やるか。伊吹は木槍でついてこい。俺は俺の愛用の盾で受けるからな。俺を吹き飛ばすつもりで来い」

(もっとも、俺を盾ごと吹っ飛ばしたら、適性Aだけどな)

 「はい」


 伊吹は少し離れて、槍を構える。


(うん、突きをしようとすると上手くできそうな気がする。今までは勝てそうな気がしなかったが、これならピーターにも勝てそうだ)

 

 伊吹は深呼吸をする。


 ピーターが盾をガンと叩き叫ぶ。


「来い」

「行くぞ!」


 伊吹が一直線に踏み込む。

ピーターの盾に真っ直ぐに木槍が突き立った。


 その瞬間、ピーターの巨体がその巨大な盾ごと、吹き飛ばされた。

数メートル吹き飛ばされて地面を滑るようにして止まった。

 

 ピーターは仰向けになったまま惚けたように空を見ている。


「ピーター?」


 心配そうに伊吹が声をかけると、ピーターがガバッと上体を起こした。


「すごいぞ伊吹。こんな強烈な突き、なかなか見ないぞ。槍聖ほどではないだろうが、かなりレベルが高い。

間違いなく突きに限って適性はAだ」


 そして、ピーターは立ち上がり、ガハハと笑いながら伊吹の背中をバンバンと叩いてきた。


「痛いって」


 嫌がりながらも、今日の鬱屈した気分がすっかり消えていたことを感じていた。


(微能おじさんなんて呼ばれたけど、突きだけは得意だったな。思えば、空手も剣道も突きが得意だった。盗賊に襲われた時だって、突きで切り抜けたな。自分に合ってるのかもしれない)


 二人しかいない訓練場にピーターの笑い声が響いていた。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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