2/3
現実 悲哀
見てくれる人いてありがたい。
「実はいじめられているんです。」
「まぁ見りゃわかるぜ。顔にくそデカ痣できてるしな。」
「あと親からも嫌われてまして。」
「はぁ… まぁどんまいとしか言いようがねぇな。あいにくだが。」
「あなたは僕を食らうんですよね?」
「まぁそうだが。」
ピロンッ。
「何の音です?」
「あぁ。これか?」
「あなたもスマホ持ってるんですね。」
「今の時代ないと大変だからな。」
「そうなんですか?」
「そうなんだわ。っと…ん?これは…」
ニッ。
その人?は笑った。
「気が変わった。お前、俺の奴隷な。」
「え?」
「もう一度言うぞ。お前は俺の奴隷だ。」
「急すぎて心の準備がっ」
「やはりこれは楽だな。一瞬で気絶させられる。」
《バッテリーを交換してください》
その割に燃費がくそ悪いのが難点だがな。この手刀気絶補助装置は。
「さて。まぁ俺の名前については後でで良いだろう。」
太陽が沈む。紫雲の空を背景に黒い翼が顕現し一人を担いで飛び立った。




