表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Overwrite -オーバーライト-  作者: もちぷよ
Main person

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

82/100

#82 Who is the

呪縛の根源を無くすことが彼の仕事。副社長の仕事でもあるはず。なぜわざわざ増やそうとするんだ。


「何度も言わせるんじゃない。人類の進化のためだ。例えば、産業革命。あれを人類の進化と言うのであれば、人間自ら進化するには道具、機械を独自で作らなければならないことになる。私はそれのための道具を作ったに過ぎない」


結局は人類の進化か。けど……


コツン、コツンと鉄の上を歩く音が上から聞こえ始めた。


人がそこに?


私は不思議に思い、スキルを使って音のなった方へ行った。


するとそこには、靴が脱ぎ捨ててあった。


まさか!


「侵入者はまだいる!」


すると慌てて副社長は自身のパソコンへ向かい、画面を開いた。


「データだ、データを盗まれたぞ! 奴からUSBを奪ってくれ!」


行くしかない。でもどこへ行ったのか検討がつかない。

すると副社長はエレベーターへ向かい、上がる事を提案した。なぜだ?


「靴の向きが扉側なら、きっと奴は上に登ってる。実際、エレベーターが動いたという通知がパソコンに来ていた」


なら、行くしかない


私たちはすぐにエレベーターに乗り込み、元いた階に戻る。

すると副社長は私たちに機械を渡し、着けるよう促した。


「これで位置情報を確認できる。俺と和也は能力を持ってないから二人で行動する。遭遇した時、もし相手が能力を持っていたら不利だからな。2人は各自で行動してくれ。見つけたら機械を2回タップしろ。すぐに位置をみんなに共有する」


「分かった」


私は首、足、手、肘、腰の骨をポキポキと鳴らし、準備した。


「チーン」と鳴り、エレベーターが到着した瞬間、私は右へ、時音は左へ進んだ。


一体どこへ


様々な扉を開け、今まで行ったことのない場所も探すが、それらしき人はいない。そもそも、見ていないから誰を探せばいいのか分からない。


少し諦めながらも最初のエレベーターに着いた。


エレベーターの扉の前には、ペネレイトを纏う鎧を着た人が、和也の頭を掴んでいた。

奴の足元にはノートパソコンがあり、それは副社長のものだ。


その姿からは余裕が見え、恐ろしい。まさに、強者だ。


奴はこちらを向き、手元からUSBを現した。


「お前か!」


私は姿勢を低くして駆け出し、奴と距離を縮めた。


「チャージ〖拳〗」


入った、いける!


しかし奴は私の拳を難なく手で受け止め、横からペネレイトで私を飛ばし、1番右側の壁に私を貼り付けた。

さらには私の隣には副社長がいた。


「副社長!?」


彼は申し訳なさそうに言う。


「すまない、1番最悪で、私達に最初に会ってしまった」


奴から伸ばされたペネレイトは縮んでいき、私はペネレイトで壁に張り付いて、抜け出せなくなってしまった。


くそ、時音に出会って戦ったいるといいが……


すると横から時音が現れる。


「わわわわわわわ時音〜〜」


「なんで報告しないのよ。探してたのに」


時音はペネレイトを歪ませ、私たちを束縛から解放させた。


「早く和也を助けに行かないと」


「え!? やばいな」



時音と私、副社長は走り出し、エレベーターの前まで行くが、誰も居なかった。


まじかよ、くそ。


床にはパソコンは落ちておらず、だいぶピンチだ。


再び探そうとするが、あることに気づいた。


「監視カメラで探そう。ここには監視カメラが山ほどある」


私たちはすぐ監視室に向かい、今さっきの動画を確認するが、既に監視カメラはペネレイトによって隠されており、音だけの真っ黒な画面。

さらには奴が玄関から堂々と外へ歩いていく後ろ姿だけが、監視カメラで奴を映した姿だった。


私はモニターのある机を叩き怒りを抑えた。


「くそ、」


副社長は平然と答える。


「こうなったら、奴らに対抗するしかない。奴の目的は分からない。しかし、奪ったデータを活用するためには、奴らは材料が必要だ。その材料を集めさせなければ、奴らは動けず、さらには突き止められる」


すると時音は1歩までに出て、口を開く。


「やろう私達で」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ