/70+1×2²-3/ Let's go to my brother
彼は俺を見て言う。
「ああ、君が不正1位か」
彼は鉄塊の形を様々な形に変えながら言った。
「だったらどうした」
俺が答えると彼の持つ鉄塊は球体の形で止まると同時に彼の動きも止まった。
「つまり、俺が行うことは間違いを正す。正義を実行するということだ」
は?
すると彼の球体は分裂し、彼の周りに浮かんだ。
浮かんだ球体は青いオーラを纏いながらクルクルと回転し始める。
腹立つ顔しやがって
俺が槍を構えた瞬間、球体は俺へ向かって動き出す。
すぐ槍を回転させて球を受け流し、周りへ跳ね除ける。
跳ね除けられることが分かっていながら彼は俺へ球体を飛ばし続けている。何か理由があるはずだ。
俺はその理由を理解し、すぐに後ろに下がった。
「なるほど、理解されたか」
跳ね除けた球体は全て上にある。そのまま押しつぶすつもりだったのだろう。
彼は作戦を気づかれても手元にある球体を分裂させ続け、俺へ飛ばした。
一体なぜ。
俺が上を向いた瞬間、斜め上から球体が集まった壁が迫って来たので再び後ろに下がった。
既に分かっているのに。
しかしその壁の球体たちは地面に突き刺さったと同時にこちらに流れるように飛んできた。
煙で視界を塞いでそのままその煙を利用してこちらへ攻撃を仕掛けたか。
流石に読めなかったので槍でガードするのがめいいっぱいだ。
「おっと、それ以上後ろに下がっていいのかな?」
俺は後ろを見ると既に壁と目と鼻の先の距離だった。
そのことに気を取られ、俺は槍でガードするのを緩めてしまい攻撃を許してしまった。
重く、早い。
俺はそのまま沢山の球体で全身を叩かれた。
くそ、このままじゃ死ぬ。こんな早く死にたくない。
俺は球体の1つを掴み、そこからビームを放って球と壁に当てて煙を放った。
これでやつから俺の姿は見えない。
俺は適当に俺の周りに浮く球体をつかむ。
すると球体は移動し始め、煙から出て彼の元に戻った。
「ただいま」
俺は球体が彼の周りに戻ったと同時に彼の顔を足裏からビームを出し、勢いをつけて彼の頭を蹴った。
彼を蹴った瞬間、彼は白目を向いて倒れた。
倒れたと同時に球体も落ちたため、俺はそのまま倒れた彼の上に倒れた。
いったぁ
HPは既に20%まで減っており、結構危機だ。
今ここで敵に会うのだけはだめだ。
俺はすぐに立ち上がり、周りに置いてある物資などを漁り、回復する注射器を見つけてそのままあるもの全て打ち、HPを回復させた。
ああ、どうするか。
HPは一応75%まで回復した。これで多少は動けるようになった。
前回は自分のインベントリから物を出せたから今回はそれを無効化した。しかしここまで面倒だったとは。
俺はすぐにエレベーターに乗り、1階に移動することにした。
1階に着くと既に死体が沢山あり、壮絶な戦いが繰り広げられていたことが分かる。
俺は死体の物資を漁り、便利そうなものを身につけると同時に回復用注射器をいくつか持った。
よし、準備万端かな。
準備が整った瞬間、嫌な声が周りに響いた。
「ああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁ」
悲鳴。どこからだ?
とりあえず、この建物の地下。駐車場へ行き、なにがあるか見た。
するとそこには男の頭を掴むロボットがいた。
あれは誰だ。今度こそ柊木?
ロボットがその男を完全に倒したところで、奥から人が歩いてきた。
だがそれは、先程倒したはずの男がいた。いや、あれは男では無い。顔と服は同じだが、髪型が違う。恐らくあれは、女の人。
彼女はポニーテールをしており、先程の彼と他は全く変わらない。
彼女はロボットの頭を撫で、言う。
「行きましょう。兄の元へ」




