/4²×4/ You are not
は!? なんで俺が1位になってるんだ? キル数は多分、11? くらいだし。何が起きたんだ。
俺は思わず声を出して立ち上がってしまい、周りの人を驚かせてしまった。
なので俺は静かに座り、再び柊木のメッセージを見るが、やはり間違いではない。何が起きてる。
俺は気を紛らわすために数学の教科書を出すが、やはり衝撃が収まらない。
そんな中、ドアを開けて柊木が飛び込むように入ってきて、俺の元に来た。
すると柊木は俺の机をバン! と叩き、俺に言う。
「昨日の、見たか」
そりゃもちろん、今見た。
「見たけど、あれどういうことだよ」
あの順位はおかしい。中間発表の時は既に自分は上位じゃなかったはずだ。
すると柊木は言う。
「俺の予想だが、上のやつらがお前を1位にした気がする。こんな入部試験、異論しかない」
俺は再び写真を見ると、上位10人の中に、柊木の名前が無かった。
まさか、そんな。
俺は柊木にかける言葉を失った。
すると柊木は荷物を置き、しゃがんで言う。
「そういえば、昨日どうしたん? 急に居なくなって」
「ああ、落ちた」
「落ちた? まじ?」
柊木の様子から、落ち込んでる様子が伺えない。隠しているのか? それとも本当に落ち込んでない?
柊木はため息をついて俺に言う。
「あの後、急に居なくなったからみんな戸惑ってたぞ。それに今日、放課後に表彰式がある。お前はそれに出なきゃいけない」
「は!? 表彰されんのかよ、目立ちたくねー」
そう思いながら、放課後になった。今日は杏奈と話していない。彼女はトップ10になっているが、どう思っているのだろうか。
俺は部室に入り、ザワついた部屋を静まらせた。
うわ、もうリアルの俺をみんな知ってるのか。嫌だなぁ
俺はそのまま踏み入れようとするが、腕を捕まれ、引っ張られる。
引っ張った状態のまま走り出し、俺はその人について行った。一体誰だこの人。
部室の裏、人影のない所に連れてこられると、服を離し、こちらを向いた。
その人はどこか見た事の女子、だが誰かは分からない。するとその人は口を開く。
「初めて? でいいのかな。ゲーム名で言う。私は神奈」
神奈さん!? 神奈さんのリアルの姿がこれかぁ、やっぱり現実でもお姉さんって感じだし、和って感じなんだな。
しかしなぜここに連れてきた?
神奈さんは俺に真剣な顔で言う。
「 私の友達は去年合格。しかし合格したはいいものの、倒した人達から罵声をあびせられた。その友達は病んでしまい、不登校になった。代わりに筋肉が入り、その友達を侮辱。そんなことが起きたの。だからきっと、あなたも同じようになる」
そんな、まさか俺を1位にした理由って、罵声の的を作るためにか。そんな、そんな嘘だろ。そんなグロい部活だったのか。
「だからお願い、あなたもそうなって欲しくないから、今すぐ体調不良とか言って逃げて」
そうか、神奈さんは俺にそれを伝えるために、俺をここへ連れてきたのか。
でも、俺は逃げたくない。
「俺は逃げません。そんなことが起きているなら尚更です。俺はこの部活を改革します」
神奈さんは焦る様な顔をするが、どうせ止めても効かない事を知っているのか、なにも言わず、なにもしてこなかった。
代わりに彼女は俺に向かって、決心したかのように言う。
「頑張って」




