表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Overwrite -オーバーライト-  作者: もちぷよ
In other words

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

61/100

/4²×4-3/ Do you want?

塵にした。奴を消し去った。代わりに先輩も、塵にした。


「終わった」


ビームを止め、見えた先、男と先輩がいた場所は何も無く、壁も削れ、1つの洞窟の入口のようになっていた。


俺は槍を地面に刺し、体を支えながらゆっくり倒れ込んだ。


ゆっくり倒れると同時に周りを見るが、柊木は元の姿に戻っており、動く様子がない。他に誰かいるか周りを見渡すが、誰も居ない。


俺は倒れ、天井を見る。


天井は今まで通り土で覆われており、真ん中だけ空いている。


そういえば、杏奈とかはどこへ行っただろうか。


俺は瞬きをすると、強い日差しが目を刺激した。


まぶしっ


すぐに手で光を防ぎ、目を隠す。

しかしなんで急に日差しが差し込んだ? さっきまで地面で覆われていた状態だったのに。


手をゆっくり退けながら確認すると、天井全てが無くなっていることが分かった。


さらによく見ると人がいることが分かる。


いやどこに?


何度見てもどこに立っていて何をしているのか理解できない。


しかし確かなことは、どんどん近づいてくる。


俺は槍を支えにして立ち上がって確認するが、そこに人はいなかった。


『まさか、倒すとはね』


俺の耳元で、女性の声がした。


すぐに右足を軸にして回り、ナイフを振るが、そこには誰も居なかった。


どうなって。


『まさか君が残るとは』


また後ろから聞こえたので、ナイフを反対に持ち、槍に変えて後ろへ伸ばすが、手応えがない。


後ろを見ると、そこには紫と緑色の四角が所々に着いていたり、周りに浮いていたり、三原色の線があったりする、まるで”バグ”のような姿をした女性がいた。


しかしそれらの異様な姿でも、顔で誰かを把握することが出来た。


時音だ。


俺は槍をナイフに再び変え、後ろに下がり彼女と距離を置く。


なぜ、なぜ時音がここにいる。杏奈は? 化け物は?


俺の焦り、思考に気づいたのか、彼女は手のひらをこちらに向ける。


するとそこに、人の頭を現した。


『ほれ、こいつをお探しか?』


その顔は、まさしく杏奈。目が上を向いており、変な顔をしているが、間違いない。


さらには首元は時音の周りに浮いている紫と緑色の四角が沢山、山のように着いており、まるで血を隠すモザイクのようだ。


嘘だろ、杏奈が倒された? 第2形態の杏奈が?


すると時音は頭をかきながら喋る。


『いやぁ、倫理観がないからね。殺しはしないけどボコったよ。てかこいつ死なないけど。杏奈には幸せでいて欲しいんだ。普通の高校生で。そのが都合がいいからな』


なんの話しをしてるんだ。時音っていう人と杏奈とはなにか関係があるに違いない。


「なんの話をしてるんだ」


俺は聞くが、彼女は聞く耳を持たない。


『君は想像以上にすごい。だから、うちにこないか? 私達は本社の人間だ』


意味がわからない。


「本社の人がなんでここに居るんだ」


俺は槍を構えて言う。


時音は答える。


『毎年、いやたまーに、凄い人には本社に来てもらって、高校生だけど内定をしちゃうんだ。プロとして。もちろん拒否権は君たちにある。だから拒否したっていいさ。で、今回は君ってわけ。どう? やらない? プロ』


俺は槍を構えるのをやめて、説得を始める。


「俺一人の力じゃあいつに勝てなかったんだ。俺じゃなく、みんなが凄い。なかでも柊木ってやつが凄い。だから、柊木を俺の代わりにプロにしてくれないか?」


時音の表情は、一気に暗くなった。


『そう、あなた凄いわね。まさに主人公って感じ。でも、あなたのビームがあったからこそ勝てたっていう事実は変わらない』


「それでも! お願いします」


俺は頭を下げた。本当に、そう思ってるからだ。


時音のため息が聞こえ、少し顔を上げる。


すると、はたく音が周りに響いた。


顔を上げた瞬間、俺は勢いよくビンタされたのだ。

本当にすみません、投稿が7時11分と遅れてしまいました。今後このようなことがないよう気をつけます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ