/5²×2+5×2/ Go
まじかよ、柊木やられたんか。まじか。
『お前は誰だ? 部外者はどっか行け』
男は小暮先輩へ向かって言うが、小暮先輩も対抗する。
「一応、ここはバトルロワイヤルなんで。私とあなたは敵っていう関係で部外者ではないですが? それにこの穴の中にいる人たちほとんど全て倒したの私ですが?」
その言葉を聞き、男は俺を見ながら地面に着地する。
今がチャンスだ。
「先輩! 頼みますよ」
俺は小暮先輩にそう言うと、彼女は男へ向かって走り向かう。
対して俺は数式を唱え、倒す準備を始める。
俺と先輩がここにくるまで、走っている時に伝えた。
「相手は瞬き、目を離すと瞬間移動してきます。だから自分の攻撃を必ずやつに当てるために、時間を稼ぎ、やつの動きを止めてください」
彼女は俺の言葉に対し、グッジョブで返した。
先輩の意思も無駄に出来ない。やるぞ。
俺は落ちていた自分の槍を手に取り、構える。
「槍先を原点とし、縦をy、横をxとする。そのとき、ビームの関係式は……」
先輩と男が激しい戦闘を繰り広げる中、俺は息を止めてタイミングを見計らう。
頼む、先輩。
男が俺へ背を向け、先輩が男へ武器を振りかざそうとした瞬間、恐らく先輩は瞬きをしてしまったのだろう。男は一瞬消え、先輩を後ろからあの化け物のようき手を鋭いペネレイトにし、貫いた。
な
しかし先輩は男を抱きしめ、動きを封じる。
いや、いやいや、チャンスは確かに今だ。だが、だが流石に……
動きを封じた瞬間、彼女の手はグッジョブの形をしていた。
俺は先輩を信じ、途中を言った。
「y=2」
俺はいつもよりも多く槍からビームを出し、男へぶつけた。
直撃したが、手応えを感じない。恐らく、吸収しているのだろう。
一生吸収されたら、こちらが朽ちるのが目に見えてわかる。
だがこれはゲームだ。
流石にゲーム側も、ゲームバランスを壊さないために、吸収にも上限があるはずだ。だから、吸収しきれないほどのビームを浴びせてやる。
読み通りか、すこし押せてきた気がする。しかし同時に、押され始めた気がする。
まさか、吸収したものを同時に排出してるのか。
いや、諦めるな。やってやる。
杏奈との戦いの中で、俺は気づいた。ペネレイトは、ビームで消すことが出来る。もしやつが杏奈と同じなら、奴のペネレイトも俺のビームで消すことが可能。
”もしかしたら”でも、やるしかない。
俺はそのまま押し切ろうとしたが、逆に押され始めた気がする。何故だ。
ビームを出したまま、体を斜めにして奥を見ると、男は放出したビームだけでなく、ペネレイトも混ぜてビームを放っていた。
『舐めるなよ! このままお前を殺してやる!』
くそ、なにか、なにか気を引けないか。
なにか。
俺は槍により力を入れながら、周りを見るとそこらには柊木がもともとロボットに付けていた銃、武器などが男の周りに落ちていた。
ふと俺は柊木を見るが、柊木はまだ2段階目の赤い姿のままだ。
あいつ、まだスキルが発動してるってことは、生きてるのか。
俺は柊木に気を取られてしまった途端、黒いビームにより押されてしまった。
「柊木!!!」
俺は柊木へ叫ぶと、柊木はこちらに手のひらを向けて武器を動かし、男へ向けて銃を放った。
『お前ぇえ』
男が柊木へ顔を向けようとした瞬間、小暮先輩はやつの顔を手で抑え、目を合わせる。
「私以外見んなよ!」
俺はその隙を見て、最大出力でビームを放つ。
「いけええええええええええええ!」
俺はそのままビームを放ち、貫き、奴を塵にした。




