/25×2+7/ How
柊木が前に見せたロボットの第2形態。今回は前回と違うロボットだが、一体どんな姿になるのだろうか。
彼が暗号のような数字を並べた瞬間、ロボットのネジは外れ、周りに付いていた武器などが外れ、前回と同じスタイリッシュな姿のロボットの姿へと変わったが、今回は白色で柊木のスキルの赤色のオーラが目立つ。
かっけぇ。
しかし一瞬で起きた変形でも隙ができ、ロボットの拳を掴まれてしまった。
「まじか」
柊木はそのように軽く言ったが、軽いことでは無い。これは危機だ。
俺と柊木はすぐに経過時間とともに煙が晴れたので、ロボットとガスマスク男の元へ武器を持って急いで向かった。
何かがおかしい。
男がロボットの拳をつかみ、そのまま動かない。
しかし走って視点が揺れる中でも、目を凝らして見ると、それは衝撃的なものだった。
男はロボットへ、ペネレイトを伸ばして包もうとしていたのだ。
「柊木!」
柊木に気づかせるが、彼は既に手のひらをロボットへ向けていた。
「分かってる」
柊木はそう言うが、ロボットはカタカタ動くだけでペネレイトから離れようとしない。
「槍先を原点、縦をy横をxとする。その時、ビームの座標はy=2」
俺は男へ向けて槍先を向け、ビームを一直線に放ったが、遅かった。
ビームが男の髪を直撃しそうになった瞬間、ロボットの手が伸び、ビームから男を守った。
ビームがロボットの手に当たった時、おかしかった。
普通は溶けるだろうが、なぜかビームを吸収したのだ。
「どうなって……」
柊木を見ると、申し訳なさそうにこちらを見ている。
「いやぁ、お前みたいなビーム放つやつがいるかもしれないって思ったから、ビームを吸収するやつ、作ったんだよねぇ」
こいつ、まじふざけんなよ。
男はロボットの拳を離し、ロボットを自由にさせた。
柊木は拳をこちらに引き寄せるような動作をするが、ロボットは赤いオーラも消え、動こうとしない。
「まじかよ、あのロボット、もう俺の所有物じゃなくなりやがった」
てことは、あのロボットは男の物になったのかよ。
すると男は笑いだし、汚く歪んだ口を開く。
「いやぁ、君たちには感謝しかないよ。こんなプレゼントをくれるとはね」
男がそう言った瞬間、柊木のロボットはペネレイトによって、内側から強制的に開くように開き、その中に男は入った。
入った瞬間、男のサイズに合わせるように調整され、内側の男の姿が見える箇所が次々とロボットによって隠されていく。
俺たちはその光景を、ただ見ていることしか出来なかった。抵抗したらペネレイトの壁を建てられそうだからだ。
装着が完了した瞬間、男の周りからは緑色の煙を放っていた。さらには男の髪がポニーテールのように後ろから出ており、ロボットの顔を仮面のようにして口上を隠し、逆に下は歪んだ口を開いている。
『お前ら、俺の口を見たな?』
男はそう言って俺たちへ指さす。
「瞬きするなよ!」
俺はそう言うが、男はロボットの力を使って真上へ飛び、勢いをつけて斜めに俺へ殴り掛かる。
「来い!」




