/49/ Why are you doing it!
本当にすみません! 23時ではなく、22時に投稿にしてしまい、11時ではない時間に投稿されてしまいました。申し訳ございません
こい、杏奈。時音のこのスキルを貫けるのは、杏奈しか居ない。
俺は杏奈の方を見る。すると杏奈は戦いの中でもこちらを見て、俺と目が合う。
「ラーさん!!?」
俺を見つけろって言って、自分から見つかりに行くとは。まぁ、見つけて欲しかったのは”今の”俺だからな。無事見つかっててよかった。
杏奈は神奈さんをペネレイトで覆い、こちらへ飛んできた。
すると時音は姿を再び現し、俺ではなく杏奈を歪んだ空間に閉じ込めた。
「なに、なにこれ。見たことあるような無いような気がする」
なぜ俺ではなく杏奈に切り替えた。俺よりも重要視する理由が? 2人にはまだ何の関係もない。はずだ。
俺は時音が杏奈を閉じ込めた隙をつき、槍で攻撃しようとするが、歪みを盾にされ、ギリギリのところで防がれる。
ここは、杏奈に助けを借りるしかない。
「杏奈! お前にとってこの敵は好敵手だ! ペネレイトでその歪みを直角に貫い……」
「黙れ! 私はこいつ、杏奈と関わっちゃいけないんだよ!」
なんだ、どういうことだ。時音はやはり杏奈と既に関係している。どこで関係した。俺が介入しただけで、ここまで変わるとは、思っていなかった。
俺は、思わずにやけてしまう。
上手く行きそうだ。
すると、歪みを貫き、こちらまでペネレイトが伸び、すぐに縮み、歪んだ壁から杏奈が姿を現した。
杏奈は俺の隣に立ち、2人で時音と見合わせる。
杏奈を見ると、彼女はいつも通り、平然とした顔をしていた。とても時音と面識があるとは思えない。
対し、時音は焦っているように見える。
少し煽ってみよう。
「おい、どうした時音。焦ってるんか?」
俺の言葉には時音ではなく、最も食いついたのは杏奈だった。彼女は目を丸くして、こちらを見ている。
「あれは、時音と言うんですか?」
なんだ? やはり知り合いでは無さそうだ。
「あれというより、あの人は、時音だ」
すると杏奈から徐々に圧を感じ始める。怒っているのか?
「杏奈どうした」
杏奈は頭を抱えながらうなり始める。まさか、始まるのか
「ああああああああああああ」
彼女は隣にペネレイトの化け物を現す。しかし今回は珍しく暴れている。いつみてもこいつは好きになれない。
すると杏奈の体から煙を放ち始め、髪の毛は白く、目は赤へと変わっていく。
なんだあの姿、杏奈はあんな姿になれないぞ。あの姿は、まるで、佐々木だ。
「記憶なくしてその行動をとるか!」
すると黒の化け物の姿も変わり始め、白い仮面のように顔を覆い、そのまま左側を白く変えた。しかしそこ以外は人の形へより整えただけで、見た目は黒い。
「杏奈、どうするつもりだ」
杏奈はこちらを向き、言う。
「彼女は何故か見ているだけで腹が立ってくる。まるで、今にも殺したいかのように。初対面なのにね」
その言葉は、俺にも殺気を感じさせるほどだった。
俺はここは杏奈に任せていい。そう思った。
「ここは任せるから、神奈さんの方行ってもいいか?」
すると杏奈は黙って白黒の化け物を俺の横に付かせた。
「あれは目を合わすと動き出す。それで自分から目を合わせに来る。ペネレイト使ってくるから、そいつ使ってなんとかして」
俺は白黒化け物と一緒にペネレイトで覆われた神奈さんの元へ行った。後ろを振り向くと、杏奈と時音が、今にも殺し合いをするような気がした。あそこにいなくて良かった。
白黒化け物は、神奈さんに手をかざす。ペネレイトを吸収した瞬間、化け物は飛ばされた。あたりは砂埃で、前もちゃんと見えない。
分からない。ただ、なんとなく、誰かと目が合った気がする。誰かの気配を感じる。
間違いない、神奈さんだ。
俺は砂埃の中、突然頭に拳を入れられそうになるが、逆に神奈さんの腕を掴み、行動を制限する。しかし逆手に取られ、そのまま持ち上げられて下に叩きつけられる。
砂埃がはれ、周りが分かるようになる。やはり俺を投げたのは神奈さんだ。その事を気づいたと同時に、神奈さんの斜め後ろには、あの、白黒の化け物が、姿を現した。
今回は600pv記念として絵を書いてみました。みなさんにとって想像とは違うものだったかも知れません。しかし、これは参考として捉えていただいてくださると、嬉しいです




