/40+1/I can do
柊木は両肩からミニガンを現し、ミニガンを一周するぐらいのたまを発射させる。
俺は円を描くように、柊木の周りを回ってよける。しかし、弾の軌道は異様なほど綺麗に、俺を追うように曲がった。
「嘘だろ」
流石に銃弾の速さには勝てない。なので俺はタイミングを見て物陰に隠れ、弾を防ぐ。
さらに槍をナイフに変え、目立たなくする。
俺はすぐに手を顎にかざし、考え始める。
なんでだ、あいつ、弾が赤くなかったのに曲がりやがった。一体何したんだ。
俺は物陰から柊木を覗く。まだ棒立ちしたままだ。いや、違う。あれはダミーだ。
俺はすぐ反対をむく。するとそこには、柊木。ロボットの中身の柊木がおり、彼は俺の頭へめがけて銃を構えていた。
「お前はここで退場かな」
まさか、気づけないとは。
彼は突き付けるだけで、撃ってこない。それに、殺気も感じられない。本当に俺を殺す気があるのだろうか。
流石に殺されるのは嫌なので、俺はナイフを槍に変え、彼の胸を貫こうとする。しかし柊木は右腕に付けていたロボットの腕で攻撃を受け流し、俺に腹へ打撃を入れた。
俺は槍でガードしたが、ガードした。あいつ、本体だとそんなに火力があるのか? いや、あいつ、自身の手にスキルを使って、スピードを上げたのか。
柊木は拳を上にあげ、俺に見せつけてくる。
「お前は、応用がない。他のやり方を探せ。お前ならできるだろ」
なんだ、急になんなんだこいつは。
俺はナイフで柊木を刺そうとする。しかし避けられる。
「それは分かってんだよ!」
俺はナイフを槍に変え、横に逃げた柊木に打撃しようとするが、避けられる。
嘘だろ
「こっちもお見通しだわ」
すると柊木はまた、スキルで強化した拳で俺を殴る。
今回は直で受けてしまい、飛び、倒れてしまう。
なんだ、なんなんだ。なぜか勝てる気がしない。
あいつは言った。「応用しろ」と。応用ってなんなんだよ。スキルの? スキルならなんだ。スキルの応用ってなんだよ。
俺のスキルは「ビーム」と「座標?」座標だっけか。
俺は自身のステータスを表示する。そこに表示されていたのは
〖スキル:「ビーム」どこからでも適当にビームを出す。ただし、ビームは乱雑に動く〗
〖スキル2:「数式」自身が立てた数式について、その式通りに働く〗
なんだ、「座標」スキルじゃなかったのか。ただスキルが「数式」って言うだけじゃねぇか。
まてよ、スキル「数式」って、これ、使えるんじゃないか?
俺は立ち上がり、棒立ちする。
柊木はロボットと共にこちらに向かってくる。
俺は、叫ぶ。
「こいやぁ! 柊木!」




