表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Overwrite -オーバーライト-  作者: もちぷよ
A club

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/100

/6²/ I hate you

2年生? 2年生もいるのか。だから部活動紹介の時よりも人数が多いのか。なるほど。

しかしなんでだ? なんで筋肉先輩は俺が2年生がいることに意識させようとした?


すると筋肉先輩は俺の頭の中の質問に答えるように呆れるように言う。


「お前、頭の上に(はてな)が浮かんでるぞ。少し考えればわかるだろぉ。去年入れなかった奴が後輩を入れさせたいか? 我先にと入るために何でもするだろ。こいつはそういう奴ってことだ」


俺は着物の人を見るが、先程と変わらない。彼への怒りが見える。

すると彼女は筋肉先輩へ向けて、腰に付けている刀を引き抜く。その刀は汚れており、銀色などではなく、紅色の汚れが目立つ。まるで、血だ。


「あんただけは許さない」


そう言って彼女は床に沈んでいく。

筋肉先輩はそれを見て咄嗟にジャンプし、彼女へ拳を振るう。ところが彼が床から手を離した時には彼女はいなかった。

すると彼は俺へ指さして言う。


「後で殺してやる。今はこいつをやらせろ」


言い終わった時には既に、彼の後ろにヒラヒラとまう着物を着た、彼女が刀を構えていた。


「弔いの歌:『電光石火』」


今まで聞いた事のないほどの、金属のぶつかる音が聞こえた。

彼女の刀は彼の首に届いているが、刃が通っていない。刀に触れる彼の首の部分は、銀色と化していた。


「お前さぁ、不意打ちとかマジで有り得ねぇ」


彼女は歯ぎしりをし、悔しさを顔に表す。すぐに刀を首から離し、筋肉先輩と距離を置く。再び彼女は地面の中に沈み、消える。


同じことをやるんだと無意味だろ。他の事をしないのか。

そう思っていると、俺の足首を何かが掴み、そのまま地面に沈んでいく。筋肉先輩はこの事に気づいていなさそうだ。


沈んだ先には彼女がおり、暗く、土の匂いがする、出入口のない、地下室のようになっていた。彼女の刀から帯びる炎のみで、部屋は明るくなっている。

沈むのが終わったと同時に、足首で勢いをつけられ、そのまま倒されてしまった。


すると彼女は天井に指していた刀を抜き、俺へ向け、言う。


「死にたくなかったら私に従って」



筋肉先輩は立ち止まり、目をつぶっている。


「いい? 3,2,1」


俺は座標のない小さなビームを地中から手を出し、適当に打ち、先輩を反応させる。先輩が反応したと同時に、俺と神奈さんが手を繋いで地下からこんにちは。


「先輩どうも〜!」


地下から完全に出たところで神奈さんの手を離し、俺は槍で先輩を突き刺すが、先程と同じように防がれる。

先輩は怒った表情を見せ、俺へ拳を振るうが、その瞬間を待っていた。


「神奈さん!」


後ろに準備していた神奈さんに、タイミングを伝えた。


「弔いの歌:『電光石火』」


するとまた金属どうしが火花を放ち、ぶつかる強烈な音がしたが、俺の槍は先輩を貫かない。


話と違う。


筋肉先輩のスキルは触れたものの物質に、1箇所だけ、その触れた部分の肌のみ変化するというスキルと聞いていたが、今は2箇所触れているのにどちらも先輩の肌は変化している。


すると先輩は神奈さんを見て言う。


「お前さ、1年前と同じだと思うなよ」


終わった。

俺はすぐに槍を離し、距離を置く。勝てるか? いや、分からない。挑戦? 失敗したらほぼ入部できない同然。どうする。


「先輩。こっちで戦いましょ」


俺はそう言い、先程の一直線の場所に移動する。同時に神奈さんは再び地面の中に沈み、一直線の場所にいる俺の横に立つ。


俺は小さい声で、彼女の耳元へ言う。


「俺がスキルを放ちますので、ほんの少しだけ時間を稼いでください。自分のスキルに当たりそうになったら、地面の中に潜って避けて下さい。もしくは自分のビームに潜ってみてください。できるか分かりませんが」


神奈さんは何も言わず頷き、横に立つ。


すると体に勢いを持たせるために、出入口の壁を掴んで俺たちの元へ訪れた。一瞬だが、彼の手はその壁と同じ材質に変わった。


まさか。


「お前らぁここがバトルロイヤルって事を忘れたか?」


すると彼の後ろから、10人ほどの人が集まった。

穴から入ってきたのだろうか。


チーミングだ。


「さぁ、初めよう」


彼が手を広げ、チーミング10人がこちらに走ってくると、洞窟内で銃声が響いた。チーミングの中の6人ほどが、後ろから撃たれ、倒されたが、先輩は玉を弾いた。


筋肉先輩も驚き、俺らに背を向ける。

機械の動く音が、俺の心臓をより高鳴らせた。


誰だ、一体誰が来る。


しかし、そこには見慣れたロボットがいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ