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ーー放課後
部活動見学が始まった。一応、回る人がいないので柊木と一緒に回る。
最初に訪れたのは陸上部。
「よーい、はい!」
はい! と言うと共に手を鳴らし、同時に短距離だと思われる2人が走り始めた。続いて、後ろにいた人たちも同じく走り始めた。
シュール〜
でも楽そうだな。
続いて俺は柊木と一緒に「Our legends」部に行った。すると陸上部の2倍? いや、3倍だろうか、20人以上の人がいた。
柊木と俺は顔を合わせ、俺はここから立ち去ろうと思い、後ろに下がるが、柊木は前へ進んだ。
俺は1人になると寂しいので、仕方なくついていく。
にしても、本当に部活動としてここがあるのか? 校舎の外の、新しい建物。武道場と書かれた、古くさい看板が置いてあったが、中はその真反対だ。
白い塗装で塗られ、光が反射し、中古と思われるカプセル4台と、新品のカプセル2台が置いてある。
学校がここまで払ってくれるとは思わない。私立だからと言うだけじゃ理由にならないぞ。
「みなさんこんにちは〜『OL』部でーす。今の時間は第2部ですね! 第2部に来てくださった方々ありがとうございま〜す」
元気のいい人だ。長い茶髪と赤い色の目、白の制服と赤いリボンをしており、真面目そうに、ちゃんとしてそうに見えるが、元気で活発な姿を見ると、偏見は良くないが、自分の思ったことを疑ってしまう。
すると彼女の後ろにいた人が前に出てきて、話し始めるが、その人はまさしく、昨日見た、身長の低い女子だ。嘘だろ、先輩かよ。
彼女は小さく、弱い声で説明を始める。
「それでは、説明を始めます。まず、この部活は人気すぎるので定員は10人となっております。他の理由として、機械が足りないが主な理由です。」
嘘だろ、10人って……この人数ならせめて15人とかじゃ無いのだろうか。
その弱々しい姿と声から察せることが出来ないほど、衝撃的な内容だった。
「続いて、施設についてです。この施設は特別で、実績が出てるので学校から、市から、そして、全国の10校のうちの、本社からも支援をされています。なので、くれぐれも軽い気持ちで入らないように」
鳥肌が立った。最後の1文。それだけで彼女への印象、この部活の印象は変わり、とても自分じゃかなわないものだと、思った。周りもザワザワしている。
「最後に、選抜方式です。方式はバトルロイヤル。それぞれ通っている場所からログインし、指定するマップに入ってもらいます。そのマップの中にはあなた達全員。そして私たち5人が、参加します」
先輩の人数は恐らく5人だが、全員が参加するということ。なんでわざわざ。観戦していればいいのに。
「私たちの誰か一人を倒した場合、必ず合格とします。しかし、私達以外でも、倒されてしまった場合は即終了です。ですがキル数、生き残った時間数を加算してTOP10を決めるので、諦めずに。努力してください。以上です」
説明だけで、部活動体験は終わった。俺は柊木と一緒に校舎へ戻りながら話し合った。
「俺は陸部かなー」
「はぁあ!?」
おいおい、個人の自由だろ。キレられる理由なんて無いだろって。
知り合って間もないが、恐らくこんな顔をする回数は少ないであろうと考えられるような、顔をしている。
「お前……まぁ分かった。じゃあだ。じゃあ、『Our legends』部の選抜やって、TOP10の中に入ったら入るぞ。で、ダメだったら陸部行こ。」
ダメだったら入れないのは当たり前だろ。
まぁ、部活としてゲームやれると思えば。いいだろ。
それに、どうせなら柊木に勝てるようになりたい。杏奈はまぁ、あれとして。
「まぁ、いいけど」
俺らが話している最中、誰かが目の前を通った。柊木の顔を見て話していたので、頭を前に向けると、そこには杏奈がいた。




