幼馴染ってエロ漫画だと割と勝利してるよね。
「ま、待て、話せばわかる!」
「問答無用」
ギャルゲ主人公もかくやと言われる男、大河内仁介は、現在、人生最大の危機を迎えていた。
「とにかく、服を、服を着ろっ、頼むから!」
「嫌だね」
即ち貞操の危機である。
彼の部屋で、彼のベッドで、彼にのしかかる美少女がいる。
この美少女の名前は峰崎銀、かつては美少年であった存在である。
彼女は下着姿とソックスにスカートを巻いただけの状態で、彼の上にまたがっていた。
「おあっ!? また脱いだ!お前、それはマズイだろ!!」
「とか言って、しっかり見てるよね仁介は、このスケベ野郎」
「うぐぅっ!?」
図星をつかれ、うぐぅの音しか出ない仁介。そんな彼を愉悦と共に見下ろし、銀は何かしらのホックを外す。なにかしらはなにかしらであり、なんのホックかは明言しないでおく。いや、ホックって言ってる時点で大変にお察しだが、これはノクターン投稿ではないので本当に何かしらなのだ。追求はなしだ、いいね?
「な、なんでいきなり、こんな」
「いきなりじゃないよ。散々、俺は仁介に言ってきたよね、お前が好きだよって」
「うえっ!?」
驚く仁介と、美しく恐ろしく微笑む銀。
「あ、あれは冗談なんじゃ… んぐぅっ!?」
鈍感系ハーレム主人公である爆発は、この後に及んでなお惚けた事を言う。
そんな彼の、くだらないことをほざく口を、銀は強引に塞いだ。
「む、…ぐ」
「ふ…っ」
口を塞ぐだけではなく、何かしらを搦める。搦める何かしらとはいったいなんなんだろう。ネルネル○ルネとかかもしれない。
「ふふ…… 五月蝿い口はこうさ」
「おま、それ男の台詞……」
存分にネルネル○ルネを絡ませあい、なんなら何かしらを互いに交換して飲み合い、口元に何かしらの糸の橋をかけた二人。糸引くなんてなにかなぁ、納豆かな?
てか、何かしら何かしらって、これ文字のモザイクだな。
「ふふ、俺は元は男なんだから。男の台詞言ったって別に変じゃないだろ?」
「い、いや、そう言うことじゃなくて……」
可笑しそうに小さく笑う銀の美しさに、一瞬毒気すら抜かれて見惚れる仁介。
「……っは!! い、いや、てか何やってるんだ!?キスとかそんなふしだらで、、、っぅづぉ!?」
一瞬我に返りかけた仁介だったが、すぐにまた我を忘れる。
それはいきなり銀が仁介の頭を抱えるように抱きしめたからだ。それも何かしらのホックを外した状態でだ。察しの良い読者様ならもうお気付きだろう。彼が今、某国民的ドラゴン殺しRPGにおける、最も背徳的で強力な、「ぱ」で始まる技を受けていることに。
「ふふ、これだけ俺を好きにさせておいて、今更他の女に行くなんて許さないから」
「む、むぐうぅ!?」
仁介は一見抵抗をしているように見受けられるが、まったく本気ではない。
この技を喰らった男に最早あがらう術などないのだ。
喰らったが最後、相手は(思考力が)死ぬ。
「お前にとってはたくさんの中の一人でも…」
片手で仁介の頭を押し付けながら、もう片方の手で下ろす。
何を下ろすとは言わない。ただ、七つの宝玉を集めた先で変身能力を有する豚野郎が神の龍に請いし物と同じだとは言っておこうか。何をとは言わないけど。
「…俺にとってはお前だけなんだ」
龍より賜りし宝具を片足に引っ掛けたまま、銀は仁介を解き放つ。
「誰にも渡さない、お前は俺のだ」
「お、お前、は、ハダッ」
ハダ?
ハダ、何だろうか。はだしのゲンかな?(すっとぼけ)
「大丈夫、天井の染みを数えてるうちに終わるから」
「だ、だからそれ男側のセリ…んぐっ!?」
余計なことを一切いわせないスタイル。猛攻に次ぐ猛攻。
銀は仁介の口を塞ぎながら、彼をキャストオフしていく。
そろそろ描写がヤバイ。これ以上は無理だ!年齢制限が持たない!
くそぉッ、あと少しだけ、持ってくれよ!俺のR指定!
「……っぁ、ふふ、いいかい。幼馴染が負けるのなんてラノベだけなんだよ」
そして、散々、仁介をチュッパ○ャプスした銀は、不敵な笑みをたたえて言う。
「本物の幼馴染、なめんな」
「…ぁ、ああーーー!!」
こうして二人はこのあとメチャクチャ、大乱闘○マッシュブラザーズした。
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