始まり
基本的にはナーロッパな世界線の剣と魔法のファンタジーで、成人の日にスキルがもらえる感じです。
やぁ!
僕の名前はセイ。成人したから村から町に金儲けに行く途中さ!!
僕はちょっとだけほかの人より良いスキルがあるんだ。
それは、、、
≪最強クリーン≫
っていうので、何ともお掃除屋さんみたいなスキルなんだ。
だけどね、めっちゃ使える有能スキルなんだよ。
例えば、MP10使えば、体や洋服の表面の汚れを綺麗にすることや、汚い水や不衛生な環境で作られた料理、さらに生肉を綺麗にして美味しく食べることができる。
MP20を使えば、お肌の天敵の毛穴の黒ずみ・しみを無くし、赤ちゃん肌にすることや、触れた対象物の表面上の毒物・異物を排除してくれる。
MP30だと体内の排泄物、余分な脂肪、伸びた皮膚を無くすことで綺麗にしてくれる。
MP40では、体内の毒物・異物を排除してくれたり、風邪・はやり病・感染症をなぜか直してくれるんだ。
最後にMP50だと9㎥内の僕の嫌いな虫をどっかに追いやってくれたり、体を少し若返らせることができるんだ!
ついでに、それぞれに+Mp10で、対象から1メートル離れて行使でき、それは掛ける魔力量に比例することもわっかったんだ!!
あと少しで、何か分かりそうな気がするけど、、
今わっかっているのは、これくらいだけどとても便利なんだよ。
そう、、
僕のような、綺麗な物が大好きすぎる僕にはね、、、
そのおかげで、両親の顔は中だけど、僕の見た目は中の上と自信満々に胸をはることができる。
ナルシストだって?
そうだよ!僕はね、、自分のすべてをこの世で一番愛しているよ。
そして、
こんな、、
くだらない独り言を言える生活を幸せと思うよ。
きもいって?
自分の事を本当の意味で愛してくれるのは自分以外にいるのかい?
自分を愛すことができずに、他人を愛することができるかい?
自分が幸せじゃないのに、他人を幸せにできるかい?
ふっっ、、興奮しすぎてしまった。
話が脱線したからもどすけど、今町に行こうとしているのは、このスキルで金儲けをしようとするためなんだ。
例えば女の人の髪の毛をきれいにしてあげたり、冒険者さんの体や道具なんかをきれいにしてあげたりして、、、
お仕事の波に乗ることができて信用を勝ち取れば、お貴族様の体形を綺麗にしたり、顔のしわ・しみなどのお肌のケアをしたり~
もぉ~
ウハウハ だねぇ~
おっ!!
関所が見えてきたぞ!!
ここらへんで一番大きい町なだけあって大きいな~
たしか、名前はウルプっていうんだっけ?
たしかそうだった気がするな~
まぁ~いっか
「こんにちは!!役人さん、お疲れ様です!今日初めて来ましたけど大きい所ですね~」
「あぁ、こんにちは、確かに他と比べると、ここウルプはおおきいだろうね~。
名前と年、ここに来た目的を教えてくれるかな? それと、、交通量の銀貨一枚ね。」
「はい、名前は、セイ、13歳。目的は商売です。はい!銀貨一枚。お願いします、、、」
この後商業ギルドへの行き方を聞き、ギルドの方へ向かった。
ギルドにつくと受付カウンターと待合のベンチがある何ともシンプルな場所だった。
そして、カウンターには何とも美しい美女ではなく、物腰の柔らかい男性がいた。
「こんにちは、今日はどの様なご用向きでしょうか?、、、」
「自前のスキルを使用した商売を行いたいのですが、、」
この後やり取りをして聞いた話では、店を持たずに商売する人は、年間金貨10枚かかるだけでその他の金銭はかからないそうだ、店を持った場合でも年間金貨25枚だけ、なのだという。
年間費は登録してから一年以内に払えばいいそうだ。仮に、払わなければ、全世界の商業ギルドでの登録ができなくなり、無登録で商売をした暁には奴隷落ちだという。
くわばらくわばら、、、
ちなみに、この世界のお金はすべて商業ギルドが発行していて、
小銅貨10.000.000枚、銅貨1.000.000枚、大銅貨100.000枚、
小銀貨10.000枚、銀貨1.000枚、小金貨100枚、金貨10枚、白金貨1枚
一般人の一日の収入は大銅貨6枚~小銀貨1枚くらいだという。
まぁ~
つまり、これから一年間がんばて、金貨10枚払えば問題なしということだ。
「、、、、ということになります。何かご質問はございますでしょうか。」
「いえ、とてもよくわかりました。ありがとうございます!!それで、、、」
その後、ギルド証明書のカードを貰って、おすすめの宿の場所を聞いてギルドを去った。
教えてくれた宿の名は『アンの宿』というそうだ。そこは安価の割に清潔で、ご飯も美味しいらしい。
道中色々な人がいることに驚く。
可愛らしい獣人の女性や、エルフの女性、さらにはドワーフの女性、、、
本当にこの町に来てよかった。
そんな風に観察していると、目的地についた。
中には、妙齢の女性がカウンターで待っていた。
「いらしゃい。飯かい?それとも泊かい?」
「夕食はお任せと一泊お願いします。僕は、セイといいます。」
「あいよ、私はアンだよ。夕食は銅貨8枚、一泊は大銅貨4枚だよ。」
「わかりました。はい、これで。
ところで、僕は少々スキルを使って、髪の毛や肌などを綺麗にする商売を行っているのですが、いがです?」
「うぅ~ん、そうだね~」
「見てくださいよ!
僕の髪の毛を、、、綺麗でしょ?」
「確かに綺麗だ。しかし、、お高いでしょ?」
「いえいえ、アンさん。今日に限って髪の毛だけなら大銅貨2枚の所、、半額で行いましょう。」
「わっかった。物は試しだ、髪の毛をお願いしよう。」
「では、手が届かないのでしゃがんでください。行きますよ~クリーン。
アンさん、どうですか?鏡をどうぞ。」
「うそ!!ありえない。枝分かれしていて、べとべとだった髪の毛がこんなにも綺麗なんて、、、」
「アンさん!!アンさん!!おーい」
「ごめんなさい、つい見とれてしまって、、、」
その後ちゃんとお金をもらい、夕飯ができるまで自室で待つことにした。
用意された部屋はベットと机と椅子のシンプルなもので、なかなかきれいな場所だった。
今日は一日色々なことがあって疲れたから、体や服、荷物、ベットなどをクリーンを使って綺麗にしてから横になった。
しばらくして、夕飯ができたという知らせを受けて自室を出た。
出された夕食は、黒パンのサンドイッチとスープという普通なものだった。
それに、クリーンをして食べる。
なぜ、クリーンをしたかって?
それは、この国の文化では、基本手を洗わない。
高級な石鹸がないからね。
つまり、料理をする人は別かもしれないけど、基本どこもかしこも汚い。
僕には何でも綺麗にするスキルがあって病気にはならない
けど、わざわざ汚いものを食べようとは思はないからだよ。
それに、魔力量を多めにして、クリーンするとよりいっそう美味しくなるんだよ。
素晴らしいと思わないかい?
まぁ~
そんなわけで、食事にクリーンをして美味しく食べた。
その後部屋に戻って、体内に向かって美しさを保つためにクリーンを放ってから一日を終えた。