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からいとつらいは紙一重

 火は現代人の生活に欠かせない。料理に使うのはもちろん、暖炉で寒さを凌ぎ、暗い道を明るく照らし、金属を精錬・加工して便利な道具を作るためにも必要だ。

 また、もののたとえとして火や炎を用いることもある。特に感情表現にはよく使われ、情熱、愛情などは『燃えるような』という表現が常套句となっている。もちろんマイナスの表現にも表れ、嫉妬の炎は今日も至るところで燃え上がっている。


 「暇ですねぇ。」

 「昼過ぎたらそりゃ暇にもなるさ。」

お昼の書き入れ時を過ぎ、一息ついていた。街道にあるはずなのに、何で普通のレストランと同じ時間にピークがやってくるんだろう。旅人がメインターゲットなのだから、もっとまばらに客入りがありそうなものなのに。

 「旅人は案外来ねぇんだよ。どうしても警戒されるんだ。」

どんな街道にも休憩所みたいなところはあるけど、そういうところは気が緩みやすく、ならず者が待ち構えていることも多い。東屋でも危険なのに、ちゃんとした建物だと中の様子が分からず、実は窃盗団のアジトになってました、なんてことがないとも限らない。この『飯屋 山猫』も例外ではない。私もお腹が空いてなかったら素通りしていたと思う。

 「だからリピーターが中心になって、普通の飯屋とあまり変わらねぇんだよ。」

怪しい立地に好んでやってくる変人ばっかりだ、とケンさんは呆れている。その怪しい場所にお店を構えている張本人が1番変人かもしれないと思ったけど黙っておこう。ここにいる以上、私も人のこと言える立場じゃないし。

 束の間の休息を取っていたところ、来客があった。ティータイムに来るようなお客さんは珍しい。突然の来訪にも驚いたが、その姿の方が衝撃的だった。黒いローブを纏い、黒いフードを被り、黒い手袋を身に着け、黒いブーツを履き、黒いヴェールで口元を覆っている。目元にわずかに覗かせる白い肌が眩しく見える女性がやってきた。

 「ケン様、貴方のサーシャが会いに来ましたわ!」

ケン様? 新しいタイプの常連さんが来たなぁ。まさか料理じゃなくてケンさんのファンがいるとは思わなかった。

 サーシャと名乗った女性客と目が合った。私から挨拶するよりも早く、ものすごい剣幕で捲し立てられた。

 「何ですの、この女は! わたくしという存在がありながら浮気ですか!? わたくしの方が顔立ちもよく女の魅力溢れる体だというのに、こんな貧相で色気のない田舎から出てきたような女のどこがいいんですの!? わたくしがこんなにも愛しているというのになびかなかったのは、この女がいたせいですのね! 分かりましたわ、今すぐ殺して、わたくしだけのものにして差し上げます! いいえ、ケン様の方を殺した方がいいですわね。この女を殺してもケン様を惑わす女が出てこないとも限りませんもの。ケン様が死ねば名実ともにわたくしだけのケン様になりますわ! そうと決まればケン様、わたくしのために死んでくださいまし!」

穏やかな昼下がりがいきなり修羅場になってしまった。話せば分かる・・・とは到底言えないよなぁ、聞く耳持ってなさそうだし。まず落ち着かせないとどうにもならない。散々な言われようはこの際目を瞑ろう。

 「どこで誰とどんな関係でも俺の勝手だろうが。」

 「火に油注いでどうするんですかぁぁぁぁぁ!?」

あぁもうダメだ、惨劇の始まりの予感がする。覚悟を決めて横目で彼女の様子を窺ってみると興奮が冷めたのか、何やら考え込んでいるように見える。

 「落ち着きなさい、サーシャ。英雄色を好むとも言うわ。ケン様ほどの方ともなれば、現地妻の1人や2人いたっておかしくはないわ。そうよ、所詮あの女は2番目の女。ここは正妻の余裕を見せつけつつ、わたくしの方が上ということを教え込む必要がありますわ。」

何もかもまるっと聞こえている。何というか、斜め上の想像力豊かな人だなぁ。お店に知らない人が増えていたら、大体は新しい従業員だと考えると思うんだけど。

 「何が正妻だ、妄想はそこまでにしとけ。こいつはただの店員だ。」

 「モルモーです。」

 「あら、そうでしたの。わたくしったら、早とちりをしてしまいましたわ。でも覚えておきなさい。ケン様はわたくしのものですから、手を出したら承知いたしませんことよ。」

誤解は解けたようだけど、しっかりと釘を刺してくる。今のところはサスペンス劇場を回避できたからとりあえずよし。

 「前に来てから随分と間が空いたが、ついに憲兵に捕まったか?」

 「わたくしの心配をしてくださるのはありがたいですが、そんなヘマをやらかすわたくしではありませんわ。研究に没頭しすぎて日にちの感覚がなくなってしまっただけですの。」

聞かなかったことにしたい会話が繰り広げられている。憲兵が出る必要があることを研究してるなんて、どう考えてもまともじゃない。ちょっと待って、そんな人が平然と出入りしてるこのお店も共犯なんじゃないかな・・・?

 「危ない人なんじゃないんですか・・・?」

 「人畜無害だから大丈夫だ。」

初対面でいきなり殺されそうになったけど、それでも無害かぁ。確かに指一本触れられてないけど、いまいち釈然としない。

 「わたくしはただ好奇心を満たすためだけに研究しているというのに、禁術というだけで処罰されるのですから、頭のお固い方ばかりで大変ですわ。まだどなたにも迷惑をかけていないというのに。」

『まだ』迷惑かけていない。今後かける予定でもあるんだろうか。

 「禁術ということは、死術(ネクロマンシー)ですよね。」

 「その通りですわ。ほとんど趣味ですけれど、ケン様が亡くなったときには生き返らせてわたくしの側にずっと置いておける、実益も兼ねた研究ですの。」

始めた当初は趣味だったかもしれないけど、今は確実にケンさんへの想いで研究してるよね。ここまで盲目になれることには素直に感心する。

 「俺より長生きしたかったら少しはまともな食事にしたらどうだ?」

 「わたくしが普通じゃないのですから、食事も普通じゃないくらいでバランスが取れてますの。狂った世界に健常な世界の常識は通用しませんわ。」

 「いや、性根は異常だと思うが体は一般人と同じだろ、こいつじゃあるまいし。」

 「ななな何を言ってるんですかケンさん! 私はどこにでもいる一般人ですよ!?」

私が吸血種(ブラッドサッカー)だということはなるべく隠しておきたいのに、さらりと爆弾を落としてくれた。彼女が誰にも話さないとしても、正体を知っている人は少ないに越したことはない。どこかから漏れないとも言い切れないし、ばれたら賞金稼ぎに狙われるのは火を見るより明らかだ。

 「やっぱり貴女、普通じゃなかったのですね。死の臭いがまとわりついていますもの。俗に言う死臭とは違う、例えば吸血種のような死を超越した者に特有の雰囲気とでも言った方がよいでしょうか。」

例えばも何も、まさにその吸血種です、とはさすがに言えない。普通じゃないってばれるだけでも大ごとなのに、正体を明かすなんてリスクが高すぎる。とにかく話を逸らさなきゃ。

 「わ、わ、私のことはいいじゃないですか。それより、注文は何にします?」

 「唐辛子のソテーと、唐辛子ドリンクをお願いいたします。」

耳を疑う注文が舞い込んできた。そもそも料理と言っていいものなんだろうか。罰ゲームか何かならともかく、進んで口にするものじゃない。激辛ブームはちょっと前にあったように思うけど、下火になって久しい。仮にブームの只中でも敬遠されそう。

 「唐辛子畑でも作ってそこで暮らしてくれ。」

 「わたくしが求めているのは、ケン様の採ってきた唐辛子でケン様の手で作られた唐辛子料理ですの。一緒に畑を耕していただけるなら、喜んで農家になりますわ!」

 「行くぞ、モルモー。」

 「待ってください~!」

スルースキルが高すぎるのも困りものだ。足早に採集に向かうケンさんを急いで追いかけていった。


 「暑い・・・。溶ける・・・。灰になっちゃう・・・。」

 「普段から日光浴してる吸血種(ヤツ)が灰になるとは思えねぇがな。」

ケンさんを追いかけて扉をくぐると、火山地帯に繋がっていた。そこかしこにマグマの河が流れていて、岩の隙間からは火山性のガスが漏れ出す音が聞こえる。激しい噴火こそしていないものの、時折噴煙を上げては火山灰を撒き散らしている。過酷すぎる環境だ。

 「死から縁遠い存在はマグマでどんな反応を示すのか、試してみたくなりますわね。貴女、片足だけでも入れてみるつもりはないかしら?」

 「人を実験に使わないでください・・・って、何でついてきてるんですか!?」

いつの間にかサーシャさんが背後に立っていた。もし目の前に河があったらと考えると背筋が寒くなる。いくら私でもマグマで遊泳はできない。マグマに触れた部位が火傷しては再生してを繰り返すだけで済むけど、熱源から離れるまでダメージと回復が続く。打撃や斬撃は治癒・再生しておしまいだけど、熱傷はそうもいかないからたちが悪い。

 「今まででしたら大人しくケン様の帰りを待っていましたけれど、叩いても死なない悪い虫が付いているのですからそうは参りません。妙な気を起こしたらどうなるか、お分かりですよね?」

声のトーンが冗談ではないし、口だけで笑って目は全く笑っていない。うっかり肩がぶつかっただけでも火口へ紐なしバンジージャンプさせられそうだ。ここは全力で首を縦に振る以外の選択肢はない。

 「聞き分けがよろしくて何よりですわ。」

 「戻れって言っても聞かねぇんだろうな。最低限、自分の身は守れよ。」

 「もちろんです! ケン様のお手を煩わせることなどいたしませんわ!」

料理人・吸血種・死術師(ネクロマンサー)のパーティができあがった。普通なら戦闘に期待できそうにない料理人が主力という異色の編成だ。ところで死術の戦闘適性はどの程度のものなんだろう。世の中では死者と神への冒涜、禁術ということしか知られていない。

 「本質的には戦闘特化の術ですわ。敵味方区別なく蘇生・使役する、殺すほどに増える軍勢を従えるのが死術師の本来の役割ですもの。わたくしは戦争などという野蛮なことには興味がありませんので、主に掃除・洗濯をさせていますわ。」

兵器みたいなもののはずなのに小間使いになってる。でも危ないから使わないというのももったいない。使い方次第で危険なものも平和的に使えるのが人間のすごいところだ。

 「おしゃべりはそこまでだ。見つけたぞ。」

ケンさんが指を指す方に目を向けると、1箇所だけ緑の生い茂る区画があった。いくつか白い花と赤い実もつけている。間違いなく唐辛子だ。こんな不毛な土地でがんばって生きているところ悪いけど、収穫させてもらおう。迂闊に近づいたらひどい目に遭うのはトマトで学習済みだから慎重にいこう。

 「花に気を付けろ。動くもんには見境なく可燃性の蜜を飛ばしてくるからな。」

 「今までで1番危険な魔物ですね。」

蜜は大体5秒くらいで自然発火するらしい。近づいたら燃やされるし、避けながらだと辺り一面火の海だし、八方塞がりだ。どうすればいいんだろう。

 「火が怖くて料理人が務まるかってんだ。」

いつものことだけど、どこからともなく取り出したヘルメットを被っている。何するんだろう。

 「①とりあえず近づく ②燃えても気にすんな、転がって消せ ③実をもぎ取って離脱 これでどうにかなる。」

 「ゴリ押しですか!?」

 「正面突破とはさすがケン様、漢らしいですわ!」

確かに体についた火は地面に転がるのが安全な消火方法だけど強引にも程がある。よく今まで生き残ってきたなぁ。いや、生き残る自身があるからこそのゴリ押しなのかもしれない。

 「ですがケン様、本日はわたくしがいますので危険はありませんわ。」

サーシャさんが何かの呪文を唱えると、地面から骸骨の集団が現れた。これが死術かぁ、見渡す限り動く骸骨だなんて、とんでもなくホラーな絵面だ。仮にこの骨たちと契約できても使い魔にはしたくない。

 「普段でしたら肉体も与えるところですが、状況が状況ですので『唐辛子を採集する』という命令に従うだけの人形として呼び出しましたわ。さぁお行きなさい!」

 骸骨たちはサーシャさんの号令で一斉に唐辛子に向かって進軍を開始した。先陣を切る骸骨の一部は花の蜜を浴びて炎上しているけど、全体から見れば些末な被害だ。肉体がないためか、あまり燃え上がらないのも被害を抑えるのに一役買っている。

 最前線の兵が力尽きたところで勢いは止まらない。侵攻の手を緩めないこちら側に対して、あちら側は反撃のペースが落ちてきている。押し寄せる人波に数丁の(ライフル)で立ち向かうのは無理がある。多勢に無勢とはまさにこのことだ。

 唐辛子の収穫はそれほど時間を要せず完了した。あの骨たち、収穫した個体を守るように撤収してきた。ただの骸骨にしか見えないのに、高度な知能を持ち合わせている。一面覆い尽くすほどの大軍勢の全員が賢く、しかも人間同士の戦場だと死んでも生き返るどころか増えていくんだから、禁術になってもおかしくない。人類を、いや、命あるもの全てを滅ぼしかねない。

 「いかがでしたか、わたくしの訓練された人形たちの実力は。こんなにも優秀なのですから、わたくしをスタッフに迎え入れるのもよいと思いますわよ?」

 「あーそうだな。前向きに検討しとくよ。」

どこかの国の政治家よりも気のない返事と共に、火山地帯を後にした。


 監視のためにと頭蓋骨を1つだけ置いて、サーシャさんは客席に戻っていった。まじまじと見ていたくはないけれど、視界から外れると背中がぞわぞわする。仕方ない、目の前に置いて作業をしよう。

 まずはドリンクから。長ネギ、生姜、唐辛子を切って油の中へ。油に香りをつけている間に粉末状の唐辛子も用意して・・・

 「目がぁぁぁぁぁ! 目が痛いですぅぅぅぅぅ!」

 「(わり)ぃ。ゴーグル渡してなかったわ。」

コンロの方を向いているケンさんは被害がないけど、すり鉢の前にいる私には大打撃だ。すり潰すだけでこうなるんだから、食べたら・・・想像しないようにしよう。

 目を洗ってゴーグルを装着したら再開。粉唐辛子の方に少し水を加えて練っておく。香り付けが済んだら余計なものを濾し取って、熱々の油を粉唐辛子にかけていく。特製ラー油が出来上がった。・・・これの上澄みをそのまま飲むらしい。

 唐辛子ソテーは単純に焼いただけ。ししとうなら別に違和感ないんだけどなぁ・・・。同じような形でも緑と赤とでは印象が違う。脳が『食べるな』と警告してくる。

 「お待たせしました。・・・本当にこれ、食べるんですか?」

 「ええ、いただきますわ。」

何のためらいもなく、唐辛子を口へと運んでいる。味見はしてないけど、実は火を通すとまろやかになるとか?

 結論から言えばそんなことはなかった。サーシャさんの顔が見る見るうちに真っ赤になり、涙目になりながら食べている。

 「お前も体験しとけ。」

 「もがっ!? いきなり何を・・・。」

ケンさんに何かを口に入れられた。それが唐辛子だと分かるのに時間はかからなかった。

 「い、痛い痛い痛ぁぁぁぁぁい! 辛いじゃなくて痛いですぅぅぅぅぅ!」

 「ケン様に食べさせてもらえるなんて、羨ましいですわ。わたくしがお願いしても、1度も応じてくださらなかったのに。」

できることなら代わってほしかった。サーシャさん、耐性がついてきているんじゃないかな。私は痛みでのたうち回っているというのに、涙目程度で済むわけがない。口直しのトマトジュースの味も分からないくらい刺激が強い。おまけにグラスを持つ手の震えが止まらない。劇薬の一種と言っても過言ではない。ところでケンさん、何でケラケラ笑ってるんですか。誰のせいでこうなったと思っているんですか。

 「この痛みこそ、わたくしが生きている証ですわ。死術を研究していると、自分が生と死のどちらに属するのか曖昧になってきてしまいますの。だから時々、わたくしが生者の側であることを確かめるためにも、この痛みが必要になってくるんですの。」

私が悶えている間に完食したようだ。あんなもの食べてよくこんなに喋れるなぁ。まだ舌がうまく動かない。

 「わたくしはこれで失礼いたしますが、その前に1つだけ。貴女なら大丈夫だとは思いますが、痛みを忘れないように気をつけなさい。自分だけでなく、他人の痛みも。痛みを忘れたとき、不死の者は化物になってしまいますわ。ケン様のお側にいたいのでしたら、決してお忘れなきように。」

私のことを敵視しているようで忠告してくれる。嫉妬は隠しきれていないけど、優しい人なのかもしれない。それはそうと、痛みを忘れてるのはケンさんの方だと思う。だって私の口に唐辛子をねじ込んで楽しんでるんだから。


 お店を閉めて、晩ごはんの時間になるまで味覚はおかしなままだった。どうして辛さで受けたダメージは即座に再生してくれないんだろう。もしかして、ダメージとして認識していないのかなぁ? 

 「便利なようで不便な体してんなぁ。」

 「ほんと、誰かさんのせいでひどい目に遭いましたよ。」

口直しのときと同じトマトジュースだけど、味覚が元通りになった今はおいしく感じる。味のしないトマトジュースなんて栄養のある水、食事の楽しみなんて何1つない。

 「悪かったって、ちょっとやりすぎた。」

そう言いながらカレーライスをよそっている。あの唐辛子を使ったカレーだけど、隠し味のヨーグルトが効いていて、辛味を控えめにしてあるんだって。

 「ケンさんもあの火を吹くような痛みを味わえばいいんです!」

 「俺は初めて採ったときに確かめてんだ。もう2度と御免だぁぁぁぁぁ、いってぇぇぇぇぇ!」

私だってたまには反撃する。残っていたラー油をこっそりと拝借しておいて、閉店後にケンさんの目を盗んでカレーに追加投入しておいた。いつも残り物を食べていたから、きっとカレーを食べると予想していたのが大当たりだった。

 「どうですか? 涙が出るほどおいしいでしょう?」

 「ちくしょう、やられたぜ・・・。」

痛みを忘れていないからこそできることもある。ケンさんを出し抜けたことだし、今日はよく眠れそう。

 翌日、『ひと晩寝かせた超激(つら)カレー』と称して辛いものが好きな人に勧めてみたけど、誰1人として完食できなかった。何事もほどほどが1番だよね。

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