季節不一致はおいしさ半減
おおよそ全ての食材には旬の時期というものが存在する。季節に合ったものはそれだけで味にプラス補正がかかったような錯覚に陥る。
その一方、旬を外れてしまったときは苦みが出てきたり、パサパサとした口当たりになったり、食味が著しく低下する。宝の持ち腐れにならないよう、おいしいうちに食べてしまおう。
日を追うごとに太陽の出ている時間が長くなり、日差しもきつくなってきた。太陽の光に弱い吸血種には厳しい季節の到来だ。
「モルモー、お前日光浴とか平気でやってるよな。本当に吸血種か?」
「そうなんですけどねぇ。」
今でも対策なしで直射日光に当たると火傷するけれど、日焼け止めの存在を知ってからはその心配もする必要がなくなった。命を狙ってくる驚異的な存在でもあるけれど、人間の発明品は私の生活に欠かせない。暮らしを豊かにする発明に関しては、私たち吸血種には持ち得ない能力だ。
その発明をもう少しトマトの改良に向けてくれたらなぁ、と思わない日はない。皮が口に残らない品種とか、ジュースにするのが1番おいしい品種とか。真夏が近づいてきている今、そういう品種が出回っていないということは、今年も私好みのトマトが作られなかったということだ。昔と違って市場で買うことはなくなったとはいえ、どうしても期待してしまう。
「あぁそうだ、あいつらそろそろ繁殖期に入るはずだから、うま味が強くなるぞ。」
「本当ですか!? やったぁ!」
ケンさんの言うあいつらとは、私のジュースの素材になっているトマトの魔物のことだ。頭の果実? のおいしさをアップさせて獲物をたくさん引き寄せるんだって。どういう原理でおいしくなるかは置いておこう。味がよくなるなら何でもいい。ごはんの時間まで楽しみにしていよう。
楽しみが待っていると思えばお仕事も俄然やる気が出てくる。面倒な注文も今ならウキウキでこなせる気がする。
「オレより強い奴に会いに来た!」
うん、間違いなく面倒事を持ってくる人が来た。声だけでそれが分かってしまう。
「いらっしゃいませ、ドラゴンさん。」
「頼むから黙って入ってこい。」
「オレが黙っているとそれはそれで不気味だろう! やかましいくらいでちょうどいいのだ!」
たまに、本当にたまーにだけど核心を突いてくる。ドラゴンさんが静かだと調子が狂ってしまう。初めは声の大きさのせいで喋るたびにビクッとしていたのが、今ではおとなしいと体調不良かと心配になる。
「で、今日はどんな厄介な話を引っさげて来たんだ?」
「おお、よくぞ聞いてくれた! ふきのとうが食いたくて仕方なくなったのだが、どこへ行っても見つからんのだ!」
そうでしょうね、とすぐそこまで出かかっていたのをグッと飲み込む。周りのお客さんも笑いをこらえるのに必死になっている。今この時期にふきのとうなんて、あるわけがない。
「バカも休み休み言え。年中花畑なお前の頭と違って季節は変わるんだよ。」
「花畑とは心外だな! 髪1本とない不毛地帯だぞ!」
頭が回るんだかそうじゃないんだか・・・。この返しを即座にできるのはすごい。すごいけど話が進まないどころか明後日の方向に向かいそうだ。何とか元の路線に戻さないと。
「えーっと、ふきのとうが食べたいのは分かりました。どんな料理がいいですか?」
「ふきのとうと言えば天ぷらだな!」
「この暑い中揚げ物作れってのか。季節感もなけりゃ思いやりもねぇときた。」
「それが貴様らの仕事だろう!」
ケンさんは悪態ついてるけれど、実は厨房の不快指数はほぼ0だったりする。食材求めて変な世界につながったりつながらなかったりする扉の先にあるんだから何も驚くことはない。驚いたところで疲れるだけだし、余計なことは考えないに越したことはない。・・・そう思ってしまう辺り、随分とお店に毒された気がする。
「ふきのとう以外作らねぇからそのつもりで待ってろ。」
「上等だ!」
無理難題を押しつけてるはずなのに、よくこれほどまでに大きい態度を取れるなぁ。頭にはないけど心臓には間違いなく毛が生えていると思う。
季節外れの山菜採りに向かうことになってしまった。クマの魔物に出会わないように、鈴でも持って行こう。
山菜採りって言ったら人の手の加えられていない山の中。誰だってそう思う。私もそう思っていた。予想を裏切って、私は今そびえ立つ丸い塔? の目の前に立っている。
壁面は鉛直方向に筋が浮かんでいて、どこにも窓が見当たらない。屋上部分は塔を支えにして円周部分が不規則に歪んだりギザギザになっていたりする円形の構造が張り出していて、私たちはその影の中にいる。この塔だけでどうやって自重を支えているのか分からない。人間の手によって作られた建築物じゃないことだけははっきりしている。
「きれいな直線してるだろ? 登るんだぜ、これ。」
「そんな気はしていました。」
今の人間たちの技術では10階建てがせいぜいだというのに、2倍以上高い。これを登ると思うと、ため息が出る。
でも登らないことには帰れない。ちょっとだけげんなりしながら入口をくぐった先は湿地帯が広がっていた。奥には壁に沿って上階へ向かう螺旋階段が見える。大きな池とも沼ともとれる水場もあるけれど、階段までの道のりには影響がない。素通りして階段まで向かおう。
階段の登り口に着いたところで目の前に壁が現れ、階段が塞がれてしまった。『踏破せんとする者は、冬が旬の夏の風物詩を捧げよ。』と壁に書かれている。なるほど、謎解きしながらてっぺんを目指していけばいいのか。ただ登るのも大変なのに、また一段と面倒なことを・・・。
「ケンさん分かります?」
「まぁな。」
ケンさんがよくしなる木の枝と丈夫な蔓を使って、即席の釣り竿を作っている。その間私は丁度よく転がっていた木をくり抜いて作ったボウルで小魚を掬っていた。ミミズか小魚と言われたけれど、ウニョウニョ動く生き物なんか触りたくない。
「悪いがこれからウネウネヌルヌルなやつを獲るんだよ。」
「絶対に触りませんからね! 全部お任せします。」
淡水で暮らしている、小魚を食べるウネウネヌルヌルした生き物ってことは、たぶんアレだよね。ワームよりマシな部類ではあっても触るのは無理。いくらおいしくて高級でも無理なものは無理。
できるだけ関わらないように、階段前まで逃げて様子を見ていることにした。早速何かがかかったみたい。あんなに暴れてるのに、よく折れたり切れたりしないなぁ。
あ、ついに釣り上げられた。ケンさんがウネウネヌルヌルなウナギを引きずってこっちに向かってくる。人間の目から見たらおいしい高級魚に見えるのかもしれないけれど、私にとっては巨大なミミズと大差ない。
「ウナギは冬の方が脂が乗ってうまいんだ。」
「何で夏に食べるのが広まっちゃったんでしょうね。あ、それ以上近づけないでください。」
「ヒーラーガ・ゲンナリってやつが、『夏にスタミナ切らして回復役の出番が増えるのを解消するために、ウナギを食って活力をつけよう』って言い出したって説があるんだ。」
きっとハンドルネーム・・・だよね? 私情がだだ漏れな名前だ。でも夏バテで注意力が散漫になって怪我したり、熱中症で担ぎ込まれたり、ヒーラーの負担が大きいのも事実だ。
「捧げよ、って書いてますけど、どうするんです?」
「なぜか壁に吸い込まれるんだ。」
言いながら壁に向かってウナギを差し出すケンさん。すると、ウナギが壁の中に消え、一拍置いて壁も消えてなくなった。先に進めるようになったんだから、ウナギの行方は気になるところだけど先に進もう。
「ところでここは何なんです?」
「ふきの塔だ。さっきのウナギみてぇに、季節外れのもんや残念なもんが暮らしてんだ。」
「ふきのとうが食べたいのに成長しちゃってふきになっちゃったっていう残念さの表れですね。」
なんて後ろ向きな塔なんだろう。残念なものの寄せ集めって意味では私との親和性が高い気がする。そう言えば、なんとなく居心地がいいような・・・?
「和んでるとこ悪いが、さっさと駆け上がらんとヌメヌメになるぞ。」
「はい?」
「下見てみろ。」
中ほどまで登ってきた階段を振り返ってみる。何かが這いずりながら登ってくるのが目に入った。何かって言うか、さっきのウナギだよね、階段の幅いっぱいまで巨大化してるけど。
「1階で捧げたもんが10階まで追いかけてくる。俺たちは追いつかれんようにひたすら逃げる、そういう場所だ。」
「もし捕まったら・・・?」
「今回なら全身粘液まみれで1階からやり直し・・・って逃げ出すの早ぇなおい。」
「当然です! あんなのに捕まったらお嫁に行けなくなっちゃいます!」
ヌメヌメにされるくらいなら、一生未熟なトマトしか食べられなくなる方がマシだ。仕掛けも何もないただの階段みたいだし、一気に走り抜けてしまおう。
目的の10階まで逃げ延びることができた。ケンさんは・・・姿が見えない。
「尊い犠牲でした・・・。」
「勝手に殺すな。」
「無事でしたか。よかったです。」
「俺だってウナギにもみくちゃにされたかねぇからな。」
次の階への階段がまた壁に阻まれている。ついでにウナギも入ってこられないように、下階への階段前にも遮蔽物が現れている。いなくなる気配がないのが気がかりだ。このまま最上階まで追ってくるんじゃないだろうか。
「ここの仕掛けを解いたら20階までまた追っかけるんで、そこんとこヨロシク。」
「あぁ、やっぱりそうなんですね。」
丁寧に教えてくれる親切なウナギだ。喋ってることには触れない方針で。
壁の文字を確認する前にフロア全体を見回してみる。色とりどりの果実が実った木がたくさんある。1階のどよんとした湿地と打って変わって、牧歌的で爽やかな空気が気持ちいい。
「課題は、『さすが農薬! 無農薬じゃ食えないものも平然と食えるようにしてくれるッ。そこにシビれる! あこがれるゥ!』かぁ。」
「すげぇノリノリだな。」
実際、無農薬って限度があるよね。そういうのを発展させてきたからこそ食料の安定供給ができて、人類が栄えてきたんだろうし。
「これなら私にも分かります。」
「じゃあ頼」
「絶対イヤです。」
「即答かよ。」
嫌いなものほど詳しい、という人はたくさんいる。意外に思うかもしれないけど、嫌いなものを回避するためには、その生態や特徴に詳しくないといけない。避けられない事態に陥ったとしても、深く知っていれば対策もできる。自分が知らないものというのは、嫌いなものよりも『どうでもいいもの』の方が多かったりする。
私の嫌いなもの、正しくは嫌いなものの巣窟となっている果実をその手に、ケンさんが戻ってきた。農薬がなければ虫害待ったなし、虫の天国、私の地獄、赤い悪魔と言っても差し支えない。
「たかがリンゴにそこまで言うか。」
「虫の温床は平等に悪です。」
壁にリンゴが吸い込まれ、先に進めるようになった。つまり、またウナギとの追いかけっこが始まるということだ。
「半分登った辺りから始めるよ。そういう決まりなの。」
何かのアトラクションの説明係のような立場に見えてきた。迫りくるウナギから逃げ切り、塔の最上階のお宝を手に入れよう! みたいな、寂れたテーマパークにもなさそうな感じ。
何はともあれ、ヌルヌルは勘弁願いたい。20階目指して駆け抜けよう。
「何か転がってきますね。」
「ありゃリンゴだな。」
なるほど、最初はウナギを捧げたからウナギが追ってきた。今度はリンゴをあげたからリンゴが降ってきて妨害してくる、ということかぁ。たくさん転がってくるし、勢いがあって当たると思っていた以上に痛い。おまけに足元に潜り込まれると階段を踏み外す危険まである。
これ、私たちだけじゃなくてウナギにもダメージ入るんじゃない? そう思って後ろの様子を見てみると、案の定悶え苦しむ魚類の姿があった。
「ちょっ、痛っ、リハと違うんだけど。待って、一旦止めて、ストップ、ストーップ!」
「何やってんだあいつ。」
「なまじ大きい分、私たちより被害甚大ですね・・・。」
自滅してくれたおかげでちょっと痛い思いをした程度で20階まで到達した。
このフロアは夏野菜の畑になっているみたいだ。ナス・キュウリ・トウモロコシ、そしてトマト。やっぱり夏はトマトの天下。同じ赤でも悪魔とは比べ物にならないほどきれいだ。
「ちょっと味見してきますね。」
「その前に何書いてあるか確認して、ついでに回収してきてくれ。」
トマトのためなら仕方ないなぁ。なになに・・・。『貴様は所詮・・・観賞用だったのが空腹に耐えきれずに食われた敗北者じゃけぇ。』
「壁のテンションが安定しませんね。」
「こんなとこじゃなかったと思うんだがなぁ。」
おかしな壁はひとまず置いといて、トマトをいただきに行こう。どうやらトマトの魔物というわけではなく、普通のトマトのようだ。それじゃおひとつ、いただきます。
「・・・味がしない。」
全くの無味。甘みも酸味もないし、青臭いかと言われればそんなこともない。ただの水分のかたまり。それがこのトマトの感想。
残念なものって、味の方にも適用されちゃうのかぁ。まぁいいや、これで目が飛び出るほどおいしかったら、食べ尽くして先に進めなくなるところだった。
「でもトマトは敗北者なんかじゃないです。」
「食用だろうが何だろうが繁栄してる以上、勝ち組だよな。」
自然界での勝ち負けは単純でいい。例え食物連鎖の底辺でも子孫を残して種が栄えれば勝ち、それができなければ負け。園芸種は人間が世話してくれる時点で大勝利が約束されている。
「はぁ、一生分リンゴにぶつかった気がする・・・。」
あのウナギ、ようやくここまでたどり着いたんだ。申し訳ないけど、もう次の階目指して登り始めちゃってるんだよね。
「相変わらずリンゴが降ってきますね。」
「それからトマト果汁で滑りやすくなってるな。」
階段横から果汁が噴き出ている。足元を不安定にさせる仕掛けみたいだ。リンゴと違って当たっても痛くないから別の角度から攻めてみたんだろうけど・・・。
「目ぇぇぇぇぇ! 果汁が目にしみるぅぅぅ!」
「何であいつだけ被害受けてんだよ。」
「さすがにかわいそうになってきました。」
「こんなの契約違反だぁ! 訴えてやる!」
ウナギの悲鳴を聞きながら登っていき、30階まで到達した。ここが最上階みたい。中央付近にふきのとうが群生している。そういえばこれを求めて登ってきたんだっけ。必要な分だけもらって帰ろう。
収穫しようと近寄っていくと、看板が現れた。黄色と黒のしましまで、誰にでも警告だと分かる見た目をしている。『半分はふきのとう、もう半分はハシリドコロ』だって。
「下手すると死ぬやつですよね。」
「怒羅金なら死なねぇだろ。あいつクサフグ丸ごと食っても何ともねぇんだぞ。」
「本当に人間ですか・・・?」
そういう人間離れした話を聞くと適当に摘んでもいいのかなって気がしてくる。だからってそういうことしちゃうと信用に関わってくるから、ちゃんとふきのとうだけ持って帰ろう。
見比べて判別するのも大変だし、葉っぱを少しちぎって食べて見極めよう。
「これは毒、こっちも毒、これはセーフ。」
「お前も人間離れしてんなって思ったが人間じゃなかったわ。」
毒味も飽きてきたし、もう十分採れたかな。そろそろ引き上げよう・・・と思ったけど、ここからどうやって下りるんだろう。
「終わった? じゃあ、そこのふき持って端っこに立って。」
いつの間にかウナギが追いついていて、帰り道の説明をしてくれた。私たちの妨害が役目だったはずなのに完全に案内役になっちゃっている。
「快適な空の旅をお楽しみください。」
「空ってほど高くねぇよ。」
「そういう問題じゃないですぅぅぅぅぅ!」
足元に穴が開いて落とされた。緑の勇者ならここから落ちても不一致って叫ぶ程度で助かる。私も死にはしないけど、ケンさんはそうはいかない。これどうすればいいの?
半分くらいの高さまで落下しただろうか。その辺りから何だかスピードが遅くなった気がする。気のせいじゃない、間違いなくゆっくりと、ふわふわと降下している。落とされる前に持たされたふきに何か特別な効果があるのかなぁ。傘持ってふわふわしてる人もいるし、形もふきより傘っぽいし。
ときどき風に流されながら、地上まで無事に降りてくることができた。何だか最後までアトラクション感覚が抜けなかったなぁ。何はともあれ目当てのものも手に入ったわけだし、アク抜きしないといけないから早く帰ろう。
山菜は鮮度が命。ということで、早速調理開始。
まずはお湯を沸かして、その間に水洗い。塩を入れて5分ほど茹でる。しっかりと湯切りしたら冷水に晒す。ときどき水を取り替えながらアクが抜けるのを待つ。アク抜きができたら水気をしっかりと取ってから、小麦粉と多めの氷水でサラサラに作った衣をつけて、油で揚げて出来上がり。サクサクとしておいしそう。
「うむ、うまいことはうまいのだが・・・。」
「だが何だよ。」
「やはり春先に食ってこそだな! 夏だと風情が感じられん!」
「誰が風情ぶち壊しの注文したと思ってんだ。」
ほんと、その場のノリだけで生きてるなぁ。ドラゴンさんみたいに、頭のネジは何本か抜けてる方が生きてて楽しいのかもしれない。
「世話になったな! また来るぞ!」
「2度と来んな。」
「ケンさん、その塩は天ぷらにつけるために用意したもので、人に撒くものじゃないです。」
このやり取りも何回目だろうか。何だかんだ言って出禁にする気もなさそうだし、様式美ってことにしておこう。
ドラゴンさんの時期外れの料理もあったけど、この季節にぴったりな私のごはんが待っている。仕事終わりをずっと楽しみにしていた。そう、ケンさんが言っていた、うま味の増したトマトを取りに行くこの瞬間を。
「行ってきま~す!」
「おう。」
意気揚々とトマト狩りに出かけた私だったけど・・・。
「戻りましたぁ・・・。」
「お、おう。どうした、テンション低いな。」
「いや、確かにおいしいトマトですよ?」
「ならいいじゃねえか。」
「気分的によくないんですぅ!」
トマトは赤いもの。そういうものだと信じて生きてきた私にとって、『熟しているのに緑色のトマト』というものが受け入れられない。血がダメだとしても、吸血種的に赤い方が食欲をそそる。市場でもよく見かけるようになってきたし、せめてオレンジや黄色だったらまだ許容範囲内だったのに。
背に腹は代えられない。おいしくない赤いトマトよりも、おいしい緑のトマトで妥協するしかない。旬のものでも、味がよくても、見た目は大事。料理は目でも味わうものという意味がようやく分かった気がする。
「おいしいけど・・・、緑・・・。」
(面倒くせぇ。)