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詩*日常から*

回転寿司

作者: a i o

赤身の魚が苦手だから

つぶ貝の食感を楽しんでる


粉末の緑茶を入れるのは

あなたの役目で

お箸を出すのは私の役割


透き通る水蛸は私

血の色した鮪ユッケはあなた


イクラの軍艦は勇ましく

列を成し

玉子の黄色はいつだって

眩しく輝いてる


湯気のたつ茶碗蒸し

すぐに平らげる私を

あなた信じられないような

目で見て


ちっとも重ならない皿

迷ってばかりのあなたを

私呆れたように

見つめている


選びとり

選びとり

あるの

決断を迫られながら


あなた私を選ばなかったら

流れてくレーン

また出会えるかしら

なんて考えても


注文パネル

指先ひとつ

じっくり考える時間をあげるわ

それでも


売り切れごめん


私は先にデザートを食べるから







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― 新着の感想 ―
[良い点] いつか巡りあうだろうと思っていた『飯テロ』作品。 回転寿司を舞台に舌鼓を打つ姿は、まさしく『飯テロ』。 詩と食事の描写ってとても合うと思うのです。 あと、デザートは奪われる運命なんですね…
2015/09/16 02:35 退会済み
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