御伽話と現実と
御伽話
昔むかしの事です。今は魔の森と言われている大深林に大きな王国がありました。そこでは、獣人も森人も人間も精霊も他のモノ達もみんな仲良く暮らしていました。
(中略)
ある時、一人の男が一つの計画を立てました。魔王をつくり出すという悪い計画を。男は闇の中で魔王をつくり始めました。そして、ついに魔王が生まれてしまったのです。最悪が生み出されてしまったのです。それにより魔物が王国に攻めてきました。誰もが絶望を感じました。王も民もみんな。
しかし、希望は途絶えてはいなかったのです。王国に攻めてきた魔物達は王都よりもはるか手前で「彼ら」に滅ぼされました。彼らはとても強く、魔法を使えば天が割れ雷が落ち、剣を振るえば地が割れ百の魔物が斬り伏せられました。火が吹き荒れ魔物達を焼き、氷が渦巻き魔物達を砕きました。彼らは森人であり人間であり竜であり獣人であり精霊でした。
中でも、聖女と魔法使いの活躍はとてもすばらしいものでした。二人は彼らのリーダーであり、いつも魔物達を倒す最前線にいました。聖女が祈りを捧げれば魔物達が浄化され、魔法使いが杖を振れば千もの魔物を倒していきました。そして二人は、最後には恐ろしい魔王さえも倒してしまったのです。王国は森に呑まれてしまいましたが、彼らの活躍のおかげでたくさんのモノ達が助かったのです。その後、彼らは各地へ散らばり疲弊した世界を癒していき、国をつくりました。それが今ある国々の元となりました。ですが、聖女と魔法使いだけは何処かへ姿を消してしまったのです。「この世界をもっと見て知っていきたい」と言い残して。ーーーーーーー「子供に読ませるおとぎ話」より『森の王国』一部抜粋
現実
聖女「ちょっとこれ着てみなさい!絶対似合うわっ!」魔法使い「えっそれメイド服だよね⁈嫌だよ!俺男‼︎」闘神「俺の筋肉が歓喜に震えてるぜぇぇえ‼︎かかっこいやぁあ!」賢者「久しぶりにぶっ放せるなんて嬉しいですねぇ。逝きなさい!」弟子達『『師匠!周りの被害考えてくださいぃぃぃい‼︎』』竜王「ワシのブレスに耐えられるものなら耐えてみるがよい!」僧侶「麻痺に火傷に猛毒のコンボとか誰得ですか⁈俺得ですね‼︎‼︎」精霊使い「大☆爆☆はーーつ‼︎」精霊「ですのーっ」「どっかーん、ですっ」魔王「俺、何でこんな所にいるの?てかココどこだよ⁈」
聖女→女王様系お嬢様
魔法使い→常識人ないじりキャラ
闘神→筋肉バカ=脳筋☆
賢者→魔術バカ
弟子達→闘神&賢者さんのお弟子さん。被害が出た時の尻拭いとか頑張っちゃう人たち
竜王→おじいさん。ちょっとハッスルしちゃいました♪
僧侶→ドMのHENTAIさん
精霊使い→ボム・ハッピー
精霊→素直な子たちなんですっ…
魔王→突然召喚された不憫なお人