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300文字で行こう

ごっこ遊び

作者: asaghi

 誰かが私に教えました。

 喜びは長く、悲しみは短く、と。

 だから、この手紙もなるたけ短く認めましょう。


 幼い日。二人で遊んだ、ごっこ遊び。

 私がお姫様で、あなたが助けに来た騎士。いえ、王子様。少なくとも、私はその積りで。


 学校に通うようになってからも、二人一緒にいるのが当たり前で。だから、いつの間にか、言えなくなっていました。


 ずっと、友達でいましょうね、と。


 明日からは、その言葉通りに。


 何が悪かった訳では無く、何が足りなかった訳でも無い。


 ただ、ずっと、離れなかったのがいけなかった事。

 同じ事で笑い、同じものを見て泣いたのが。

 現実は冷たく、厳しいから?

 

 何よりも、二人の通っている学校が、中高一貫の女子校だった事。


     

                    * The End *

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― 新着の感想 ―
[一言] 最後の返しは、僕も驚き、同時に上手だと思えました。良かったです!
2010/10/31 17:13 退会済み
管理
[良い点] 雰囲気あるなぁと思いました。縦書きの話ならだめなんだろうけど、横書きの、改行の多いこの媒体ではすごく耽美な感じが出ていました。 [気になる点] もう一ひねり、ほしいです。もしくは、もうちょ…
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