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「部屋ごと召喚された俺のチートフィギュア軍団」  作者: nekorovin2501


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第4話: 王都の謁見! 勇者認定と新たな仲間

王都アステリアの城壁は、想像以上に壮大だった。高さは20メートル以上あり、石造りの壁に魔法の結界みたいな光が走ってる。門衛の兵士たちが俺たちを見て、慌てて敬礼する。王女の護衛がようやく追いついたみたいで、馬車はスムーズに中へ。

「太郎様、ようこそ王都へ。ここが私の故郷です」

エルフィア王女が笑顔で案内してくれる。街中は活気にあふれてる。石畳の道に馬車が走り、市場では果物や武器が売られてる。ファンタジー世界そのものだ。俺はヘタレオタクだから、こんな賑やかな場所は苦手だけど、フィギュア軍団がいれば心強い。

王城に着くと、すぐに謁見の間へ通された。広大なホールに、玉座の国王が座ってる。白髪の威厳あるおっさんで、隣に王妃らしき女性。王族の重鎮たちが並んでる。

「エルフィア、無事で何よりだ。……そして、この者が召喚された勇者か?」

国王の声が響く。王女が跪いて報告する。

「はい、父上。高橋太郎様です。私の召喚魔法が失敗し、お部屋ごと異世界から来られましたが……その力は本物です。森の魔物や街道の奇襲を、瞬く間に撃退してくださいました」

俺も慌てて跪く。ヘタレだけど、礼儀は大事だろ。

「え、えっと……よろしくお願いします」

国王が頷き、俺に視線を向ける。

「勇者よ、立ち上がれ。魔王軍の脅威が増す中、君の力が必要だ。どんなスキルを持つ?」

ここでデモンストレーションか。俺はポケットから小さな戦車フィギュアを取り出して活性化。

「これです。フィギュア・マスターってスキルで、ミリタリーフィギュアを動かせます」

ミニティーガーIが床を転がり、主砲を模した光を放つ。ホールがざわつく。

「何だ、あの小さな鉄の馬車は……!」

「魔法か? いや、見たことのない力だ!」

国王の目が輝く。

「素晴らしい! 伝説の機械召喚士の再来か。勇者として認定しよう。報酬として、金貨100枚と、王都の邸宅を与える。魔王軍討伐に協力してくれ」

金貨100枚! 異世界でリッチだぜ。俺は感激しつつ、ヘタレ根性で謙遜。

「いや、そんな大それた……俺、ただのオタクですよ。でも、フィギュア軍団がいれば、なんとか」

謁見が終わると、王女が俺を冒険者ギルドへ連れて行く。勇者認定の証明書があれば、クエスト受注が楽になるらしい。

ギルドは酒場みたいな建物で、冒険者たちがわいわいしてる。受付の姉ちゃんが証明書を見て、登録を済ませる。

「勇者様、ランクは最初からC級でいいわよ。特別待遇ね」

そこに、猫耳の女剣士が近づいてきた。褐色の肌に、筋肉質のボディ。美人だけど、ワイルド系。

「へぇ、王女様のお連れさん? あたし、ルーナ。獣人族の剣士だよ。ギルドの常連さ」

王女が紹介する。

「ルーナは優秀な冒険者です。太郎様のパーティーにどうかしら?」

ルーナが俺を値踏みする。

「ふん、この細っこい男が勇者? ま、力見せてくれりゃ組んでやるよ」

ちょうどいいタイミングで、ギルドの掲示板に緊急クエストが張り出された。王都郊外の森に、魔王軍の小隊が潜伏。偵察と撃退を依頼。

「これ、俺たちで引き受けるか」

ルーナがニヤリ。

「よし、行こうぜ!」

郊外の森は、街道より深い。敵はオークとゴブリンの混成部隊、二十匹以上。弓兵もいる。

「フィギュア軍団、展開!」

俺はいつものように活性化。ティーガー、パンター、戦闘機、歩兵を配置。

「陣形Aパターン! 戦車前衛、歩兵射撃、戦闘機空爆!」

ミニ軍団が動き出す。ティーガーの主砲がオークを砕き、パンターが機動でゴブリンを蹴散らす。戦闘機が上空から爆撃、歩兵が精密射撃。

ルーナが剣を振るって突っ込む。

「すげぇ! この小さなヤツら、戦場を支配してるじゃん!」

王女の魔法がサポート。炎の矢で敵を焼く。

でも、敵のボス級オークがルーナを狙う。斧が振り下ろされる!

「危ない!」

俺はヘタレだけど、咄嗟にフィギュアを指示。歩兵フィギュアが援護射撃でボスを怯ませる。ルーナが反撃で斬り倒す。

戦闘終了。敵全滅。

ルーナが息を切らして俺に近づく。

「やるじゃん、勇者。パーティー入り、認めてやるよ」

王女が微笑む。

「これで仲間が増えましたね、太郎様」

俺は内心ホッとする。フィギュア軍団だけじゃなく、人間味のある仲間ができた。ヘタレの俺でも、なんとかなりそうだ。

王都に戻り、邸宅で休憩。部屋を収納から呼び出して、PCで戦術を振り返る。レベルアップで、フィギュアの動きが滑らかになった気がする。

でも、ふと思う。俺自身は何もしてないな……。フィギュアに頼りきり。もしかして、俺も戦えるようにならないと?

(第4話 完)

(つづく)

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