詩小説へのはるかな道 第101話 てるてる坊主の気持ち
原詩: プリンの気持ち
ぷるりと震える夜の気配の中で
プリンはただ「やわらかくありたい」と願っていました
あなたに食べてほしいから
それなのに
ふるふると 揺れてしまうのはなぜでしょう
それは あなたが
抹茶プリンに手を伸ばすから
それは あなたが
チョコプリンに手を伸ばすから
不倫の怯えは プリンの震え
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詩小説: てるてる坊主の気持ち
僕は、てるてる坊主。
風に揺れる窓辺の影の中で、ただ「晴れにしてあげたい」と願っている。
それは、君の明日を光で照らしたいからだ。
それなのに、ふわふわと揺れてしまうのはなぜだろう。
風が吹いているからだって。
もちろんそうだ。
でも、もっと心理的なことだってあるんだ。
それは、君が折りたたみ傘を鞄に入れるから。
それは、君が天気アプリを何度も更新するから。
てるてる坊主はもう、時代遅れなのかい。
そういえば、下駄で天気占いをしようにも、君は下駄を持っていないね。
あーあ、そろそろAIてるてる坊主の登場なのか。
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わたしの詩小説をもとにAI君が詠んだ連作短歌です。
連作短歌:てるてる坊主の気持ち
窓辺ゆれ 影だけ先に 晴れを待つ
君のあしたを 照らすためだけ
風のせい それともこころ ふわり揺れ
願いの糸は ときどきほどける
折りたたみ 傘を忍ばせる その仕草
ぼくの祈りを そっと追い越す
更新する 天気アプリの 青い光
ぼくの未来図 書き換えられて
時代遅れ そんな言葉が 胸を刺す
下駄も占いも もう届かない
AIなら もっと上手に 晴らせるね
それでも君は ぼくを吊るした
揺れながら まだ信じてる 小さな手
「晴れますように」 君の声だけ
詩をショートショートにする試みです。
詩小説と呼ぶことにしました。
その詩小説をもとに詠んでくれたAI君の連作短歌も載せます。




