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愚者の烙印~異能者の原罪~  作者: 風太郎
ドッペルゲンガー事件

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ドッペルゲンガー事件

情報が揃い、いよいよ推理を進めていく中島君。しかし、中島君はなかなか言葉が出ずに…

僕は頬に両手を当てて何度か深呼吸をする。手が小刻みに震えている。怖いのか?今まで問題を解決した後に何度も何度も罪をかぶせられ、叱責された記憶がフラッシュバックする。

できるのか?僕に?

僕は自分に問いかける。

心臓の鼓動が早くなり、思考にブレーキがかかり始めているのが分かる。

「…。」

言葉がうまくまとまらない。

しばらく立ち尽くしていると。

「じゃあまず私が今まで集めた情報をまとめていくよ!」

ふっと意識がもとに戻ってくる。

結衣先輩が助け船を出してくれた。

「5W1H方式でまとめていくね?それでいい?」

僕は頷く。

「まず誰がについてだけどこれは2-4の橋爪 蓮クンが、だね!」

「次に何をだけど今まで下の子には高圧的だったんだけど急に優しくなったんだ。それがいつからかというと…。いつだっけ?」

「2015年5月18日の帰宅した時から19日火曜日の昼休みでの間…です。」

僕は結衣先輩の目を真っ直ぐみながら答える。

ありがとうございます。もう大丈夫です。

目でそう訴えかけた。

「橋爪先輩は5月19日火曜日に帰宅した時には性格の変化には気づいていたけど18日については特に言及がなかった。そしてサッカー部マネージャーの野口先輩から『昼休みくらいから変だった』との証言があります。つまり、少なくとも18日月曜日に帰宅した時から昼休みが終了するまでの間となります。」

僕が答えると

「いいねえ!いよっ!さすが名探偵!」

結衣先輩が茶化してくるのを無視して続ける。

「次にどこで、ですが先程の時間から『橋爪先輩の自宅』か『学校までの道中』か『校内』かです。もちろん休み時間に校外に出た可能性はありますが、これらが有力だと思います。」

「なぜとどのように、ですがこれはまだ分かっていません。しかし、ある程度推測が可能です。橋爪先輩本人は性格は今まで自分よりも下だと思っていた人には高圧的だった。それが修正された。まるで優等生のように。そして野口先輩に橋爪先輩のことを質問した時に変な反応をしていた。」

「ああ!そういえばなんか乙女みたいな感じだったっけ?もしかして!」

結衣先輩が怪しげに答える。

「『恋の病』ですねぇ?」


情報の欠片がようやく形を成し、ピースの形になりました。後はこれを並べ替えていくだけとなりました。

さて結衣先輩の言う「恋の病」とは何なのか。気になって夜しか眠れませんね。

次回の2025/12/4~6まではAM6:00に投稿しますのでどうぞよろしくお願いします。

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