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愚者の烙印~異能者の原罪~  作者: 風太郎
ドッペルゲンガー事件

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入部試験

ついさっきまで清水先輩の名前を覚えることができていなかった中島君。今回から登場人物が3人も増えてしまいます。無事に覚えきることができるのか。では本編へどうぞ。

「この部活…ミステリー研究部の活動内容と目的を教えてください。」

僕は真っ直ぐと奥の左側にいるくせ毛の男子生徒を見つめる。

「う~ん。そうだねぇ。まずは自己紹介から入ろっか。僕は3年の藤原だ。もうすぐ引退だけどこの部の部長をしている。」

順に時計回りに短髪の男子生徒が口を開く。

「同じく3年の小川だ。」

「お、岡本です。」

最後に左手前のボブヘアの女子生徒が口を開く。

「2年の清水 紗良です。結衣と同じ名字だから名前呼びでいいよ?」

左奥から時計回りに藤原先輩、小川先輩、岡本さん、紗良先輩ね。覚えた。

「僕は1年の中島です。岡本さんと同じクラスです。」

全員自己紹介が終わったところで…

「さて…この部についてなんだけどそれを説明する前にちょっとしたテストをする慣わしがあってね。まあひとまず椅子に座って!結衣ちゃんドアとカーテン閉めてくれる?」

外から聞こえていた管楽器のけたたましい音がわずかに聞こえる程度にまで小さくなった。

僕は促されて左手前の席に着席する。

「で、そのテストについてなんだけど1ヶ月以内に何らかの校内の問題を解決して全部員が入部を認めさせること、なんだよ。何か質問ある?」

活動内容を伏せているつもりらしいがおおよそ校内の問題を「解決」するための部活って感じか。その入部試験でバレバレだ。

「主に3つ質問があるのですがいいですか?」

僕は尋ねると続けるように促される。

「まず1つめはその問題の規模とその個数について。2つめはその解決というのは問題の構造が明らかになることと言う理解でいいのか。3つめは複数人、例えばここの部員以外の人に手伝ってもらってもよいのか。です。」

部員の視線が一斉に僕に集まる。

やめてくれ。そんなに見つめられると緊張するだろ!

藤原先輩が答える。

「…。まず…1つめについてだけどどんなものでもいい。個人の手中に収まるものから学校中を巻き込むようなものまでね。個数も1つで十分だよ。もちろん部員が納得しなければ2つ目以上もあり得るけどね。2つめはその理解でいいよ。中にはアフターケアができない場合もあるからね?3つ目については特に制限はないよ。人に頼ることも才能の一部だしね。質問は以上かな?」

「はい。ありがとうございます。」

僕は頭を下げると続けて

「では今の状態でその試験を突破できると思います。」

部員全員が目を見開く。

「まさかドッペッ。いったー」

ガンッ

岡本さんが机の下で頭をぶつけた。

「ええっ!!もうわかったの!?私まだイマイチつかめてないんだけど!?」

「それで!どうだったの?」

ダブル清水先輩はまだ解けていないようだ。

「はったりじゃねえだろうな?」

小川先輩は疑っているようだ。

「完全ではありませんが9割9分は解けています。」

僕は答えると小川先輩は威圧的に問いかける。

「へえ?じゃあ答えてもらおうか?」

「…。」

僕この人苦手だ。

「はい。じゃあみんな!今から話すことは他言無用でよろしくね?」

藤原先輩は問うとみんな小さく頷く。

「じゃあ話してもらおうか?このドッペルゲンガー事件の真相について。」


大変長らくお待たせしました。次回より皆さん待望の推理パートに移ります。証拠は文章内にすべての入っていると思いますので何があったのか皆さんで考えてみてください。では、また次回も楽しんでいってください。

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