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愚者の烙印~異能者の原罪~  作者: 風太郎
告白

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43/49

可視化

放課後になった。部活の時間だ。

午後の最後の授業が終わり、他の子はまだ教室に留まる中、足早に教室を離れる。

ボクと紗良は転校してから間もなく、さらに体調が不安定だからだ。

教室の方を振り返ると男子が段ボールで何か組み立ており、橋爪くんもその中に混じって指揮をとっている。

はーー。

うらやましい。ボクだって楽しみたいのに…。

そんな想いを振り切って部室に向かった。


部室に向かう途中、カラオケ店での中島君との加藤の攻略法を思い出す。

今の加藤の武器は主に3つだ。

1つは能力「透明化」だ。

これについては物音を聞き分けるのが最善となるだろうということだ。まあいずれにせよ後手に回るしかない。間に合わなかったら中島君が『ちぇすと?』って言うのをしてくれるらしい。それについて聞いたら知恵捨てだとか何とか…。まあやたら自信持ってたから大丈夫なんでしょう。多分。

ちなみにあのアルミ帽子を被るのはなし。効果があるとしてもアレはない。絶対ない。フリじゃないからね?

2つめは情報網だ。

これについては奴はこの辺りの地形に詳しくないうえに知り合いや手伝える人間もいないだろう。なにを狙っているのか不明だがそこまで人数がいた場合、特定の日、つまり文化祭を狙って襲撃してくるだろうとのことだ。そしてそれまでは盗聴器が主な手段になっているだろう。これは見つけ次第アルミホイルと電源引っこ抜くでOK。

3つめは逃げ足だ。

奴はそもそも透明化の力を持っている。それ故に一度逃げられたら100%見失う。ゆえに狙い目はもう一つの足、バイクだ。これは建物内に持ち運ぶことはできないうえに能力の遠隔発動で隠すことはできない…と思う。だからこれを手分けして捜してもらうことにする。

誰にって?そりゃあ…

「お疲れー!みんないる?1年は…うん!いないね!」

 ミステリー研究部のみんなにだよ。それと警備員さんと警察の方々にもにね。

「よお。今日も元気いいな!何かあったのか?」

 いい感じに小川先輩が話を振ってくれたのでそれに答える。

「ああ…。実はね…。ちょっと中島君から相談があったんだけど…。」

 ボクはいつも中島君が座っている席の方をちらっと見る。

 悪いね…。中島君。これしかみんなを納得させる方法を思いつかなくて…。

 みんなの視線が自然とボクの方に集まる。

「ちょっとその前に…私が今からみんなには言うことは他に人には広めないでって言われてるんだけど…。」

 「わかったよ。紗良ちゃん、小川!ドアとカーテン閉めてくれる?」

不穏な空気を察して藤原部長が声を上げ、2人はそれに了承した。

「じゃあ話していい?」

3人は小さく頷いた。

「実はね…。」

ボクはつばを飲んだ。

「中島君がバイクに乗った中年くらいの男の人にストーカーされてるの。」

ボクは必死に平静を装いながら、しかし堂々と真剣にそうみんなに告げた。


楽しみにされている方は申し訳ございません。そろそろ仕事が忙しくなるので投稿ペースが落ちそうです。大体週に1~3くらいのペースになるかと思います。可能な範囲で投稿していく予定ですのでどうぞよろしくお願いします。

更新する日は「X」で伝えさせていただきますね!

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