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愚者の烙印~異能者の原罪~  作者: 風太郎
告白

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38/46

パンドラ

「ただいまー。あれ?ママ帰ってきたんだ。」

ボクは学校から帰宅し、臙脂色の重いランドセルを玄関に置く。

玄関にはママがいつも履いている紺色の運動靴がつま先が家の中の方向を向いて乱雑に置いてある。

「ママー?」

ボクは靴を脱いでボクは胸に期待を秘めながら足早に玄関の奥へと進む。

ママは月に一度ボクの顔を見に帰ってくる程度でいつもは次の日には教会に帰ってしまう。

しかし今日は2日連続でママが帰宅している。

昨日のことはやっぱり良かったのかな?どうだったかな?

そんな思いでリビングのドアを開ける。

「ママー!あれ?」

そこには向かいに大きな窓があり目の前にテーブル、右にはテレビが設置されている。

ふと左端を見るとそこにはママがいつも来ている黒のブレザーとその下に手提げ鞄が乱雑に置いてある。ただそこに置いただけのような…。

おかしいな…ママはいつもはどんなに忙しくても上着はハンガーに掛けていたのに…。

「ママー?…トイレかな?」

ボクはそのことに違和感を感じながらさらに周囲を見渡す。

すると窓の左端のカーテンが少し揺れているのに気付く。

閉め忘れたのかな?いや洗濯物かな?

ボクは空いてる窓の方に近づき、ベランダに出た。

「マ…いない。」

ボクはベランダに顔を出し、そこに誰もいないのを確認する。

おかしいな…。鍵閉め忘れて出かけたのかな?

部屋に戻ろうとしたその時、手すりの下の方に電気コードが引っかかっていることに気がついた。

何だろう?

それに近づこうとしたとき、何かに止められた気がした。

後ろを振り向いても誰もいない。

何だったんだろう?

そんなことを考えながら正面に向き直ろうとする。



ピピピピピピピピッピピカチッ

「うう~ん。」

ボクは布団から目覚ましを止めて布団にうずくまる。

う~ん。

ねむい。


布団の中でゴロゴロすること5分後…

ピピピピピピピピッ

もう一度目覚ましが鳴り始める。

う~ん。なんなんだよもー!

ボクは仕方なく布団から這い出て目覚ましのアラームのスイッチを切る。

「―――。ふあ~~~ぅん。」

う~ん。ねむいな~。

机に置かれているデジタル時計を見ると6:02を示していた。

紗良のママがパパとママの弁当を作っているのか台所からはガチャガチャとした音が聞こえてくる。

ボクは寝起きの重い身体を引きずり洗面所に向かう。

寝癖で爆発した頭をブラシでときながらさっきの夢を思い出す。

ここ最近あの夢ばっかりだけど何なんだろう?

あの感じからしてK市の前の家とも違うし…。

う~ん?まいっか。

考えても仕方ない。今はクソ加藤に対処することが先だ。

ボクは軽く顔を洗ってから卵の焼けるいい匂いのするリビングに向かった。


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