表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愚者の烙印~異能者の原罪~  作者: 風太郎
ドッペルゲンガー事件

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/39

ミステリー研究部

放課後になり、クラスメイトが各部室に移動を始める。僕は部活には入っていないので荷物をまとめ、図書室へと向かう。

今日は気になる会話が聞こえた。その生徒の会話をまとめるとその先輩は周囲の人には愛想よくしていたけど自分より下だと思った人には暴力的で陰でいろいろと問題を起こしていたらしい。その先輩が昨日から今まで暴力を振るっていた人たちにも優しくし始めたそうだ。

確かに引っかかるな。男子三日合わざれば…とは言うけれどそもそも人の性格っていうのは1日で変わるものなのか?

それを調べるために図書室に向かう。本当は昼休みに行きたかったが山田先生の相手で脳が疲れていたので放課後にした。


図書室の本棚から心理学を探し出し、目的の本を探していく。キーワードは「催眠術」「洗脳」「人格」だ。見ていくと「大人の心理学常識」や「心を見透かす技術」などの本が並んでいる。どれも興味を注がれるが下の方に探していくとそれらしいものを発見した。タイトルは「『感情』は最強の武器である」だ。人の人格は経験よって得られた感情によって作られていくものだと僕は考えている。だから、感情について理解していくことで人格が急変する謎も解けるのではないか?

そう考えながら目次を見ていくと「情動が思考を左右する」とある。そのページを読み進めると主にこんなことが書いてある。


ーー思考はそのとき感じた事柄に、ときにはそれとなく、ときにははっきりと影響されるのだ。ーー


つまり、その先輩は何らかの方法によって今まで自分より下だと思っていた人間もそうでない人間と同じだと言うように認識し直したということか?

例えば下だと思っていた人に痛い目を見たとか?

しかしそうなると何らかの噂が学校中に広がってもおかしくないような?

「あのー」

考えることに夢中になって周りが見てなかった。そんなことを思いながら声をかけられた方を振り向く。

「やっとこっちを見た。」

どうやら相当集中していたらしい。左を向くと隣に知らない女子が立っていた。

「何ですか?」

「君、昨日も来てたよね?名前は?」

「中島 悠斗。1年です。」

「私は清水 結衣。2年だよ。2週間前に転校してきたんだ!」

文化祭も終わり、今から夏休みに入ると言うときに転校生?時期がずれてるな。

それによく見るとまつげに肌色の粉末が微量付着し、スカートの右ポケットが少し膨らんでいる。

「何か調べ物?」

「最近サッカー部の2年生の人格が突然変わったと噂になっていたのでそれについて少し調べてみようと…。この変な時期に転校って珍しいですね。で何の用ですか?」

「真面目くんだね。モテないでしょ?」

「…」

少し間を置いて話し始める。

「君、ミステリー研究部に入らない?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ