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諸国民の神  作者: 伊阪証
1/1

天与歴程

ナレーション「小野小町の死体を放り、観察し、九相図を描く。」

ナレーション「実に、学術的意義のある実験であった。」

ナレーション「人の死体は不思議なものだ。」

ナレーション「いつの間にかこと切れることもあれば、その果てに異形にすら成り果てる。」

ナレーション「一つは眠り村の怪」

ナレーション「一つは神殿の祭壇」

ナレーション「一つは死体の宝玉」

ナレーション「一つは原始の宗教」

ナレーション「一つは陳腐な諍い」

ナレーション「五つの難題、その先に君達は何を求めるか。」

ナレーション「あぁ、私は実に楽しみだ!」

PL1「ほとんど考えてねぇからだろ。」

KP「そうだぞ。」

KP「自己紹介よろ、あ、私はルカです。四代目の伊阪証。」

GM「シナリオ作った方の五代目伊阪証です。」

KP「私が四代目伊阪略してよいさ。」

GM「よいちとにーよとよさんによいさでいごさ。」

PL4「一周回って呼びにくい。」

PL1「似てる・・・あ、PL新潟のバーサーカー、今回はギャルれな子略してギャレンです。」

KP「橘かな?」

PL2「私が帰ってきた!PLドスケベ丸前回から継続して必殺仕事人チサト。」

KP「必殺すんな。」

PL3「PLナカナカことGMの高校からの友人でーす、今回は前回貰ったキタさんBLACK。」

PL4「プレイヤーも続投してます喜多ちゃんBLACKです今日は酒五杯目。」

KP「終わってんなコイツら。」

KP「まぁいいやとりあえず始めます。」

KP「さて、今回の舞台は眠り村。まずはキャラ紹介いこうか。」

PL1「……はーい、ダウナーギャルのギャレンです。基本は探索担当、ちょっとだけ学問もかじってまーす。テンション低いのは仕様です。」

PL2「はーい、必殺仕事人チサト。朗らかアサシンでーす!隠密と戦闘は任せて!」

KP「朗らかに人殺すな。」

PL3「……私の名はキタさんBLACK。和風ストイック担当。交渉と逃走ならば任せていただこう。」

PL4「どうもー喜多ちゃんBLACKでーす!弾き語り担当!芸術と回復でパーティを支えまーす!」

KP「芸術と回復が同列で出てくるの草。」

PL2「バンドマンヒーラーじゃん。」

PL1「……いやむしろ、ライブで回復するRPGってなんだよ。」

PL3「己の魂を響かせて癒すのだろう。」

PL4「任せろ、酒とギターで全て解決する!」

KP「終わってんなやっぱこのパーティ。」

PL1「どっちかといえば関係者のソウルだな。」

PL2「バンドマンがめんどくさいのは今に始まった事じゃないし。」

ナレーション「夜明け前の眠り村。山の稜線に白い霧が垂れ込み、屋根瓦を濡らしている。」

ナレーション「鶏の声はなく、薪を割る音もない。村全体がひとつの寝台に変じたかのように静まり返っていた。」

ナレーション「家屋の中には、食事の途中で眠りに落ちたままの家族。鍋は冷え、火は消えて久しい。」

ナレーション「坑道の入口には、掘削道具が散らばり、鉱夫たちがうつ伏せで眠っている。呼吸はあるが、揺さぶっても目を覚ますことはない。」

ナレーション「湿った土と油の匂いが鼻をつき、空気は薄く、胸の奥が焼けるような違和感を覚える。」

ナレーション「宗教施設の鐘楼も沈黙している。祈りを捧げる者の姿はなく、村全体が夢の中に沈んでいるかのようだ。」

ナレーション「それは祝福か、それとも呪いか──。いま、君たちはこの眠り村に足を踏み入れる。」

ナレーション「眠り村を調べる手がかりを求め、君たちはある人物に呼び止められる。」

ナレーション「彼は警察関係の友人。制服を脱ぎ、昇進を果たしていた。」

ナレーション「だが、その理由は上司の殉職にあった。」

ナレーション「上司は無傷のまま発見された。だが死因は──窒息と衰弱。」

ナレーション「そして死亡現場は、上司の故郷の山であったという。」

ナレーション「友人は重く口を閉ざし、やがて一束の資料を差し出す。」

ナレーション「そこには眠り村の記録が綴られていた。」

ナレーション「君たちはその資料を手に取り、捜索を始める。」

ナレーション「──そしてその瞬間、己が社会人であることを思い知らされる。」

ナレーション「まだJKのつもりでいた錯覚が、無情に打ち砕かれる。」

ナレーション「SANチェックだ。」

PL1「クソトラップしかけやがったなー。」

PL2「まぁ覚悟はしてた。」

PL3「名前は?」

PL4「TRPGの伝統死んだら名前付ける。」

GM「伝統って中国皇帝じゃねぇか。」

KP「眠り村についての資料だが、いくつか特徴がある。」

KP「まず、村人は“眠り”を奇跡として信仰している。だが布教活動や教祖はいない。村全体が一つの信仰共同体だ。」

KP「外部への拡大の兆候は見られない。閉鎖的な共同体に留まっている。」

KP「経済は採掘で潤っていて、資金面での説得や買収は通じない可能性が高い。」

KP「それと、生活水準は世間より大きく遅れている。時間が止まったような村だと報告されている。」

PL1「資金で説得は無理ってことね、めんどくさ…」

PL2「まぁ潜入するしかないな。朗らかに!」

PL3「時間が遅れている村……不気味だな。」

PL4「ギターで説得とか通じないか?」

KP「経済で動いてる相手に路上ライブは効かん。」

KP「眠り村に入る手段は二つある。正面から警察の検問を突破するか、顔見知りの警察官を頼るかだ。」

KP「検問は厳重で、隠密で突破すればバレた時に即アウトになる可能性がある。」

KP「一方で、顔見知りの警察官を利用するなら、それなりに信用を見せる必要がある。油断させる工夫も欲しいだろう。」

KP「眠り村に入る手段は二つある。正面から厳重な検問を突破するか、顔見知りの警察官を頼るかだ。」

KP「検問は隠密で突破できるかもしれないが、失敗すれば即アウト。顔見知りを頼るなら、信用させる工夫が必要になる。」

PL1「……隠密で突破とか死ぬ未来しか見えん。ギャルJKで油断させよ。」

PL2「おっけー。警察官ってそういう軽いノリに弱いしな、朗らかアサシンだし騙していこう。」

PL3「正攻法を捨て、外見を偽るか……。合理的ではある。ならば徹底的にやろう。」

PL4「よっしゃー!ギャルバンドJK参上!弾き語りで警察官もメロメロにするぜ!」

KP「……お前ら本気で行くのか。」

PL1「うん、バカほど騙しやすい。任せて。」

KP「潜入に入る前に、持ち込みアイテムを確認しておこう。警察官からは“森は危険だから”と小型リボルバー、弾薬、ナイフを全員分受け取れる。」

PL1「私の元々の装備はライターと救急キット。あとリボルバーって…火力強くない?」

PL2「私は麻酔と注射器。そこに銃まで渡されたら、朗らかに仕事人すぎるんだが。」

PL3「衛星電話と爆竹、そしてナイフと銃か……。和風ストイックにしては物騒だな。」

PL4「俺はギターとバールとダクトテープ。に銃が加わる。これもうライブ会場じゃなくて武装蜂起じゃん!」

KP「スマホは全員が所持しているものとして扱う。通信や記録に使えるぞ。」

ナレーション「車のエンジンが低く唸りを上げる。まだ夜明け前の街を抜け、ヘッドライトだけが闇を裂いていく。」

ナレーション「道路脇には徐々に人影が減り、街灯もまばらになる。窓の外には深い森の黒い壁が立ちはだかっていた。」

ナレーション「やがて舗装は途切れ、砂利道に変わる。車体が揺れるたび、トランクに積まれた装備が鈍く音を立てる。」

ナレーション「森の奥へ奥へと分け入るにつれ、電波は途絶え、スマホの画面は圏外を告げた。」

ナレーション「遠くで獣の遠吠えが響く。眠り村まで、あと少し──。」

PL1「なんでスマホ渡した?」

PL4「多分このGMのことだから、隠密突入か変装侵入で展開変えてるんだろ。」

PL2「敵側の強化かどうかってことか。じゃあスマホは逆に言えば事件に直接関与しない感じか。」

PL3「……つまり“使えそうで使えない”道具、というわけだな。なるほど。」

ナレーション「森の入口、細い一本道に鉄柵が立てられ、警察官が数名詰めていた。これが眠り村の検問だ。」

ナレーション「柵の向こうには村へ続く道が伸びている。だが銃を携えた警官たちが目を光らせ、簡単には通れそうにない。」

ナレーション「車が近づくと、警察官の一人が歩み寄ってきた。その顔は見覚えのあるもの──かつて君たちを助けた友人だ。」

ナレーション「彼は君たちを一瞥し、ため息をひとつ。『……また妙なことに首を突っ込むなよ』とだけ言って、柵を開いた。」

KP「(シークレットダイスを振る-1d2)」

PL1「何それ。」

KP「警戒度ダイス、公開していい?」

GM「大したことではないからいいよ。」

KP「これで村が油断するか警戒するかを見てた。油断なら“女子高生だから暴力で抑え込める”という判断。」

KP「逆パターンなら“女子高生だから現役で勉強も運動もしてるハイスペック”と判断する。」

PL2「ロケットガールかな?」

PL3「これまた懐かしいものを・・・。」

ナレーション「柵を抜けた先、眠り村はひどく静かだった。朝靄が低く垂れ込み、視界の奥は白くかすんでいる。」

ナレーション「舗装されぬ土の道。両脇に並ぶ木造の家々はどれも古び、屋根瓦は苔に覆われていた。」

ナレーション「人の姿はほとんど見えない。窓の奥で見えた気配も、近づけば寝息を立てて横たわる人影ばかり。」

ナレーション「商店の棚には品が並んだまま埃をかぶり、店主も椅子に腰掛けたまま深い眠りに落ちている。」

ナレーション「水路を流れる水は濁り、わずかに油の匂いを漂わせていた。坑道から流れ出すものだろう。」

ナレーション「犬すらも丸まって眠り続けている。──まるで村全体が、時間ごと眠りに沈んでしまったかのように。」

ナレーション「村に客が来た気配を感じてか、一人の村人が目を覚ます。朝霧一族の若者だ。立ち上がろうとしたところを、チサトとキタサンが支える。」

PL1「危険だったら即座に殺せ、いいな?」

PL2「問題ない、クトゥルフ神話TRPGだからな。ちゃんと警戒してる。寧ろ抑え込める分速攻でいける。」

PL3「構図的には五部のドッピオじゃん。」

PL4「第一村人の死因は手刀かぁ。」

ナレーション「倒れていた村人の一人がゆっくりと目を開けた。髪は乱れているが瞳は冴え、まるで眠りの中でずっと観察していたかのように冷静な視線を向けてくる。」

ナレーション「彼女は朝霧ハルカ。まだ若い学生風の装いで、周囲を確かめるように言葉を探している。」

朝霧ハルカ「……あなたたち、外から来た人……?」

KP「ちなみにAPP15。」

PL1「マジかよ、平均値下がんじゃん。」

PL2「APP低くて17だぞこっちはァ!!」

KP「なんならギャレンの前の吉良ココアは衣装のせいでAPP20越えてたからな。」

PL4「APPは変に下げるより元つけた方が面白い。」

PL3「謎のライフハック草。」

朝霧ハルカ「……村の皆は、眠ったままなんです。私も気づけば意識を失っていて……目が覚めたのは、あなたたちが来たからでしょうか。」

KP「状況はある程度共有できた。ここで君たちが来た根本の理由──殉職した上司の件を話すかどうかを選べる。どうする?」

PL1「正直に言います。あなたの故郷で上司が死んだ、その調査で来た。」

PL2「おい待てバカ正直すぎんだろ!」

PL3「いきなり核心ぶっ込むな!」

PL4「自己紹介で爆弾投下やめろって!」

KP「……ではハルカは大きく目を見開き、しばし言葉を失う。」



PL1「とは言っても理由と思い浮かぶものはないし、平和そうに寝ぼけてて安心した。でもそれ以上に──見開いた目が嬉しかったんだよ。」

KP「言いくるめ、自動成功とします。」

ナレーション「ハルカは驚きに固まっていたが、やがて頬を赤らめて小さく笑みを浮かべた。警戒心は完全に解けたようだ。」

PL2「うわ、口説き落としにかかったぞ。」

PL3「戦略的言いくるめとかいう新ジャンル。」

PL4「ナンパギャルの面目躍如。」

KP「いやこれはもう“言いくるめ”っていうより“言い伏せ”だからな。」

PL1「本家よりマシだからセーフ。」

KP「ハルカは君たちを見回し、少し考えてから口を開く。『案内できる場所はいくつかあります。坑道、宗教施設、村の中心広場──どこから行きますか?』」

PL2「いきなり坑道に行くのは自殺行為っぽいな。」

PL3「宗教施設、真っ先に抑えるべきだろう。拠点としても使える。」

PL4「広場でギターかき鳴らしても人は起きないんだろ?だったら施設優先だな。」

PL1「……んじゃ宗教施設で決まり。ハルカ、案内よろしく。」

ナレーション「四人とハルカはゆっくりと歩き出す。静寂に包まれた村を抜け、重い扉の前にたどり着いた。そこは宗教施設──眠りを祝福と呼ぶ村の心臓部だった。」

KP「宗教施設に入る前に、周囲を探索できます。技能をどうぞ。」

ナレーション「全員が判定を振る……しかし僅かな下降補正が響いて、結果は失敗に終わった。」

PL2「おいマジか、見落としたか。」

PL4「ダイス神めぇ……。」

ナレーション「方針を変える。四人はそれぞれバラバラに散り、リスキーな単独探索を開始した。長いのでカット。」

KP「高低差の少ない村のはずだが、下降補正の度合いに妙な差があることに気づきます。」

PL1「なんかイヤな予感しかしないんだけど。」

PL3「……呼吸が、水泳で潜った時と同じ感覚だな。」〔成功〕

ナレーション「PL3は奇妙な違和感を察知した。村の空気が薄い──酸素が欠けている。」

KP「全員、位置を改めます。一旦集合してください。」

ナレーション「四人は再び広場に集まり、互いに情報を持ち寄った。」

PL1「……前回は星にまつわるシナリオだったし、地学ネタも多かった。だから今回も重力が関係してるって仮説を立てる。」

PL2「酸欠までは確定だな。ただ、この高低差でここまで変わるのはおかしい。」

PL2「考えられるのは天候に関連した神性による安楽死、あるいは遠くで大規模な災害が起きていること。」

PL2「例えば火山の噴火で光合成が止まって酸素が減ってるとか、台風やハリケーンによる酸素濃度の低下、隕石衝突が他国で起きている可能性もある。」

PL3「発想が世界規模すぎて怖ぇよ。」

PL4「いやでもクトゥルフ的にはありえるのがまた困る。」

PL3「眠り村って呼ばれてるくらいだ。なら普通に“眠り”に関わる神性が原因じゃないか?だから神性を調べるチーム三人、それ以外を調べる一人に分けるべきだ。」

PL4「いや下手に考えるより化学物質の線が濃いだろ。例えば温泉を掘ってガスが出てるとかさ。化学と医学の技能はあるし、その探索は俺が請け負う。」

PL1「なるほどね、神性三人と化学一人で分断するのか。」

KP「方針は決まったようだな。神性関連の調査と、化学的原因の調査、それぞれ動くことになる。」

ナレーション「朝霧ハルカが先導し、村の中を案内する。静まり返った通りを歩きながら、四人は村の全体像を観察していく。」

ナレーション「離れると警戒されるため、今は四人でまとまって行動している。」

PL1「……ハルカが前を向いた隙に目を逸らす。」

PL4「んで、その隙に眠ってる村人の腰についてる鍵を……型取ります。」

ナレーション「眠った人間の腰についた鍵に手を伸ばす。迷いはない。」

KP(シークレットダイスを振る…忍び足判定×4)

KP「……すべて成功と処理します。」

ナレーション「誰にも気づかれず、PL4は鍵の型を取って保管した。夜になれば、金属加工と鍵開けで複製が可能になるだろう。」

PL2「おいおいマジでやりやがった。」

PL3「忍び足全部成功ってシークレットだとわからんのが逆に怖ぇな。」

PL1「……逆に怪しいな。ここまで上手くいくのは何かある。カメラがないか目星する。」

KP「判定どうぞ。」〔目星→判定〕

ナレーション「周囲の建物の影や壁を探るが、監視カメラのようなものは見当たらない。ただ、視線を感じるような妙な圧迫感だけが残った。」

PL3「なら、俺が代わる。追跡に備えて警戒は引き継ぐ。」

PL1「了解、じゃあ私は一歩下がって視界広く確保するわ。」

ナレーション「二人は自然に立ち位置を交代し、いざという時に追跡に移れるよう備えた。」

PL2「なんかプロっぽくなってきたな俺ら。」

PL4「JKがプロムーブしてるの笑うしかない。」

ナレーション「村の中央に建つ宗教施設は、石と木を組み合わせた質素な建物だった。だが入り口の扉には奇妙な彫刻が施されている。眠る人々の顔、横たわる体、その上に差し伸べられる手──眠りを祝福と呼ぶ村の象徴のようだった。」

ナレーション「朝霧ハルカが重い扉を押し開ける。中は薄暗く、窓から差し込む光はほとんど遮られている。」

ナレーション「壁には古びた布が掛けられ、中央には大きな寝台が据えられていた。誰もいないはずなのに、まるでそこに人が横たわっているかのような存在感を放っている。」

ナレーション「香のような甘ったるい匂いが漂っており、深呼吸すれば意識が沈んでいきそうになる。」

朝霧ハルカ「……ここが、村の人が眠りを祈る場所です。」

PL2「うわ、雰囲気やべぇな。」

PL4「寝台ってもう完全に棺じゃん。」

PL1「いやむしろベッドでしょ。安心感ある。」

PL3「その安心が一番危険だな。」

PL4「通称・ラブホテル宗教施設。」

PL1「柵とか設置してあんのかな。」

PL2「ラブホテルでバイトしてた人に聞けば?」

GM「ラブドールをゴルフバックに入れてる人が過去一紳士的だった。」

PL4「過去一使えねぇ情報渡された。」

KP「何芸術と製作振ってんだ。」

PL4「そりゃ勿論、強制一晩コースで金を搾り取るホテヘルだよ。」

GM「神話生物に戦えそうな鬼が出てきた。」

KP「村の中央には広場があり、人々が眠ったまま横たわっている。周囲には木造の民家や古びた商店が見える。少し離れた場所には宗教施設の建物がある。まずはどこを調べますか?」

PL3「広場には何がある? 噴水とかあるのか?」

KP「ある。中央に噴水が据えられている。」

KP「ただし水は濁って油の膜が浮いているな。」

KP「周囲には腰掛けたまま眠っている村人も見える。どうする?」

PL4「改めて医学振るわ、起こしても問題ないだろ。」

PL1「ちょっと聞き耳する。噴水に。」

KP「どっちも成功……医学の結果は“気絶”、噴水は“ポンプの音”だな。あと配電盤も見える。」

GM「ンナンナ!」

PL1「ンナナ……。」

PL2「ンナ!」

PL3「ンナァ!!」

PL4「ワタワタ!」

KP「それボンプ。」

KP「配電盤は錆びているが、まだ通電はしているようだ。噴水のポンプ音もそれで動いている。」

PL1「ンナ。」

PL2「ンナナ。」

PL3「ンナァ。」

PL4「ンナナナ。」

GM「ンナンナ。」

KP「……えーと、つまり調べたいのは配電盤か?」

PL1「ンナ。」

PL1「ンナ(配電盤周りの配線を把握する。無線封じても有線の可能性があるから、情報配電盤の可能性がある。機械修理、コンピューター持ってる?)」

PL2「ンナ(高圧電流でトラップの可能性もあるな。社会学と歴史で推定してみるか。型番は……無いか。)」

PL3「ンナ(電柱は結構あるみたいだね。コンクリートまで調達できてる。木材じゃなくて。)」

PL4「ンナ(鍵開けで一応中を確認できるよ)。」

KP「……なんて?」

GM「ンナナ(お前はまだ着いてこれないようだな)。」

KP「では判定に入ります。PL1は機械修理、PL2は社会学+歴史、PL3は目星または知識で外観確認、PL4は鍵開けです。順番にどうぞ。」

KP「配電盤の配置そのものは複雑で、ここから全貌は分からない。ただ、ケーブルの太さや、いくつかの民家が変電施設のように使われていることは分かる。」

KP「しかし実際に使われている電力は少ないようだ。」

PL1「……待てよ。これ、キャパシティ自体は“変電所クラス”なんじゃないか?つまり大量に電力を使用する前提で組まれてる。実際は使ってないのに、だ。」

PL2「つまり“余剰の設備”があるってことか。」

PL3「村の生活水準と釣り合わんな……。」

PL4「ギターアンプ爆音で鳴らせるなこれ。」

KP「最後のは無関係だ。」

PL2「……ちょっと待て。これ酸欠とか眠りの奇跡とか、全部ミスリードじゃないか?」

PL1「は?」

PL2「発電所とか電力施設が無くなったせいで、人間に紛れてたアンドロイドが止まってるんだよ。」

PL3「お前急にSF持ち込むな。」

PL4「じゃあここサイボーグ村か? ギターで充電とかいる?」

PL4「アンドロイドと化学物質は近いし、私の推理に共通している。だからこっちで探していいか?」

PL2「おう、任せた。」

PL1「……分かった。推理は一旦後回しで。見てみろよあのGMの顔、“解いてくれてありがとう”みたいな顔してるぞ。」

PL3「確かにそれっぽい顔してるな。」

PL4「じゃあ噴水の水質をチェックするわ。化学で判定──」

KP「……失敗。」

ナレーション「判定は失敗したが、一つだけ気づいた。噴水の水は妙に冷たい。」

PL4「冷たい……まぁ山の水だからな。そりゃ冷えてるわ。」

PL2「確かに、それっぽいな。」

PL1「いや妙に冷たいってのは気になるけど……まぁ今は山水ってことで片付けとくか。」

PL3「山の恵みってやつだな。」

GM「冷たい視線を常に浴びせてくるPL1みたいだな。」

PL2「山にいる犬神もCV美輪明宏だし。」

PL3「このGMの事だから“神=実体が無い/少ないから体温低い”とか仕込んでくるだろ。」

GM「もうやったから使う予定ないぞ。」

PL4「……(あ、もう分かった。これ真相は──)」

PL1「おい何か思いついた顔してるぞ。」

PL4「いや、まだ言えない。証拠が足りない。」

PL2「出し惜しみとかじゃなくて?」

PL4「RP的にまだそのタイミングじゃないんだよ。」

PL3「……なるほど、いい判断だ。」

PL4「……坑道の痕跡が無いか探すぞ。」

PL2「おいおい、勝手に動くとそろそろ他の村人が起きちまうぞ。」

PL3「確かに、目立つ動きは危険だ。」

PL1「朝霧、疑ってるわけじゃない。ただ俺たちも調査の証拠を文書に残す必要があるんだ。これがあれば事件のトラブルを減らせる。どうだ?」

朝霧ハルカ「……本当に、それで村が疑われずに済むのなら。」

PL1「約束する。だから協力してくれ。」

KP「言いくるめ判定──成功。ハルカは渋々ながらも頷いた。」

PL4「よし、案内してもらえるな。」

KP「広場に戻ると、そこには数人の姿があった。その日に目を覚ましていた、この村の兄弟たちだ。」

葛西カナエ「……君たちも起きていたのか。」

森崎リク「珍しいな、こんな日に皆が顔を合わせるなんて。」

御堂アキオ「状況が状況だ、仕方ないか。」

御巫マサト「それでも“眠り”は村の祈りの証だ。乱さぬように。」

朝霧ハルカ「みんな……この人たちは外から来た調査の人たちです。」

KP「目の前にいるのは今日この村で目を覚ましていた者たちだ。まだ言葉を交わす前に、君たちは外見や持ち物、態度を観察できる。まるで取り調べの導入のような場面だ。」

KP「まずは朝霧を分析してみよう。会話を始める前に、外見や持ち物から分かる情報を探ってください。心理学、生物学、医学、社会学、聞き耳、説得、言いくるめ、信用など、幅広い技能が有効です。」

PL1「心理学で見てみる。……成功?」

KP「彼女は表面上は冷静だが、不安を必死に押し隠しているのが分かる。」

PL2「医学で。手とか体調は?」

KP「指先に細かい傷が多い。道具を扱ってきた跡だな。体そのものは健康そうだ。」

PL3「社会学で確認。教育水準は?」

KP「言葉遣いは丁寧で、村の平均より明らかに高い教育を受けている。」

PL1「聞き耳も振るわ。……成功!」

KP「静かすぎる……虫の声も生活音もない。ただ鉱石と油の匂いが、彼女の衣服からわずかに漂っている。」

PL2「一旦抜け出す。」

KP「ういっす。」

PL2「忍び足で村の裏を探るわ。」〔成功〕

KP「物置のような小屋を見つける。中には大量の酸素ボンベが並んでいた。」

PL2「……厳重にしまってあると思ったけど、鍵は簡単に開いた。ってことは常用されてた可能性が高いな。」

PL1「つまり、酸素が不足してる証拠か。」

PL2「そう考えると、一番危ないのはPL4だろ。酸素を持ち出す。濃度が低いなら、水泳技能を持つPL3が有利なはずだ。」

PL3「……つまり俺が取り調べ役を交代する、と。」

PL4「ちょっと待て、酸素無いと俺が一番やばいってことか。」

PL2「そういうこと。交代だ。」

KP「全員一人称俺なん?」

GM「ウチの女男勝りな性格とスペックなんで・・・ツイッターで嫉妬されるタイプの・・・。」

PL3「次は御巫を呼んで話を聞こう。朝霧を見て判断したが──仮に神格だろうと化学物質だろうと、必ず主犯が存在すると考えるべきだ。」

PL1「なんでそう思う?」

PL3「噴水に規格外の高価な設備があった。無駄に過ぎる投資は、誰かが実権を握っている証拠だ。だから御巫を調べる。」

PL2「なるほどな、神か科学かはともかく、操作してるやつがいると。」

PL4「つまり黒幕探しってことか。御巫に白羽の矢が立ったわけだ。」

PL3「御巫をこちらに。……観察する。心理学で判定。」〔成功〕

KP「彼は冷徹な雰囲気を纏っている。信仰や理念を優先する姿勢が強く、個人の感情はほとんど見えない。」

PL1「じゃあ医学で。体調は?」〔失敗〕

KP「特に目立った情報は得られない。」

PL2「社会学で周囲との関係性を見たい。」〔成功〕

KP「服装や装飾は明らかに他の村人より豪華だ。資源や地位にアクセスできる立場にあると推定できる。」

PL4「聞き耳。……成功?」

KP「彼の腰の袋から、金属の擦れる小さな音が聞こえる。それと……匂い。油のような、鉱石に混じった臭気だ。」

PL3「やはり実権を握る立場か。」

PL1「とは言っても名前的にはそう思わないな。御巫って、生贄に近い感じがするんだよな。」

PL3「なるほど……だがそれなら、神性に関しての証拠の有無で判断すべきだろうと思うんだよな。」

PL2「つまり、御巫を疑うにしても“神と繋がってるかどうか”を確認するってことか。」

PL4「証拠探しモードに入ったな。」

KP「御巫への取調べはひとまず終了です。場の空気が重くなったところで、一同は休憩を取ることになった。」

PL1「よし、じゃあ休憩の名目で朝霧と少し話してみる。」

PL2「タイミング的に自然だな。」

PL3「なるほど、正面突破じゃなく休憩扱いか。」

PL4「いい感じに柔らかく聞き出せそうだな。」

PL3「じゃあ神性の証拠を探す。祭壇とか文様とか──」

朝霧ハルカ「待ってください。それは……見るべきじゃありません。害があります。」

PL1「止めるってことは、逆に重要な証拠だろ。」

PL2「心理学で確認する。……成功?」

KP「彼女の言葉に偽りはない。実際に見れば精神的な害があることは間違いないだろう。」

PL4「つまり本当に危ないってことか……。」

PL3「だからこそ証拠としては強い。どうする?」

KP「休憩の合間、PL4は単独で坑道へと足を踏み入れる。中は思った以上に深く、岩肌に沿ってトロッコのレールが伸びている。だが電子機器や照明設備は見当たらず、整備されているのはレールと簡易的な支柱くらいだ。」

PL4「おぉ……ここ思ったよりちゃんと整ってるな。トロッコ動かせば奥まで行けそうだ。」

PL1「単独潜入してるの冷や冷やなんだけど!」

PL2「朗らかに言うけど、こういう時に死ぬのがPL4だぞ。」

PL3「いや、ここは水泳技能が活きる場面だろ……あ、でも俺じゃなくてお前が行ってるんだよな。」

PL4「俺ひとりで頑張ってるんだから応援してくれや!」

KP「坑道は深く掘り進められており、レールや支柱は整備されている。だが、明らかに不自然なのは──電子機器がまったく存在しないことだ。照明もなく、電線もない。あるのはランプ跡と手作業の道具ばかり。」

PL4「……電子機器ゼロ、か。ランプ跡はあるのに灯りは残ってない。なんか不自然だな。」

PL1「電子機器を避ける理由……?まさか全部アナログで動かしてんのか?」

PL2「朗らかに推理すると、電力を“別の用途”に回してるってことじゃねぇか?村全体で見てもキャパおかしかったしな。」

PL3「確かに。外では変電所クラスの設備を抱えていたのに、坑道内は手作業同然。矛盾が大きすぎる。」

PL4「……(奥に進んでいいのか?ってか絶対神格配置されてるだろこれ。トロッコで突っ込んだら一瞬で死ぬ未来しか見えねぇんだけど)。」

PL1「戻るにしても今の情報は強い。電子機器が無い坑道って、ただの資源採掘の場所じゃねぇ。」

PL2「酸素ボンベと合わせたら、酸素濃度の問題と直結してるな。」

PL3「……つまり“電気は生存に使えない”。いや、“使ってはいけない”。」

PL4「うわぁ、今めっちゃ背筋ゾクッとした。クトゥルフやってるなって感じだわ。」

GM「なんか急にうるさくなったな。(アルコールで酔えない人)」

KP「お酒回る始めたんじゃない?(薬のせいで慣れてる人)」

PL3「奥はさらに空気が薄いはずだ。呼吸に気をつけろ、PL4。」

PL4「……ボンベ無しで進むのは無謀だが、それがこの村の“日常”だった可能性もある。なら俺が実際に体験してみるしかないだろ。」

PL1「つまり実地検証ってわけか。」

PL2「朗らかに言えば、犠牲者第一号だな。」

PL4「そういう役回りは慣れてるさ。行くぞ。」

KP「PL4はさらに奥へ進む。坑道内は妙に血行が促進される感覚があるのに、息苦しさが増していく。気温は高く、汗が滲む。」

KP「ただし道具は整っており、採掘のための設備や器具は十分に揃っている。」

PL1「……血の巡りが良くなるのに酸素が足りないって、余計に不自然だな。」

PL2「朗らかに言うなら、“何か別の要素”で体を無理やり活性化させてるのかもな。」

PL3「高温環境で酸欠……危険すぎる。」

PL4「ここで作業してた人間が長生きできるはずがないな。」

KP「PL4は坑道の奥で“あるもの”を見つける。それは自分の推理が正しいと裏付ける決定的な証拠だった。」

PL4「……やっぱり、そういうことか……。」

KP「だがここでCON×5を判定してください。」〔失敗〕

KP「息苦しさが一気に限界を越え、視界が暗転する。PL4は気絶した。」

PL3「俺が行く。酸素ボンベを持って救出に向かう。」

KP「PL3は酸素ボンベを背負い、坑道の闇へと足を踏み入れる。入った瞬間、むっとする熱気が顔を叩き、肺に重くのしかかる。呼吸が乱れ、ボンベを通した空気だけが頼りだ。」

PL1「大丈夫か、声は届くか?」

PL3「……ああ、聞こえている。だが奥は思った以上に深い。岩肌が汗で滑る……。」

KP「足元には散乱した工具、壁には削り跡。作業の痕跡は鮮明なのに、人の気配はなく、空気だけが淀んでいる。」

PL2「朗らかに言うけど、まるで“ここで人が消えた”みたいだな。」

PL3「……っ、見えた。倒れている。PL4だ。」

KP「薄明かりの中、PL4は岩壁に寄りかかるように崩れ落ち、胸はかすかに上下している。息は浅く、顔色は土気色に沈んでいた。」

PL1「急げ! 今ならまだ間に合う!」

PL3「任せろ。ここからが正念場だ……。」

KP「PL3はPL4の体を抱え起こす。持ち上げた瞬間、その重さが想像以上にのしかかる。気温の高さ、酸素の薄さで筋肉は鉛のように重く、腕が震える。坑道は緩やかな傾斜だが汗が岩肌を濡らし、足元は滑りやすい。背中の酸素ボンベはずしりと食い込み、呼吸も浅くなる。」

PL1「上がるのは下りるよりきつい……!」

PL2「朗らかに言うけど、ここからが本番だな。気を抜けば二人まとめて窒息だ。」

PL3「……っ、まだ……持つ。まだ動ける。」

KP「数歩ごとに心臓が破裂しそうなほど打ち、視界が霞む。だが背負ったPL4の体温が確かに残っている。それだけが力を繋いでいる。」

KP「場面を移す。次は森崎の取り調べだ。広場の空気は張り詰め、森崎は静かに腰を下ろしているが落ち着きなく視線を揺らしている。」

PL2「俺は銃を忍ばせておく。取り調べの最中でも撃てるように準備する。」

PL1「私は残り四人に話を続けながら監視する。」

KP「その瞬間、朝霧を除いた三人が一斉に動いた。不意打ちの拳がPL1へと叩き込まれる。」

PL1「反撃する!」

KP「だが不意を突かれ間に合わない。HPを5失います。」

PL1「ぐっ……くそ、やられた……!」

KP「PL1が殴られ体勢を崩した。森崎は取り調べの場にいながら動じず、じっとこちらを見ている。」

PL2「銃を抜いて構える。けど撃たない。様子を伺う。」

PL1「いってぇ……けどまだ立てる。三人から目を離さず牽制するぞ。」

KP「緊張が走る。森崎がようやく口を開く。」

森崎「……人を裁くのは、神か。それとも人か。」

PL3「PL4を投げる!窓ガラスごとぶち破る!」

KP「成功。PL4の体は窓を砕き、破片が散る。視線が一斉にそちらへ向かった。」

PL3「よし、狙い通りだな。」

PL2「森崎の喉を狙ってナイフで切る!」

KP「命中。森崎は声を失い崩れ落ちる。」

PL2「黙ってろって言ったろ。」

PL3「残り四人にタックルする!」

KP「回避される。しかし酸素ボンベのチューブを掴み裂いた。背中から外れて転がる。」

PL3「外せば十分だ!」

PL1「まだ動ける……!PL3、頼む!」

PL3「抱き上げるぞ!」

PL2「転がったボンベに銃撃!」

KP「命中。爆発が走る。炎と轟音が空間を飲み込む。」

PL2「これで幕引きだ。」

KP「爆発の余波で部屋は炎と煙に包まれた。破片が飛び散り、床は揺れ、視界は真っ白になる。」

PL3「PL1を抱えて退避する!」

KP「腕に力を込め、一気に出口へ駆ける。背後で火柱が立ち、壁が崩れ落ちる。」

PL2「銃を構えたまま後退、追ってくる影がいないか警戒する。」

KP「生き残った三人は混乱して身を隠している。追撃はない。」

PL1「っ……まだ意識はある、大丈夫だ。」

PL4「……ぐ、う……意識が戻る。」

KP「四人は辛うじて炎の渦から脱出した。坑道の入り口で再び合流することができる。」

PL4「……実は最初から考えていた。ここはウラン鉱山だ。掘り進めてラドンガスが溜まり、人々は窒息して倒れた。眠るように見えたのはそのせいだ。」

PL1「おい……じゃあ朝霧の指先の切り傷も……?」

PL4「あれもウラン鉱石によるものだ。尖らせれば放射線は一点に集中する。武器というより、道具として使える代物だ。」

PL2「朗らかに言えば、あのボンベも酸欠対策で常用されてたってことだな。」

PL3「……つまり“眠り村”は窒息とラドンガスによる休息を両立した土地だったのか。選び方次第では、温泉地として観光名所にすらなっていたかもしれん。」

PL4「結論は一つだ。──ここには神格なんて存在しなかった。」

KP「事件は解決を見た。警察関係者の報告は簡潔だった。死因は窒息。不法な開発。そして宗教との小競り合いが当分続いた。しかし眠っている人間たちにはどうにもできなかった。それがこの村の現実だった。」

PL1「……力で抑え込める話じゃなかったな。」

PL2「朗らかに言えば、ただの人間の欲と環境の組み合わせだ。」

PL3「俺たちは神も悪魔も追っていたつもりで、結局はただの鉱石と毒ガスに振り回されただけか。」

PL4「最初から分かっていたことだ。神格なんていなかった。それでも真相に辿り着けたのは、この村の人間を見抜いたからだ。」

KP「こうして眠り村の調査は幕を閉じる。選択次第で温泉観光地として栄えることもできた土地は、いま静かに封鎖され、誰も近づかない場所となった。」

KP「第一部『天与歴程』終了です随分省略しやがったなクソが。」

GM「まさか半分くらい削られるとは思ってもなかった。」

PL1「まぁでも五部作なんだろ?」

GM「『天与歴程』『大きな森の小さな人』『諸国民の神』『護教正義』『功労夢』で第一部が終了。」

PL2「パロディタイトルか・・・ん、あ、破滅の街って事か!アポルオンとかどこかしらに似たものがあったんじゃないか・・・うわー、結構回収し忘れてる?」

GM「あー、四部からガッツリ出るからそんな心配しなくていい。」

GM「じゃあ休憩入れたら次やるんでよろしく。」

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