【詩】落陽
悪夢を視ていた
風そよぎ 空を切る
山なり 振動
脈動する細胞が
どうか星を掴みますように
喜びよ 悲しみよ
切なさを 背負ったあなたは
輝いていた
輝いていた
異国 海を越えた麓
その声は 僕の何かを引き裂いた
生命の行きつく先
光明 というか錯覚
耳鳴り あの夢の続きを
どうか どうか
天命に誓う 今ここに誓う
欲求の果て その先
濁りとか欲望とか
全て捨てて この汚れた
穢れなき精神の末路
行く末 立たれた航路
落陽こそ ああ 美しく
ここに立て ここに立て
青年よ
永き 忘れた人よ
百数十億
投げられたバトンを
地球の一部として
受け取ってしまったあなたよ
夢そよぎ 風が吹く
立ち向かうも 諦めるも
等価値の水辺
裏側に立った私は
ひっくり返って つんのめって
この世はもとより
裏側だと気づいた
高鳴る 心拍
再開したメトロノーム
靴投げ出して 駆け出して
どう転ぼうが これは希望だ
誠心誠意 哀れな生命をかけて
この願いも行く末だけは
この願いも行く末だけは
数多世界だれも知りはしない




