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第4章

 流石教授率いる地球からのニューゲノム捜索隊一行の様子をつぶさに伺っているルシアのICチップ脳波無線にソフィアから通信が入る。





「ルシア、流石教授は現在どんな様子なの?」






「それがな、極めてまずい状況下にあるのだが、どうやら政府機関とのコンタクトにおいてカイルとアリスの捕獲協定が結ばれたようだ。

 彼らはタッグを組んで君たちの居る場所を近いうちに突き止める事になろう、覚悟は良いかな?」






「何よ全く!この期に及んで冗談言ってる場合?一体これから何処へ行けば良いのよ!」






「それについては私の方で既に下準備が完了しているからご心配無く!ではそろそろそちらに参るとするかな~~~。」







 通信はルシアの方から切られた。






 動揺するソフィア。その様子を伺っていたニューゲノムのカイルとアリスのほうでも、既に二人の会話の内容は脳波によって解読していた。






 ソフィアは不安と焦りが入り混じった表情を浮かべながら、カイルとアリスに向かって言いました。






「私たちも早急にこの場所から逃げなければならないが、しかしどこへ向かっていったものか……

 ルシアが言った通り、教授とタッグを組んだ政府機関は私たちの居場所を突き止めるつもりだから。」






カイルはこれに対し冷静に答えました。






「そうですねソフィア。ルシアが下準備をしていると言っていたから、彼の案内に従うのが得策だろう、ようやく彼も信頼できる仲間になったんだな!」







アリスもカイルの意見に賛成しました。







「私たちはここにいても何も変わらない。逃げ場所だってわからない。当然、ルシアの計画に従うしかないよ。」







ソフィアは少し落ち着きを取り戻し、頷きました。







「二人の気持ちは十二分に分かったわ。ルシアが来るまで身支度を整えましょう。

 そして、次にどこに移動すべきかの情報や、今後の事を貴方達ニューゲノムの透視能力やAIを駆使して、早速捜索を開始しましょう。」








〜☆〜☆〜☆☆〜〜








しばらくして、ルシアが到着し、次の行動計画を話し合うために一堂に集まりました。







 政府機関の追跡から逃れ、ニューゲノムの探索を続けるために彼らは団結し、逃避行の計画を立て始めました。






ルシアのチャーターしたEVカートに一行は乗り込んだ。

 自動運転のカートは指定ルートの案内で地下シェルター都市ベラシティの郊外へとどこまでもハイウェイを突き進んでゆくーーーー






 事の成り行きに気をもむソフィア達にルシアは話しかける。






「皆、心配しなくても大丈夫だよ。この地下シェルター都市ベラシティの郊外のある場所に到着すれば、我々の安全は確保されるから。

 そう、ちょうどこの辺りから先は、政府機関の通信が届かない電磁バリアの内側の場所になるからね。」






ルシアの説明にソフィアは少し安心感を憶えたのか、ルシアに微笑みました。






「ありがとう、ルシア。あなたの計画には信頼しているわ。」






カイルも同様に頷きました。






「ルシアの案内に従うのが一番賢明だろう。なんたって彼はこのスパイ活動に関してはベテラン、プロ中のプロ何だからね!」






アリスは車窓から外を眺めながら言いました。






「これからの冒険に期待が高まるが、その反面一体僕らニューゲノムがどんな扱いを受けるのか心配だな。希望的な新しい展開が待っているといいなぁ。」







 EVカートは指定ルートに従い、静かにハイウェイを進みました。






 ルシアの冷静なリーダーシップの下、ニューゲノム捜索隊は次なる展開に備え、新たな未知の可能性に胸を膨らませました。









〜☆〜☆〜☆☆〜〜








その頃、地球からニューゲノム捕獲計画でやってきた流石教授とガンダル星政府機関との間で議論が逼迫していた。






 中々捜索の矛先の定まらない担当者たちとの議論は緊迫しており、会議室の雰囲気は重苦しかった。







 政府機関の代表格である大臣は厳格な表情を崩さず、冷静に語りかけました。







 「教授、我々のニューゲノム捕獲計画は我がガンダル星及び貴方がた地球の未来にとって、最も重要な要素であります。


 もしもニューゲノム達の捕獲が頓挫した場合、我々サンタクロース星人の生粋のDNAの維持が叶わなくなることで、我々の持ち合わせたスピリットも総じて崩壊することになるでしょう。

 もし地球人とのゲノムハイブリットのシェアがこの星で大多数になった場合、我々の育んだプライドの高い文化は踏みにじられて消滅してしまうでしょう。

 これが成功しなければ、ガンダル星の未来は絶望的になるかもしれません!」







 流石教授は大臣の意見を尊重し、真摯な態度で応じる事になりました。







「私たちはニューゲノムの研究を進め、新たな可能性を探るためにここに参りました。

 しかし貴方がたに我が組織への協力を強要することは決して良い結果を生みません。

 我々はお互いの星にとって最も良識的な手法として、共同研究の対象としてあの二人のニューゲノムを捕獲する義務があると考えます。

 科学と知識というものは古来から、それぞれの自由意志に基づいて進化すべきものでありますからね。」







 会議室の中でガンダル星政府機関のメンバーたちも意見を交わしあい、議論は夜半まで長引きました。







 一方、政府機関との交渉が行われている間、地球からのニューゲノム捜索隊はMAP上で地下都市ベラシティの潜伏を想定したシュミレーションを綿密に行っていきました。






 それぞれの思惑の中でどちらの立場にとっても未知の未来への挑戦には違いなく、第一歩を踏み出す勇気と覚悟を持ちながらも必死で運命を切り開こうとしているその姿に偽りはなく、真摯な精神から来るものであることに他ならないのでした。







 この時点において、それぞれの思惑のどれが正しいものか、誰も答えを持ち合わせていなかったのですからーーーー








〜☆〜☆☆☆☆〜







 その頃、ソフィア一行は、ルシアの計画に従って行動を進め始めました。






 彼らは地下シェルター都市に入ってから、安全な場所での滞在を求めながら、次なる行動を検討するのでした。







 一方、地球とガンダル星政府機関の議論は依然として続いていました。







 特に政府系大臣と流石教授の間での対話は、徐々に理解と協力の方向に向かいつつありました。







 教授の熱意と、ガンダル星政府の願望が少しずつ調和し、解決策が見つかる兆しでした。







 しかし政府機関内部でも対立が根深く、決定を下すには途方もないタイムスケジュールを経る必要が算出されました。







 一方で、教授は地球からのニューゲノム捜索隊がベラシティに既に滞在していることを把握しており、彼らとの連絡手段について政府機関に秘密裏に遂行しようと画策していましたーーーー







 そして地球人達の真の目的、その展開とは!政府機関は地球人と友好的に交渉が進行していると思いきや、ニューゲノム捜索が完了した暁に彼らはどのような行動を引き起こすのだろうか〜〜〜






 ニューゲノムの未来への一歩は理不尽にも目前に迫っており、どちらの思惑の真偽でさへも明らかではない渦中で、それぞれの重要な決断を迫られてゆくのも間近となってくるのでしょうーーーー











☆☆☆to be continued!!!///













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