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第2章

 捜索チーム一行は惑星ガンダルに迫っていた。




 ルシアの計画である彼のエゴからくる地球人とガンダル人のハイブリットであるニューゲノムの繁殖を阻止するために、そしてアリスとカイルの未来を守るためでもある。




 流石の捜索チームは結束し、勇気をもって新たな世界へと飛び立っていくのだった。




 ガンダル星の研究機関員ソフィアの正直な心境といえば、彼女は長きに渡り、そう、ある意味青春を共にしてきたカイルがアリスと繁殖を目的に一緒になることが気がかりでならなかった。




 ちょうどアリスが席を立った隙に話しかける。





「ねぇ、カイル。貴方ならどうする?既に貴方なら透視能力で私の脳波を読み取っているから判るわよね。」





 するとカイルは気まずそうな雰囲気で向き直ると、真顔でソフィアをジッと見つめる。




 とっさに思わずソフィアの頬が赤らむ。





「ああ、ソフィア。君の気持ちは十分以上に解っているよ、ありがとう。

 だがね、君が思うほどルシアは悪人なんかじゃ無いと思うのさ。


 幸い僕の持ち合わせている特殊な能力のお陰で、敵と味方の双方の思考をスキャンできるから、僕にとっては丸見えなのさ。

 実はね、彼の究極の目的とはガンダル星人の悪しき遺伝子から来る闘争本能を将来的に壊滅することが目的なのさ。


 そこでこの銀河系で最も融和的な民族である地球人のDNAを取り入れた私達ニューゲノムの繁殖により、融和的なハイブリットを増やすことで、未だ解決しない様々な闘いを抑止できるという平和的な観点からの行いなのさ。」





 ソフィアは驚きと理解の入り混じった表情でカイルの言葉を聞き入れた。




 彼女の心には初めての感情が広がっていた。彼女は思わず微笑みながら続けた。




「カイル、あなたの言葉に心から感謝します。それでも、私は心の奥底で、アリスとの未来を思い描いてしまいます。

 彼女は私の大切な友だちですし、私たちの運命は彼女が関わることによって大きく変わることを感じています。」




カイルはソフィアの手を取り、優しく握った。彼の目には深い思いやりが宿っていた。





「ソフィア、君が感じる心配はよく分かる。でも未来はまだ予測できない。

 僕たちは選択をすることができるんだ。 

 ルシアの計画を阻止することも、アリスの未来を守ることも両立できる方法を見つけることができるかもしれない。

 君と一緒に、その方法を見つけ出してみたいと思うんだ。」





 ソフィアの心は温かい感情に包まれた。彼女はカイルの手を握り返し、微笑みながら言葉を紡いだ。





 「ありがとう、カイル。あなたと共に未来を切り開いていけることを嬉しく思います。

 私たちの捜索チームは、困難な道のりかもしれませんが、結束して進んでいきましょう。

 アリスとカイルの未来、そしてガンダル星の平和のためにーーーー」




 二人は手を握りしめ、新たな冒険への一歩を踏み出した。





 彼らの勇気と信念は、未知の世界で待ち受ける困難に立ち向かう力となるのだった。




カイルと同じくニューゲノムのアリスにも透視能力は備わっていた。




 ガンダル星人の思考は解読できるのだが、何故かカイルの思考については解読不能であった。




 再びカイルの席に戻ったアリスが問いかけた。




「カイル、あなたなら私の事判るわよね?」




 すると怪訝な表情のカイルが話し出す。





「やはり君も……そうなんだ、どうしても君の思考には入れないのだよ。

 ということは、僕らニューゲノム同士にこの特殊な能力は通用しないということなんだね…」





 その頃ルシアは新たなプランを考え始めていたのだが、上空から何やら宇宙船が飛来して来るのに気付く。





 それは間違いなく流石教授率いるニューゲノム捜索チームの船であった。慌てたルシアはソフィアの元へと走り出す。





「どうしたのルシア、そんなに急いで?あ〜ら、改心したのかしら、私も貴方のプランに協力します。」





「それなら話は早いな、実はたった今、地球人の捜索チームが宇宙船で飛来してきたのを見たのさ。

 そいつ等の目的は私が20年前にニューゲノムをこの星に連れてきたことを知って、彼らを連れ戻すために捕獲に来たのだろう…

 えいっ、こうしては居れない、今すぐこの場から逃げるしか無いな。さぁ行くぞ!」





 ルシアの考えを聞くいたソフィアはこのことを彼らに伝えるために、足早に駆け出していった。ルシアは別行動で教授達の捕獲計画の阻止へと急ぐのだった。



 



 ニューゲノムのカイルとアリスは到着したソフィアの慌てた様子から既に事の重大さを察知していた。






「あなた達に追ってが迫っています。


 彼らは地球人であり、データベースによるとどうやら貴方達が生まれたゲノム研究機関の教授率いる捜索チームらしいの…


 さ、ルシアとのわだかまりももうオシマイ。一緒に逃げましょう。」






 ソフィアは研究所のエレベーターへと逃げ込むや、B20Fを押すと3人を招き入れるのだった。






 エレベーターは音もなく一瞬で指定の場所に到着しドアが開く。そして彼らが見たものは…









☆☆☆to be continued!!///















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